第3話 夢のような再会

そんな幸せ絶頂だったけれど、ある日結城先輩は言った。

「別れよう」

私は、ショックで倒れそうになった。この一言が、心に、胸に、心臓に矢としてグサッと来た。頭が真っ白な状態になっている瑞希を目の前にして、結城先輩は焦った様子で、早口で言った。

「瑞希が嫌いとか、そういうわけじゃないんだ。ただ…」

瑞希は、結城先輩が言おうとしていることは分かっていた。でも、正直心の奥は分からなかった。だから、瑞希は急いで聞いた。

「僕…」

「早く言ってよ!」

瑞希は大きな声で怒鳴ってしまった。すると、結城先輩は慌ててこう言った。

「僕、実は転校するんだ。」

「え…?ウソ…、転校、…?」

瑞希は大きなショックを受けた。瑞希は頭がすでに真っ白になった。でも、すぐに受け入れた。瑞希は、結城先輩の転校を応援することにした。そして、瑞希は決心した。「瑞希も、結城先輩の学校に転校する」ことを。そして、瑞希たちは再会した。

「みっ瑞希…?」

何と、結城先輩は他の女の子と新しく付き合っていた。瑞希はその女の子に宣戦布告した。

「私は結城先輩の元カノです!結城先輩に近づかないでください!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る