第4話

 自己紹介を終え、少しの沈黙の末、机の上に料理が置かれていく。肉と野菜を炒めたものとパン、そして豆が入ったスープだった。料理にそこまで期待はしていなかったので変に落胆することはなかった。そもそも日本の料理が美味しすぎるのだ。正直魔王時代に食べていた食べ物も別に不味くはなかったが、日本の料理は美味しいだけでなく種類がとても多い。クオリティーが高いものをオールウェイズで提供される、それが日本の食事事情だ。


「みんなどれくらい魔法使えるようになった?」

「光属性魔法を中心的に覚えたよ、あの皇女様達からもらった本、本当にすごかった。一度読んだらもう使えるようになってさ」


 そう言って夏帆は目の前に光の玉を出した。当たり前のように無詠唱で出しているところを見ると本当に勇者なんだと思わせる。


「暗いところもこれで安全だな、俺はとりあえず闇属性を覚えたぞ。闇魔法は結構使い勝手がいいものが多くてな。例えば隠密魔法とか索敵魔法。旅には役立ちそうじゃない?」

「僕は火属性を覚えたよ。戦闘ではよく使われる魔法みたいだし」


 各々覚えた魔法を少しばかり披露しはじめる。初めての魔法ではしゃいでしまうのは仕方がない。


「私は、まだ……。でも、魔法の基礎ならバッチリだから」


 私は作り笑顔をした。既に魔法を習得している手前、変なことは言えない。とりあえず、今はまだ隠しておこう。


「とりあえず、一週間は魔法とか各々特訓して、その後冒険者ギルドに皆んなで登録しないか?」

「そうだね、魔族がいる森には冒険者しか入れないみたいだし」


 読めば習得できるとはいえ、皇女様から貰ったのは上級魔法まで、それ以上になると王立図書館の魔法書コーナーに行かなくてはいけない。まずはこの一週間で身体を磨き、そこからスタートするという。私はこの一週間でとりあえず歴史と魔王がいそうな場所に行ってみることにした。魔王を見つければあとは聖剣だけ。すぐに元に戻れるはずだ。

 

「そういえば、先代の勇者達は四人でそれぞれ神話級魔法を使って魔王を弱らせたって言われているみたいだけど、それって火、水、風、土属性の神話級魔法じゃない?闇属性と光属性はサポート的な魔法が多いみたいだし」


 神話級魔法は多くの魔力を使うが、かなりの威力を誇る。一説によると、一つの国を簡単に壊せる程の災害を起こす土属性、周辺の物を全て熱で更地にする火属性、滝のような水が空から降り地を海へと変える水属性、風で地にあるものを全て吹き飛ばす風属性。どれもそこら辺の魔法では太刀打ちできないようなものだ。


 私がそれを直接食らったというのか。確かに直撃すれば私は立ち上がれないかも知れない。だが、あんなに簡単に破れるような魔王だったというのも少し違和感を抱く。自分の力を過信しているわけではないが、私は異世界から来ただけの勇者に軽々とやられるような魔王ではないはずだ。


 夕食を食べ終えると、私達はそれぞれの部屋へと戻っていった。薄暗い廊下には所々蝋燭が置かれておりぼんやりと辺りを照らしていた。私は自室に入ると、外を見ていた。一階の部屋であるため、別に眺めがいいわけではない。ただ、一日が終わろうとしている中、両親の心配をするだけだった。


 早く元の国に戻りたいと思いつつ、この国にまた戻って来れて内心少し嬉しかった。私が討伐された後の魔族達がどうなったか気になっていたからだ。魔族達が生きているのか、私が従えていたみんなは無事なのか。だが、厄介なことに私は魔族を味方にしていい立場ではなくなった。勇者として人間族を助けなくてはならない。


