いのちのかたち

きっと人間のどこかにある

温かい羽根が生えた、天使の様な姿をした『いのち。』

赤を強く押し付けて探しても何処にもない。


人見知りなのかな。

透明なのかな。

それとも、もっと奥にいるのかな。


ぶよぶよをを開けるごとに僕の手に暖かな赤が抱き着きてくる。

『僕はいのちに歓迎されていないのかな?

それとも本当にいのちはこの世にいるのかな?』

僕にも流れているこの赤を掻き回しながら必死に探した


ああ、やっぱり。

いのちは僕の事を、全部見ていたんだ。

僕が犯したことを分かっている。


僕はいのちに一生許されない。

僕は生きていなかったんだ。

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汽舟櫂 @kannkakunotinnmi

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