パキラのひみつ④
だが、りるる に取ってこの時に幸いだったのは、思わずに出たその驕った気持ちを、シナモン も みなな も気付かず、悟らずに居た事だった。
だが、教室の片隅から、まるでお飯事の様なそのやり取りを呆れ半分に見ながら、そして思わず現れた、りるる のその隠されていた1面に気付き見逃さ無かった者がいる。
それはエルフ族の少女、パキラ である。
パキラ は りるる の中にある[小山の上の大将で有りたい]的な性格があった事を知り
『どんな育ちかは知らないけれど、やっぱり、下級の田舎侍の家の娘だわね』
と、口に出さぬ言葉を呟きながら、りるる を見詰めながら、ほくそ笑んでいた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます