人妻女教師と肉体関係を持った話

人妻女教師と肉体関係を持った話

 高校時代のお話。

 私がまだお姉さんを名乗る前のお話。

 もう時効だし、イイだろと思うので話す。


 私は人妻女教師(担任)と関係を持ったことがある。人妻女教師は当時40歳で、私の年齢は17歳。

 ことの発端は、友達同士で行った罰ゲーム。で、女教師に告白することになった。

 勿論、俺は振られたわけだが……。


(面倒なので、俺表記で今後は書くよ)


 と言えども、俺は別にノーダメージ。

 というのも、俺には元々彼女がいたから。

 学校内でも美人と評判の他クラスの女の子(A)。で、大変面白い話だが、彼女持ちの男ってのは何故か女の子にモテるのである。

 俺は同じクラスの女の子(B)と肉体関係を築き、彼女と爛れた性生活を送っていた。

(他にも何人か肉体関係を持つ女性がいたのだが、全員語ると話が進まないので割愛)


 んでんで——。

 そんなある日——。

 人妻女教師から呼び出しを食らった。

 内容はBのことをどう思ってるのかってさ。

 どうやら女教師は、Bが俺のことを好きって話を聞いたようだ。彼女をこれ以上傷付けないでと言われてしまったんだよね。

 Bがどこまで話したは知らんが、俺が二股してるクズ野郎ってのがバレてしまったのだ。


 で、翌日——。


「ワタシもう嫌だよ。普通に付き合いたい」


 Bから話があると言われた。

 で、その内容がこちら。

 どうやらセフレの関係は嫌だったようだ。


「だからさ、Aと今すぐに別れて」

「それは無理。Aのこと好きだし」

「ワタシのことは嫌いなんだ」

「嫌いじゃないよ。Aと同じくらい好きだ」

「なら、決めてよ。どっちを選ぶのか」


 で——俺は結局Aを選んだわけだが。


 一週間も経たない間に、俺=最低な男という噂が出回る。クラス全員俺の敵。更には、Aからも別れを切り出され、俺ぼっちに昇格!


「ほら、痛い目見たでしょ。私が言った通りじゃん。本当にバカだなぁー、キミは」

「うるさいなぁー。それで今日は何の用ですさ? 俺さっさと家に帰りたいんですけど」

「ちょっとさ、私の手伝いを頼まれてよ」

「はぁ? 手伝い? 時給出ますか?」

「先生が大好きなマカダミアのチョコあげる。それでいいでしょ?」

「男子高校生をお菓子で釣るかよ……」


 と言えども、手伝うことに抵抗はない。

 家に帰っても暇だし、やることもないし。

 んで、俺は何かと女教師の雑用を手伝うようになった。教室内の張り紙を入れ替えるのも、俺の方が身長高かったし、協力したよ。


 で、気が付けば……。

 女教師が俺に対してスキンシップを取るようになっていた。頭を撫でてきたり、手を握ってきたり、ハイタッチしたり、抱きしめてきたり……少しずつレベルアップする感じ。


 俺はそれを嫌々な表情で誤魔化してが、悪くはなかった。やっぱり女性から触れられるってのは嬉しいからな。ちなみに40歳の彼女だが、見た目は三十代前半にしか見えない。

 本人自身も、結構若く見られると言ってた記憶。


 でさ。

 女教師と関わる機会が多くなってさ。

 事あるたびに、溜め息を吐くようになったんだ。で、気になって聞いてみたんだよ。

 そしたら、旦那さんと上手く行ってないと言われた。で、俺は話をじっくり聞くことに。昔から人の話を聞くのは得意だった。

 だからさ、適度に相槌を打ち、「それは大変ですね」「先生は悪くないです」「俺も同じ立場ならそういうと思います」みたいな感じで、相手の意見を全肯定してたわけ。


 そしたら……先生は「ありがとう」って涙ながらに言ってくれて、俺は優しく抱きしめた。


 でさ。

 それから一週間後ぐらいの話??


 Bから連絡が届いた。

 内容は「ごめん。忘れられない」とさ。

 この女のせいで学校生活が終わったのに。

 それなのに、仲直りなんてできない。

 だけど教室に行けば、絶対会うわけで。


「やっぱりナナがいないと無理だよ」

「……お前さ、本当に都合がいいよな?」

「都合がいい女でごめん。でも好きだもん」

「図々しいぞ。もう俺に関わるなよ、ブス」

「わかった。ならもう関わるのやめる」


 そう呟き、Bは教室の窓から飛び降りた。

 と言えども、俺たちの教室は二階。

 で、Bは校庭に落ち、全治2週間の捻挫!!


 Bの奇行が学校内に広まり——。

 二股疑惑が全て嘘だったことになった。

 実際は二股してたんだけど、Bが嘘を吐いていたってことで収束。

 俺はBから「Aと別れないなら死ぬから」と脅迫され、Aと別れるしかなかった。他にも、BからAを守るためにわざと自分から引き離した。みたいな感じで、俺を賞賛する噂が!!


