第9話 立ち消えた約束の話(日記付

 小説の表紙絵を描いてみたいかな、と思う。

 自分の小説は別として。

 自分の技術で、誰かに提供できるものがあるなら、と。


 勿論、現状の自分に技術的に高いものがあるとまでは驕れないが、今できる限りで描けたらな、と思う。

 問題は、描かせてもらえる作品に出会えるかどうかではあるが……ココ〇ラとか、なんかよく分からない、難しい……(大の字


 一つ、何かの作品に、今できる限りの技術で応えられたら、この数年コツコツと描き方を勉強してきたことの区切りもならないかな、と思ったりしている。

 数年にわたってやってきた絵を上手くする武者修行の、当初の目的は果たせなくなってしまったし、別の目的で昇華できればいいな、という感じで。

 本当は以前、人と約束していた合同誌を出して、その表紙絵を描きたかったわけだけども、その発行は無くなってしまったし。

 かといって、表紙絵に足る絵が描けるだけ技術があるのかは自己判断しきれないが、それでもよければ、という気持ちで。



 明日も、ファミリーの様子を見に行く。

 喋りの下手な私ですまんな、という気持ちだが、15分お喋りして過ごそうと思う。

 手持無沙汰な無聊に、他愛ないお喋りができる相手がいるのは助かると思う……個人的に……なので、うん。

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