第134話 G&H


「ふふ、皆雪のことよく知ってるのね」

「時雨、どうやって胸大きくしたの? 教えて頂戴」

「雪さんが大きい胸が好きなのは皆知ってるわよ? 私の胸も好きでしょ?」


 母さん、干菜さん、凪さんも海たちの発言に同意する。


「……さぁ、桜姉の為に料理が準備してあるから食べよう! はい、桜姉、あーん?」


「あーん♪」


「お兄ちゃん誤魔化し方下手」

「雪、今日はいつもより長めにマッサージして頂戴ね?」


 そのまま俺たち桜のことを話したり、俺や時雨以外の自己紹介を交えながら話し、食事を終えた。

 そのあとみんなでリビングでのんびりしていると、チャイムが鳴った。

 母さんが玄関に行くと引っ越し業者のようだ。

 桜の荷物を届けにきたのだろう。

 俺達は総出で荷物を降ろし、桜の部屋に運んでいくが……


「ここが桜姉の部屋だよ」


「雪君の隣の部屋なんだ?」


「あぁ」


「てっきり秋さんか凪さんのお部屋だと思ってた」


「元々俺の向かいの部屋が海の部屋だったけど、そこが凪さんの部屋になったんだ。んで、海の荷物は俺の部屋に移されたからな」


「そうなんだ! 私の荷物も雪君の部屋に運ぶね?」


「ダメ!」

「ダメよ」


 桜の希望は直ぐ様海と時雨に却下される。


「ケチっ!」


「あー……流石にこの量を俺の部屋に運ぶと狭いから一部にしてくれ」


「ありがとう雪君♪」


「お兄ちゃん、雌猫姉桜に甘いよね? 雌猫姉桜のおっぱいに洗脳された?」


「いや、2人の荷物も俺の部屋にあるじゃないか。海に至ってはほとんどあるし」


「私は第一夫人だからいいの!」


「そういうものなのか?」


「第一夫人が男の人を積極的にお世話するからね!」


「ふーん。まぁどっちでもいいけど桜も俺の部屋に置くのは机とか位にしてくれ」


「はーい!」


 そして桜の机は俺の部屋に運び込まれ、他は桜の部屋に運ばれ荷解きを手伝い、部屋のレイアウトを考えて家具や寝具を設置するころには夜を迎えていた。


「やっと終わったな」


「お疲れ様、雪さん」

「ありがとう雪君!」


「ははっ、2人ともお疲れ様!」


 海と時雨は途中晩御飯を作りに下に降りたのでこの場にいるのは俺と桜と凪さんだけだ。

 母さんと干菜さんも手伝っていたが、休みの日に肉体労働をさせるのは酷なので、俺が無理やり追い出してリビングで、酒盛りでもしているはずだ。

 本当は凪さんも同じなので遠慮してもらいたかったが―――


「私は雪さんのおかげでここにいるのに、雪さんが頑張っている傍でのんびりなんてできません! 雪さんがのんびりできるようになったら私ものんびりします!」

 

 といった具合に意地でも手伝うと言われたので、凪さんだけ残っている。


「さぁ、雪さん疲れたでしょ? ご飯が出来るまで少し休憩しましょうか」

「雪君、ちょっとベッドに座ろう?」


 そのまま2人に手を引かれ、桜のベッドに腰掛けると俺の後ろに凪さん、正面に桜が床に座った。


「まずは肩から揉みますね」

「私は足!」


「えっ? いや、二人も疲れてるだろうから「いいからいいから!」……わかったよ」


 そのまま俺は凪さんに肩を揉まれ、桜からは足を揉まれる。

 合宿の時も時雨と桜にしてもらったが、ちょっと落ち着かないな……

 そんなことを考えながら足のを揉んでいる桜を見ると、桜の私服から覗く胸の谷間が目に入ってしまった。

 大きいと谷もかなり深いな……そのまま飲み込まれてしまいそうだ。

 いや、飲み込まれたい。


「ふふ、雪さんは本当に大きいのがお好きですね?」


 じっくりと桜の谷間を眺めていた為、凪さんにバレてしまった。


「桜ちゃんもおっぱい大きいですねー。何カップですか?」


「Gカップです! 雪君が近い内にHにしてくれると思いますけど!」


「ふふふ、そうですか。ちなみに雪さんは私いくつだと思います?」


 凪さんは流石海の母親と言いたくなるほどデカい。

 桜並の大きさだと思ってはいるが……友梨佳先生にも負けていない気がするんだよなぁー……


「んー……GかHだと思います」


「流石おっぱいソムリエの雪さんね! 答えは―――」


 凪さんが肩を揉むのをやめ、俺の耳に口を近づけると艶のある声で囁いた。


「今Gカップのブラを着けてるんですけど、とっても苦しいんです。多分今測ったらHカップになってると思います。こんな大きな胸で甘えたくありませんか? Hカップのいやらしい女は雪さんはお嫌いですか?」


 そういうと凪さんはチロチロと俺の耳の優しく舐め始めた。


「あ、甘えたいし、大好きです」


「では、少しだけ疲れを吐き出しましょうか? 雪さんの雪さんもそうして欲しそうですし?」

「雪君疲れたんだね! お姉ちゃんがいっぱい甘えさせてあげるね?」


 そういうと2人は上着を脱ぎ、ブラまで外し脱ぎ去った。


「雪さん、どっちの胸に甘えたいですか?」

「雪君、喉渇かない? 雪君専用のミルクあるよ?」

「えっ? 桜ちゃん……出るの?」

「はい! 以前はそんなに出なかったんですけど、この間雪君にたっぷり弄ってもらってから、前より出やすくなりました!」

「あぁ……体質なのね。てっきり、雪さんの子供が出来たのかと……」

「ふふ、そこは雪君と相談して決めます」

「ふふ、じゃあ雪さんの上は任せますので、下は頂きますね?」


「わかりました。はい、雪君、どうぞ♡」

「それでは雪さんの立派なビルは綺麗に磨きますね♡」


「……よろしくお願いします!」


 桜がベッドに上がり、凪さんが下に降りて、俺は頑張ったご褒美を堪能した。


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