 で、俺はAと関係を元に戻すことに。

 Aは部活動に所属してたから、俺は居残り勉強することに。で、女教師が俺の面倒を見てくれることに。ちなみに国語教師で、俺の苦手な古文を教えてくれた恩師でもある。


 俺が先生に古文を教えてもらう際、先生の胸が俺の膝に当たりまくり。更には香水のニオイが漂い、俺は無性にドギマギしてた。

 先生の顔色も若干だが、赤色になってた。


 で。


 Aが教室に来て、俺は一緒に下校。

 こんな日々を繰り返すこと1ヶ月ぐらい。

 古文の成績がダントツ一位になった俺氏。

 もはや敵なし状態になった頃——。


「ナナはさ、先生のことどう思う?」

「生徒のために一生懸命な頑張り屋さんな先生だと思いますけど……?」

「嬉しいけど……そーいう意味じゃなくて」


 そのさ、と女教師は目線を僅かに逸らし。


「先生のこと、一人の女としてどう思う?」


 どんなふうに答えたはもう知らん。

 だが、可愛いとか綺麗とか言った記憶。

 二十代後半ぐらいにしか見えないと言ったはず。若ければ若いほうがいいだろ??


 で——俺は先生と連絡先を交換。

 勉強で分からなくなったら教えてあげるから、気軽に連絡してと言われた。

 で、何度も連絡を取り合ってたわけだが。


 金曜日の夜。

 突然連絡が来て、今から会いたいってさ。

 明日は休みだし、まぁいいかと思い、俺は友達の家に泊まり行くと言い残して、先生の元へと向かった。


 そしたらさ。

 旦那と子供(幼稚園児の息子)が出て行ったと言われた。先生は過呼吸気味で、辿々しく話してくれた。

 旦那さんと先生が上手く行ってなかったのは、以前からずっと聞かされていた。でも突然置き手紙だけ残して消えるのはやりすぎ。

 とりあえず、俺は残された先生の対応に追われることになった。

 それで、俺は先生を慰めるため抱いたよ。


 教鞭に立つときの彼女とは打って変わり、女としての一面を見せる女教師。年齢は40だが、抱きしめ心地は意外と悪くなかった。

 旦那とはセックスレスだったらしく、若くて元気な俺とのプレイを楽しんでくれた。

 全てが終わったあとに……。


「こんなの初めてだよ、心が満たされたの」


 その一言を聞き、俺は優越感に浸った。


◇◆◇◆◇◆


 後日談——。

 結局、女教師は旦那と別れた。

 親権は彼女が取り、息子と二人暮らし。

 で、俺は——。


 Aと付き合いながらも、女教師との関係も継続させた。Bは学校を辞め、通信制高校に転校。で、俺は地元の国立大学に進学した。

 女教師が付きっきりで勉強を教えてくれて、俺の成績はみるみる上がっていったよ。

 んで、Aは他県の大学に進学。

 俺はAとの関係を切り、新たな彼女を作ろうと躍起になっていたのだが——。


 そんな折、大学一年生の夏。

 バイト先のファミレスでBと再会。

 Bは一年前から勤務しているらしく、俺に仕事を教える直属の上司になった。最初は「マジでありえない」と抜かしてたものの……。


 全ての問題は時間が解決してくれた( ̄▽ ̄)

 で、Bと高校時代の話になって……。


「あのときはハイになってた。ごめんね」


 Bから謝罪を受け、俺は許した。

 俺も彼女の気持ちを弄んだことを謝った。

 全てを清算して笑い話にしようと思った頃、俺はあの話をするのであった。


「でも、流石に二股を周りにバラすのはなしだろ。あのとき、マジで学校辞めようと何度も思ったからな。本当ほぼイジメ状態だし」

「えっ? アレ、ワタシ何も言ってないよ」

「ふぁ?? お前が腹いせに言ったわけじゃないの? 違うの?? えぅ??????」


 AとBとの関係を継続していた。

 つまり、二股していたことは俺とBしか知る由もないことだった。

 そう、あの人のことを除いては——。


「なら、女教師が言ったってこと??」

「どうして女教師が出てくるの?」

「だって、Bが相談してたんだろ? 女教師に恋愛相談。俺のことを好きみたいな感じで」

「いやいやいや、相談するわけないじゃん。てか、先生に言うわけなくない? バカ??」


 この瞬間、俺はパニックに陥った。

 全て——女教師の自作自演だと気付いて。


 お姉さんになった、今なら分かる。

 ていうか、予想に過ぎない話だけど。


 女教師は俺のことを好きだったんだ。

 いや、好きになったんだと思う。

 罰ゲームだとしても、女教師に告白したのだ。好きだと伝えられ、嬉しくない人間はいない。それもましてや、若い男に。

 でも、俺がAとBと二股してることに気が付き、Bのことで話があると誘った女教師。

 これで俺との接点を作り、女性関係を把握。その後はBの感情が爆発するのを見計らい、二股疑惑を広げる。これで俺は孤立。


 それを見かねて、女教師が登場。

 可哀想なぼっちの生徒を救う女神として。

 で、次々と距離を縮めていくわけで……。


 欺くして——。

 俺と関係を持つまで至ったのではと。


 女教師の連絡先は、現在もう削除済み。

 二度と連絡を取り合うことはないと思う。

 しかし、今でも高校時代に感じたあの熱を、俺は夏が来るたびに思い出してしまう。


————————————————————

作者から


 この作品は——。

https://girlschannel.net/topics/1150726/


 これの3が言っていた——。


 イケメンくんには女の先生も甘いな。


 このコメントに触発され書いてみたよ!!

 スマホでぶっ通しで書いてみました。

 皆様の意見も気になりますが、即興で書いた割にはそこそこ面白い内容になったはず!


 前回よりは良い作品が書けたと思います!

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