野生のプロの仕業?文章もキャラクターも設定も展開も、全てが超一流。

- まずとんでもなく文章が上手い。Web小説にありがちな薄い感じで無く、ガチガチに描写しまくり。それでいて文のテンポも良いから恐ろしい。もしかして文章で食べてる人なのかな。

- キャラクターがみんな良い味出してる。『オタクはこういうの好きでしょ』『お前らこういうキャラがいいんだろ?』っていう媚びが一切無いし割と癖が強いのに、何故かみんな魅力的。生の人間っぽいからかな?良いところも悪いところも好きになれる。

- 厨二バトルもの好き大歓喜な設定。ジャンルは現代SFファンタジー?なのかな。魔砲使いとかその組織とか魔法少女病の設定がすごく練られていて、SFとファンタジーが上手に同居してる。最大魔法の詠唱にしっかりと必要性が付与されていてたまげた。

- 一章は本当に情緒をぐちゃぐちゃにされた。常に悩んで葛藤している決して強くはない珠緒の心が、読み手側と重なる様に書かれてる。一章のタイトル回収ほんと良かった。

ほんとに、テンプレ系とか長文タイトル系押し除けられるように頑張ってもらいたい。このクオリティは書籍で読みたいし、なんならアニメで見たい!これから応援させてもらいます。