第2話 屈辱とデジタルタトゥー
緊張の中、砂原から「それではおはいり下さい!」というかけ声とともに入場した。
俺「失礼します。本日は宜しくお願いします。藤原義男と申します。」といい頭を下げた。促され席につくと今回のマネージャーはエステ店経営者の細川涼、キャバクラ店社長兼現役モデルの三上凛、コンサルタント業代表、野口弘之の三名がいた。
正直細川には来て欲しくなかった。こいつは毒舌でずけずけ物を言う性格であり粗さがしやあげ足取りが得意で多くの応募者をこきおろし、動画再生は上げるが金銭的な援助などあまりしない男だからである。
砂原「それではあなたの欲する希望金額と経歴と起業計画を教えて下さい!」
俺は自分がのほぼニートに近いフリーターであることと、1000万円欲しいのと考えたネコカフェの起業案を説明をした。
砂原「え!フリーターなのかぁ、あんまり経歴がなんとまぁ浅いのね。」 細川「てかさその人一倍働いてなくて自己資金もゼロでなんで来るの?1000万て相当だよ。なめてるよね?」俺「いいえ本気で来ました。」細川「ネコカフェの資金1000万は賃貸じゃなくて購入物件てのもな、もしかして住もうとしてる?」俺「はい猫の管理もあるので寝泊まりして一緒にすごしたいと考えています」砂原「おい!それはおかしくないかなんで我々が君の分の住居費まで負担せにゃならんのよ💢」三上が続く「もっと現実的な計画を立てないとこの番組に出る意味ないですよ。ネコカフェ開くにしても500~800万がいいとこだと思います。社会経験が乏しいからこんな計画しか練られないのでは」と一笑していた。 野口は何も語らす我関せずにいた。
砂原「そもそも歌舞伎町の人たちを相手にする発想もワケわからんし、ペットを扱う資格もないので人を雇い頼る、さらには猫も保護猫を飼う予定だがそのツテもこれから確保する、こんなもんなんも計画立ててなくて白紙みたいなもんだろ!」とさらに語気を強めた。
逆恨み @yakigo
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