『勇者伝』


 机に置かれた読みかけの本のページを再び捲る。この本はどうやら八十年前に書かれたものらしい。つまり、皇女の話でいう『以前の魔王』の話、私が討伐された時の話なのだ。凶悪な魔王は各地を魔族で溢れされ、人間族を恐怖の底に落とした。しかし、勇者が現れた事により戦況は一変、四人の勇者は魔王に神話級魔法を浴びせた。そして弱った魔王を一人の勇者が持つ聖剣で貫いた。魔王を倒すところは皇女から聞いた話と大体同じように見える。


 だが、ここからは私の記憶だ。私は人間族を襲っていないし魔族も人間族を襲っていない。寧ろ、人間族が魔族領に入り込み勝手に攻撃を仕掛けたのだ。攻撃を仕掛けて一ヶ月も経たないうちに私の直属の部下とも取れる四天王が全員敗れ、そしてすぐに私の元に勇者達が乗り込んできたのだ。魔族側に肩入れしているつもりは無いが、事実では無いことを英雄記のように吹聴する人間族を信用出来るとは思えない。


 私は世界史の本を手に取る。私がこの世界で生まれる前、つまり数百年以上前の話も見ておきたかった故に借りてきたものだ。世界史の教科書のようにわかりやすい年表がついているわけでは無いが、太古の話から始まり、現在までの世界情勢が丸々書かれている。その分かなり分厚くなっているが。


 魔族と人間族の対峙は私が魔王になる以前からずっと起こっていた。これは人間族も同じ認識らしい。この本によれば、元々人間族はこの地で豊かな暮らしをしていたらしい。しかしいつしか魔族と呼ばれる禍々しいものが生まれ始めたと。魔族は人間族の歴史よりも短いようだ。初めはゾンビや骸骨といったアンデッド、そこから獣に吸血鬼、悪魔など魔族側も勢力を高めていった。


 最初の勇者は今から千年以上前の話で、勇者がどのように召喚されたのかは書かれていなかったが、急に現れた勇者が魔族を刈り尽くしたという。魔族の力が衰え、少しの平和が続くが、また人間族達の争いが始まり、魔族の戦力が戻るとまた魔族との抗争。人間族は常に戦が絶えなかったようだ。勇者は毎度召喚されているわけではなく、私達で四度目のようだ。

 

 世界史によれば勇者はかなり稀な存在に見える。しかし、あの皇女は呼ぶのは簡単だと言っていた。異世界から勇者を召喚する魔法。それが簡単だというなら、何度も召喚すればよいはずなのだが。


 借りてきた歴史の本三冊を軽く読み終えた頃には、辺りはすっかり明るくなっていた。少し眠りたい気持ちもあるが、ここのベッドはどうも少し硬く眠れるかわからない。私は机の上に積まれた五冊の本を持って王立図書館へと足を運ぶことにした。忘れない内に返却をしておきたかったからだ。この国の本の価値がどれくらいあるかわからないが、ペナルティーは受けたくない。


「これ返却したいんですけど」


 相変わらず、人の気配が全く無い図書館だ。受付の人間に私は本を五冊出す。


「ありがとうございます。またのご利用お待ちしています」


 私は、この世界の文化を学ぶため、文化のコーナーで貨幣の価値などの知識が詰まった本を手に取った。この世界ではあまり他の国に行く文化はない。それは国同士が停戦状態であるからだ。今は魔族が人間族を襲うことで人間族どうしの戦いは止まっている。わざわざ仲の悪い国に旅行ついでで行くような人はいない。基本、商人か冒険者くらいだという。何となくこの世界の情勢について理解した上で私は王立図書館を出た。


