第23話:島の北端で猫ちゃん堪能しましたっ
大陸から島に戻る途中に『拾った』エルフのFLちゃん。
島を案内、観光中に。
島の北方に移動すると。
FLちゃんのレベルだとまだ巨大クモは脅威だけど。
ウチら三人でなぎ倒しつつ、進む。
ほぼ、北端付近に。
「あーっ! ネコちゃんだーっ!」
ネコ。
攻撃魔法使いさんが召喚できる、ネコの召喚獣。
名前を『猫ザ猫』と言う。
そのネコちゃんが、島の北端にNPCとして立っている。
攻撃魔法使いの上位ジョブ『召喚士』のジョブチェンジクエスト用のNPC。
クエストを受ける人以外には関係ないハズなんだけど。
このネコちゃんに話しかけると……。
「だめっ! そのネコに話しかけちゃ……」
「ネコさん、こんにちわっ!」
わーーーっ。
話しかけちゃったぁあああ。
そう。
このネコ。
話しかけると。
「んにゃにゃにゃにゃっ!」
攻撃してきます。
しかも、めっちゃレベルが高くて、めっちゃ強い。
「うひゃーーっ」
あわててFLちゃんに回復魔法を飛ばしつつ。
「逃げてっ!」
FLちゃんも、さすがにこれはヤバイと理解したのか、逃げる。
「円を描くように走ってっ!」
まっすぐ走って逃げられると、回復魔法が届かないし、巨大クモを巻き込んでエライことになる。
「らじゃー」
ぐるぐる。
その場で、少し大きめの円を描くように。
そうすれば、その中心にウチが立って、回復魔法を飛ばしやすくなる。
周囲に沸いてくる巨大クモは他のふたりが対処してくれる。
そうして、しばらく。
ぐーるぐーる。
「あ、消えた……」
ネコちゃん、クエストの所要時間を過ぎて、消滅。
さすが召喚獣?
「ネコちゃん、堪能しましたっ!」
びしっ!
そんなソーシャルアクションは無いケド。
なんとなく、びしっと啓礼してる風な感じ?
ぐるーっと、島を一周して村に戻り。
いや、滝を見せたら、いきなり滝つぼに飛び込んで溺れそうになったりとかもあったけど。
なんとか、無事に、村へ。
「島、堪能しましたっ!」
元気だなぁ。
「ねーねー、なるちゃん。エルフの村って、行ったコト、ある?」
あー……そう言えば。
ダークエルフの村には行ったコトがあったけど(ここでは端折ったけどリアル知人に会うために単独で行ったのだ)
「行ったこと、ないや」
「じゃーじゃー、今度はエルフ村、案内するよー」
ってことで。
エルフの村まで。
行ってみる事に。
これがまた……。
珍道中。
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文字数が少し余ったので、ジョブのチェンジについて少し。
ヒューマン種族のジョブ系統。
レベルアップすると、より上位のジョブにチェンジできる。
ジョブチェンジするにはそのジョブ用のクエストをクリアすること。
<初期ジョブ> →<一次ジョブ>→<二次ジョブ>→<三次ジョブ>
Lv1~19 Lv20~ Lv40~ Lv76~
見習い魔法使い → 補助回復系 → 回復特化
→ 補助特化
→ 攻撃魔法系 → 攻撃魔法特化
→ 召喚士
→ 死霊使い
※三次ジョブは基本的に二次ジョブと同じで、ジョブの呼び方が変わるのと、より上位のスキル(魔法)を使えるようになる。
※次女なるるんは一番上のルートで三次まで。長女は二番目のルートで二次止まり。
※戦士系や、他の種族のジョブ系統などもあり、ここでは書ききれずw
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