昼下がり
休みの日
お昼ごはんを食べて
やらなきゃいけないことや
したいことがあるわけでもなく
なんとなくお気に入りのスニーカーを引っかけて外に出た
先日まで桜並木がキレイだった家の近くの小川も
今は柔らかい緑がまぶしい
のんびり歩いて行くと
どうにか車の行き違える位の橋に、少し早いけど小川の上に鯉のぼりがゆるやかな風を受けて泳いでた
まだひとつの季節も過ぎてないのに
わたしの世界はこんなにも違う
ひと月前まであんなにも寂しく、切なかった別れが
今はもう少し懐かしい
世界の裏側に居るワケでもない
同じ街に居ても
もうわたし達の住むセカイは違うのかも知れないね
こうして少しずつズレていく時間は残酷で
それでも少し
優しいね
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