 私は王立図書館から少し離れた道にある適当な露店で食べ歩けるものを探す。陽の登り具合から見て朝食というよりは昼食だろう。胃に溜まるものを欲していた。


『肉団子 2木貨』


 木貨というのは木で出来たブロックみたいなものだ。だがそこら辺の木片で偽造できるような物ではない。貨幣にはその国の紋章が描かれており、その国でしか使えない。地球のように換金システムはあるが、金貨と白金貨のみで、価値の低い木貨と石貨は換金することができない。よく使われる貨幣の価値は以下の通りだ。一番価値の低いのは木貨。次に石貨は木貨十枚の価値。金貨は木貨一万枚、つまり石貨千枚だ。間のお金がない理由は、ここら辺のものは大体価値が低いか高いかのどちらかで中間層がない。この世界ではいまだに富裕層と貧困層の差が激しい。だから換金システムも金貨を持つような富裕層しか無く、貧困層はこの国を出たくても出られない。一生その国に仕えるしか無いのだ。


 ちなみに、何故レストランに入らないかというと、レストランは高級だからである。ファミレスのようなものはなく、店舗として構えているものは全て富裕層向けで貧困層向けは大通りから少し外れた通りにある露店が並ぶ場所なのだ。露店は店舗申請などの許可が必要なく好き勝手に物を売れる。店構えも適当な布切れで作ったテントやシートを広げているだけのものもある。


「肉団子二個、金貨しか持ち合わせがないのだが」


 私は店の店員らしき男の子に声をかける。歳は十歳前後だろうか。この世界は学校がない。その為十歳前後でも働いている子供は多いようだ。露店の店員は四割ほどがまだ十二歳せいじんにもなっていない子供ばかりだ。


「お釣り用意できないので、金貨持っているならレストラン行ってください」

「レストランは提供まで時間がかかるが、ここならすぐ出せるだろう?朝から何も食べていないんだ」

「受け取れません」


 私は皇女からもらった前金という名の金貨しかもらっていない。装備や服はメイン通りに店舗を構えるしっかりとした場所で買えということだろう。ご飯は城で無料で食べることができる。外で食べる必要はない。


「木貨手に入れたらまた来るね」

「出来れば二度と来ないでほしいです」


 私が辺りを見渡すと、周りの露店の店員がこちらを見ている。どうやら金貨を持つような人間を怖がっているようだ。私が富裕層に見えているのだろう。この世界では結構浮いてしまう高校の制服に金貨持ちとなると邪険にするのも分からなくはない。


「金貨を見せびらかしたいだけなら、今すぐここから出ていってほしいです」

「そういうわけじゃないんだけど、そう受け取ってしまったのならごめんなさい」


 男の子は苦虫を噛み潰したような顔で私の方を見ている。私はすぐに店を離れて大通りにあるレストランに入る。露店が並んでいた道は少し薄暗い道であったが、しっかりとした店が並ぶ道は整備された広い道で太陽が差し込んだ明るい道だ。武器屋に服屋、薬屋。取り扱っているものは露店と似ているが金額が桁違いだ。


 私はフォークとナイフのマークが描かれたレストランへと足を運ぶ。店の名前はそのままステーキ屋。何の捻りもない店名だ。レストランは富裕層向け。店の中はとても綺麗で煌びやかである。


「いらっしゃいませ。おひとり様ですか?」


 店に入るとすぐにエルフの店員が私の元へとやってきた。エルフ族は人間と友好的な種族という。人間族と友好関係を持たない種族を魔族とカテゴリーする為、一歩転べばエルフ族だって魔族みたいなものだ。エルフの多くが持つ光属性が人間族にウケただけだ。


「はい、一人です」


 エルフは私を窓際の席へと案内すると、メニュー表を渡した。ステーキ屋と書かれていたように、ここはステーキを提供しているらしい。様々な肉を使ったステーキが書かれている。値段は金貨二枚から。富裕層向けなのは理解していたが、中々いい値段をしている。


