第116話 宇宙旅行へ行って、朝を迎える
「お帰り、雪君」
「お帰り、雪。さぁ、寝るわよ」
時雨に言われてベッドの中に入ろうとして布団を捲ると、時雨の姿に目を奪われた。
時雨は以前ゴシックロリータを着た時に着ていた暗めの赤いおしゃれなデザインの下着にガーターベルトを着けた状態で横に寝そべっていた。
「ちゃんと雪好みの下着でしょ?」
「最&高だ」
「雪君? こっちも見て?」
桜に呼ばれ振り向くと、桜の布団が捲くられており、桜も時雨に負けないような黒いセクシーなデザインの下着を着ていた。
「……どうかな? 雪君の好みに合わせられたかな?」
桜は自分の胸を下から揉むようにして柔らかさをアピールしながら、俺に問いかけてくる。
「ベッドがシングルじゃなかったら、桜も隣に寝かせてたわ」
「あ! ベッドくっつけようか! それで雪君が真ん中に寝ればいいんじゃないかな!?」
「ちょっと! 今日はダメよ! 今日は私の日なんだから!」
「なら、明日はいい?」
「……桜の好きにはさせないけどね」
「しょうがないなー、時雨ちゃんは! じゃあ今日は時雨ちゃんに譲ってあげるね! お姉ちゃん優しいでしょ?」
「何あたり前のことを自分の優しさにしてるのよ。もういいから、雪、早く来て?」
まぁ、二日間も海に取られてたからな。
今日はちゃんと時雨を可愛がろう。
俺がベッドに入ると、直ぐ様布団を掛けて俺を抱き寄せてきた。
「じゃあ、電気消すねー? お休みー」
「お休み」
「お休みなさい」
桜が電気を消してくれて、部屋が暗くなった。
すると時雨は、俺の頭まで布団を被せると、そのまま情熱的な口づけをしてきた。
「んんっ……ちゅぅ……れあっ……あむ……んむ……」
俺も時雨に合わせるように、時雨の舌に自分の舌を絡めながら、下着の上から時雨の胸を優しく揉んでいく。
「んん……雪……んむっ……」
そのままイチャイチャしていると、時雨が布団の中でモゾモゾ動き、俺の上に乗ってきた。
時雨は俺の上着に手をかけると、脱がし始めた。
ならばと俺も時雨のブラのホックをはずし、ブラを取っていく。
暗くて見ることは出来ないが、時雨の大きな山の頂点にはピンク色の綺麗な小屋は出来上がっている。
俺は小屋を刺激するように指で摘みながら、時雨の舌に自分の舌を絡めていると、時雨の舌から唾液が口の中に落ちてきた。
同じ食べ物を食べて、同じ歯磨き粉を使っているのに、時雨の味がするのだろうか? 不思議だ。
小屋を弄り続けていると、時雨の息も荒くなってきた。
下半身の方がモゾモゾと動いている。
すると、時雨はキスをやめて、俺の耳元で囁くように提案をしてきた。
「あっ……んっ……ねぇ、雪……宇宙旅行……行きたくない?」
「……ゴム持ってきてるのか?」
「今日は……安全だから……ね?」
こんなお願いをされて断る奴がいるだろうか?
「明日も早いから一回だけな?」
「せめて二回にして頂戴」
「わかったよ」
「じっくり二回ね?」
「あんまり遅くならないようにな」
お互いにパンツを脱がし合い、さりげなく時雨の宇宙の入口に触れると、既に旅行の準備は出来ているようだ。
時雨は位置の調整を行い、俺のスペースシャトルに触れると、俺は時雨の宇宙を探索し始めた。
スペースシャトルが宇宙探索していると、俺にだけ聞こえるように、時雨の艶のある喘ぎ声が耳元で聞こえてくる。
「んっ……雪……雪……雪……」
時雨ばかりに操縦させる訳にはいかない。
俺もスペースシャトルの操縦を行おうとするが―――
ガバッ!
俺達の布団が捲くられた。
「ちょっと! そんなにギシギシ音を立てたら眠れないんだけど!!」
部屋は明かりが付いており、布団を捲った桜が文句を言ってきた。
「んん、もう……今、雪と宇宙旅行に行ってるのよ。邪魔しないで頂戴」
「むしろ時雨ちゃんたちが安眠の邪魔してるよね!? というか、こんな状態で普通宇宙旅行する!? お姉ちゃんビックリだよ! せっかく譲ったのに! お姉ちゃんも混ざるよ!?」
「桜はダメよ。雪が私のことイジメるから、旅行に行きたくなったのよ」
「悪いな、桜。すぐ済むから」
「まだする気なの!?」
こんな状態で終われるわけがない!
「二回って約束でしょ? ちゃんとじっくりやって頂戴」
「こっちもやる気なの!? お姉ちゃんのこと寝かせる気ないよね!?」
「あぁ、そうだよな。明日早いもんな」
「そうだよ! 明日早く起きるんだよ! だから―――」
「すぐ済ませるわ」
「あれ? 雪君、お姉ちゃんの話聞いてた?」
俺は体勢を変えて時雨をベッドに寝かせる。
「ちょっとゆきぃ―――あん♡」
スペースシャトルの速度を上げてさっさと終わらせるとしよう。
俺と時雨が宇宙旅行に行ってる間、桜は俺達を見守っていた。
**********
皆宇宙旅行を楽しんで寝たのでグッスリ快眠だ。
朝、目が覚めると、俺は胸に抱きしめられていた。
気がついた時には反射的に吸い付いてしまっていた。
「んん……」
こんなところに剥き出しの凶器があるのが悪い。
お構いなく、吸い続けていると―――
「んあ! ゆ、雪君?」
……あれ? 時雨じゃない……桜?
「雪君……美味しい?」
……なんで桜と寝てるんだっけ?
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