第114話 御主人君!
講習会も終わり、ようやくお風呂に浸かることが出来た。
やっぱ風呂はいいな。色々と温まる。
浴槽もそれなりの人数で入れるように大きく作られている。
四人で入っても余裕がある。
余裕はあるが、時雨は私の定位置と言わんばかりに、俺の足の間に座り、背中を俺に預けている。
もちろん、日課を忘れてはいけない。
前に座るなら、俺も時雨の胸を大きくする為、揉みしだいている。
「雪君、いつもそうやって入ってるの?」
「あぁ、海か時雨が前に来るからこうしてるな」
「ふーん、時雨ちゃん交代しよ?」
「しないわよ。雪は私の胸を大きくしなくちゃいけないんだから」
「雪君、私の胸を大きくしたくない?」
「した、イタタタタタ! 抓るなよ!」
時雨がすかさず俺の太ももを抓ってきた。
「雪、私の胸をFカップにしたくないの?」
「したい」
「ならわかるわね? しっかりマッサージして頂戴。あとでちゃんとこのスペースシャトルも飛び立たせてあげるから」
こんなことするもんだから、毎日お風呂ではスペースシャトルが発射される準備が整う。
それを分かっている時雨は背中で俺のスペースシャトルを圧迫する。
「もー! 時雨ちゃんはすぐそうやって意地悪するんだから!」
「意地悪じゃないわよ。恋人である私の胸を大きくしたいって言うから、やってもらってるだけよ」
「雪君、お姉ちゃんの胸をエッチなカップにして、そこでスペースシャトルのメンテナンスしたくない?」
「した、イタタタタタ!」
「雪のスペースシャトルのメンテナンス場は私の胸よ」
「ぶー! 時雨ちゃんのケチ!」
「ケチで結構よ。その分雪を独占できるなら、問題ないわ」
「もー……いいもーん、お姉ちゃんにも考えがあるから」
それだけ言うと、桜は俺の横にピッタリとくっつき黙ってしまった。
「それで、愛羅は大丈夫そうか?」
愛羅はお風呂に入ったは良いが、上を向いて動かなくなってしまっていた。
「あーし、頑張った。これで大人に近づけた……」
「ただ講習しただけでそれなら、まだまだピュアラのままね」
「ピュアラ卒業まで遠そうだねー」
時雨と桜がそれぞれ感想を漏らすと、愛羅は「今日はもう無理」って言いながら、お風呂から上がり出ていった。
俺たちはそのままお風呂でのんびりしたあと、歯も磨いてお風呂から上がった。
お風呂から上がったあとはパジャマに着替え、三人で髪を乾かし、桜がどこかに行ったので、俺と時雨はのんびり―――
「んっ、んむっ、あむっ、んん」
しようとしたが、リビングに戻りソファーに座ると、時雨が正面から抱きついてきて、そのまま俺の口の中を蹂躙し始めた。
俺も時雨を抱きしめ返し、頭を撫でながら、俺の舌も時雨の中に入れると激しさが増してきた。
「んんっ……雪……雪」
時雨は俺を求めるように俺の口の中を蹂躙しながら、胸を押し付け、上下に動かし始める。
「んんっ……れぁっ……ちゅ……んぁ……」
そのまま俺の上半身の服を脱がそうと服に手をかけるが―――
「雪君! うんん、御主人君!」
俺と時雨は動きを止め、桜の方を見ると、桜がメイド服を着て両手を腰に当てやってきた。
クラスの本格メイドっ子と違い、こちらは完全に男をその気にさせるようなミニスカートで、胸は上部の布が無く、露出しているような格好だ。
「おぉ! 桜もメイド服持ってきてたのか」
「うんん、これ愛羅ちゃんの! 愛羅ちゃんベッドでダウンしてたから、うば……借りてきた!」
……愛羅これ着るつもりだったのか、意外と大胆な衣装だな。
というか、愛羅から奪ってきたのか。
「愛羅これ着るつもりだったの? 意外ね。メイド服って言われてよく見もせずに、買ったか、借りたんじゃないのそれ?」
「そんな感じはするかも? というか、胸がちょっと苦しい……」
どうやって愛羅が手に入れたか知らんが、愛羅サイズなのだろう。胸がパッツンパッツンでとってもエッチです。
「……雪! 見ちゃダメよ。私だけを見てなさい」
「御主人君! メイドさんと何かしたいことがあるんだよね? お姉ちゃんメイドが叶えて上げるよ?」
時雨が俺の口の中を再び蹂躙しようとするが、すかさず桜メイドがやってきて、俺の頭を自分の胸へと隠した。
「ちょっと桜! 何するのよ!」
「お風呂では我慢したから、お姉ちゃんに譲りなさい!」
「だから姉じゃないって言ってるでしょ!」
時雨と桜が俺の取り合いを始める……
んー、間を取ろう。
「待て待て、二人とも落ち着け。寝る時は時雨と寝るから、今は桜の相手をさせてくれ」
「……寝る時、離さないから」
「御主人君!」
妥協案を出したことで、時雨が少しだけ拗ねながら、俺の正面から横に座り、反対側に桜が座って、抱きついてくる。
「それで、メイドさんに何してもらいたかったの?」
「んー……何って言われると困るな。なんか傍に置いて侍らせたかったって言うか……」
「メイドさんとエッチなことしたかったんじゃないの?」
「それはしたい」
「じゃあ、お姉ちゃんメイドとエッチなこと……する?」
桜が上目遣いで胸の下で腕を組んで、胸をアピールさせながら、俺に問いかけてきた。
「す「ダメに決まってるでしょ!!」」
時雨がそれは許さないと言わんばかりに、また俺の頭を自分の胸に隠した。
さて、このまま三人で楽しんでいたいが、そろそろ海に連絡しないとな。
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