「ご注文、お決まり次第お呼びください」


 ここの店員は皆エルフ族みたいだ。私の次に入ってきた如何にも金持ちのオーラが出ている二人組を案内している店員もエルフ族であった。


「すみません、注文いいですか?」


 私は料理を運び終えたエルフに声をかける。


「はい、大丈夫ですよ」

「チキンステーキ、百五十グラム一つお願いします」

「かしこまりました。注文は以上ですか?」

「はい」


 あまり浪費したく無いという理由で一番安いメニューを選んでしまった。牛の赤身ステーキは百五十グラムのミディアムレアで金貨八枚。幾ら前金で千枚貰っているとはいえ、使いすぎは良くない。


 私は気長に料理を待つ。体感で三十分は何もしなかったが、来る気配が全くしない。私は仕方がなく暇つぶしとして鑑定魔法を使う。鑑定魔法は様々な効果を持っている闇属性魔法だが、生き物に対して使うと対象の属性適性と魔力量が可視化される。勝手に見ることはタブーとされているが、この世界でスマホはただの板。ぼーっと待っているだけではつまらない。


 いつもなら詠唱をするところだが、勇者の才とやらで鑑定魔法を使いたいと思った瞬間に発動できるようだ。あまり勇者の才を用いたくはないが、今回は勝手に発動してしまったのでどうしようもできない。


 私の後にきた二人組は両方とも水属性で魔力量レベルも十程度と対して強くはない。店員のエルフはどうだろうか。


 私を案内してくれていたエルフが丁度二人組に料理を提供していた為、エルフを鑑定する。エルフ族は光属性が殆どを占めるが、このエルフ族はどうやら土属性のエルフだ。別に全員が光属性というわけではないことくらい知っているが、エルフ族は光属性を使える者が多いからという理由で人間族が仲良くしている手前、光属性ではないエルフ族はとても苦労するだろう。


 さらに体感二十分ほど過ぎ、ようやく私の目の前に料理が運ばれてきた。これならば城まで戻ってご飯を食べた方が早かったと思いつつ、私はチキンステーキを口に運ぶ。ただの焼いた鶏モモ肉である。ソースは掛けられているが、もう少し濃い方が合うような気もする。金貨二枚出して食べる味ではない。私は早々に食べ終え、金貨二枚を机の上に置いた。店先で会計のカウンターが無かったことからも、こうやって会計するものだろう。


「すみません、お会計したいのですが」

「ありがとうございました。またのご利用お待ちしています」


 エルフは机の上に置かれた金貨を取り、私に頭を下げた。私はそのまま、隣にある服屋へと赴く。よく考えれば私は昨日から風呂にも入っていないし服も着替えていない。露店に行けばまたいざこざになりかねない。今日は高い服で我慢し、ギルドなどでお金を得られるようになったら安い服にすればいい。


 洋服屋に入ると、そこには服が置かれていなかった。代わりに布が置かれている。看板のマークは確かに服のマークをしていたはずだ。


「いらっしゃいませ」

「あの、ここは洋服屋ですよね?」

「はい。洋服を取り扱っています」

「全身買いたいのですが」

「こちらはオーダーメイドの洋服屋です。全身ですと、ドレスということでしょうか」


 店の奥が洋服を作る場所になっているのだろう。店の奥にはスタッフオンリーの文言が書かれている。ここは採寸やリクエストを聞く場所のようだ。布は見本のようなものだろう。


「あら、優香様、こんなところで会うなんて偶然ですね」


 皇女とその召使のようなものがいた。どうやら私がステーキ屋の隣だからと入った店はオーダーメイドの服屋の中でもかなりの高級店らしく、皇女様御用達のお店らしい。


「優香様……ああ、風属性でレベルが二十ちょっとの勇者でしたね」


 隣にいた召使はふっと笑った。勇者にしてはそこら辺にいそうなステータスをしていると言いたいのだろう。


「失礼ですよ、どんなステータスであれ、私たちを救ってくださるのですから。それに、将吾様達と今日の朝少し話したのですが、この方はとても博識のようです」


 皇女様は私を庇うように言った。皇女様は私たちと同じくらいか少し上くらいの見た目をしている。博識と言われても私は魔王時代の記憶を持っているのだから生きている時間の長さが違う。勉強もしていたが、長く生きていれば自然と身につくこともあるのだ。


「失礼致しました」

「優香様。どのような洋服を考えているのですか?」

「動きやすい服かな……出来ればズボンで、シンプルな感じのデザイン」

「だそうですよ、マスター」


マスターと呼ばれたのは先ほど私に声をかけた店員だった。どうやらここの店長らしい。


「分かりました。採寸をさせて頂いてもよろしいでしょうか?」

「大丈夫です」


 採寸というと女性の店員が来るのだろうか、服の上からとはいえ体に手が触れることになる。


「身体特徴把握魔法」


 マスターは呪文を唱え始める。メジャーなどを使った採寸ではなく、魔法を使った採寸か。属性は光で私を包み込むように魔法がまとわりついてくる。一度も行ったことはないが、魔族にもこのような魔法を使った服屋があったような気がする。身体特徴把握魔法とは本来、敵の身体特徴を細かく知ることで弱点を割り出すことができる魔法だ。


「マスター、流石です。身体特徴把握魔法。この国ではここでしか味わえませんから」

「ありがとうございます。動きやすい服をご所望でしたね?少々お待ちください」


マスターは紙に向かって色々と描き始めた。どうやら服のコンセプトを伝えるだけで、その人に合った服をデザインしてくれるらしい。


「優香様、金貨を机に置くのです」

「代金ですか?」

「違います。サービス料みたいなものです。客が好きにお金を支払っているだけなのですが、富裕層向けのお店では暗黙の了解なのです。代金に加えて払うことで、サービスが向上したりするのですよ」


 私は言われるがまま、机の上に金貨を一枚置いた。どうやら先のレストランで料理が遅かった理由もこの文化に起因しそうだ。


「優香様、このようなデザインでどうでしょうか」


 一見日本ならユニシロやG YOUなどで買えそうな服だ。シンプルな黒いプルオーバーパーカーにジーンズである。この国では動物の毛皮を使ったものが主流であるため、綿で作られた服はとても高価なものらしい。ここに並べられている布も高額な品ばかりだという。


「優香様、これはあまり見ない服ですね」

「煌びやかな服が好まれていますから、当店ではあまり作らない品です。どうでしょうか?」

「これで大丈夫です。何時ごろできますか?」

「一時間もあれば。当店の職人に布加工魔法を持つものがいますので」


 思った以上に早い仕上がりだ。布加工魔法とは、布のような形をしていれば動物の皮でも草でも何でも好きなように形作れる風属性の魔法だ。その魔法で生地をカットし、縫い合わせるだけなのだろう。


「分かりました。皇女様はこの店に用があるのではないですか?」

「いえ、その……実は優香様がこの店に入るのを目撃しまして」

「偶然ではなく、意図的だったということですね」

「はい、そんなところです。朝三人の勇者様とはお話ししたのですが、優香様はまだでしたので、少し交流を持ちたいなと思いまして」


皇女様は店に置かれた椅子に座る。私も椅子に座ると、マスターは紅茶の入ったティーカップを置いた。ここは出来上がりを待つ場所でもあるようだ。


「身勝手な理由でこちらの世界に召喚していますから、メンタルケアみたいな感じです。悩み事とかあればいつでもお話しください」

「では、聖剣はどこにあるのですか」

「すみません、私もわからないのです。魔王がいる場所は魔族領のどこかと答えられるのですが、聖剣の場所を明確に示すものはないのです。ただ、言い伝えによりますと、聖剣は四つに分散しているようです。四つが集まった時に聖剣は一つの剣となり、力を秘めるようです」


 四つというと丁度四天王の数と一致する。四天王が収めている四つのダンジョンにその鍵はあるかもしれない。しかし、私はそのような情報を知らない。聖剣はそもそも人間族が使うものだ。魔族が住み着く場所に聖剣の一部があるとは考えづらいが。

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