クライムクエスト 10万以上 横溝

第30話 七星館殺人事件

　北杜市を訪れた美咲と朝倉は、物静かな町の中で、自然の美しさと静寂に包まれた。キャンピングカーのテーブルを囲みながら、彼らの会話は深い感動と共に進行した。

　北杜市は、山梨県の北西部、国中地方に位置する市。山梨県内の自治体としては最も面積が広く、最北端にあたる。

　八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳といった山々に囲まれ、市域のおよそ3分の1が八ヶ岳南麓の冷涼な山岳高原地からなっているため、高原観光によって支えられている街である。 市内にはアウトレットモール、牧場といった観光スポットが存在し、夏場には観光客が多くみられる。 南アルプスからの湧水によるウイスキー製造、日本一長いといわれる日照時間や映画にも登場したヒマワリ畑などでも知られている。 また市域には八ヶ岳連峰の最高峰である赤岳が含まれ、赤岳は山梨県の北端でもある。

　美咲は口を開いた。

「この町の風景、心に響くね」

　朝倉は微笑を浮かべながら答える。

「ええ、山梨の自然は穏やかさを与えてくれる。君もその美しさに触れ、喜ばしく思う」

　美咲は料理を前にして感嘆します。

「地元の食材が活かされた料理、素晴らしい味わい」

　朝倉は同意を示しながら言う。

「地元の人々の熱意と愛情が、こうした料理に宿っているわね」

　車窓から広がる湖畔の美しさに、美咲は息をのむように言う。　

「湖の色彩、実に美しい」

　朝倉も湖面を見つめながら共感する。

　二人の会話は、静寂と美しさに満ちた山梨の町で、新たな感情と絆を育んでいた。

　夕暮れの静寂に包まれた山間の道路で、キャンピングカーが突然パンクしました。朝倉と美咲は車外に出て、車輪を確認するとタイヤがパンクしていることに気付く。

　美咲は驚きを隠せず、「和也、タイヤがパンクしている。どうしよう？」とオロオロした。

「焦らずに対処しましよう。修理工場を探そう」

　二人は慌てずに荷物をまとめて歩き始める。だが、修理工場は見当たらず闇は深まって来た。急勾配を上がると山中に佇む北斗七星みたいな配列の洋館が見えてきた。

　美咲が興味を持ちながら、「まるで綾辻行人の世界に入り込んだみたい」と溜め息を吐いた。

「ここならきっと助けてもらえる」と、朝倉が微笑んだ。

　七星館の門前で、白髪頭の男性の管理人が出迎えてくれた。

　管理人が丁寧に「いらっしゃいませ。どういったご用件でしょうか？」と言った。

　朝倉は冷静に説明した。

「キャンピングカーがパンクしてしまいました。泊めていただけないでしょうか？」

　管理人は「ハデスの影響で客足が遠のいたから、嬉しい」と喜んでいた。

　ハデスという感染症が世界的に深刻な問題となっている。以下はその概要だ。

1. **病原体の特徴**:

- ハデスという感染症は、高い感染力と重篤な症状を特徴としている。病原体は不明な要因によって変異し、従来の治療法に対して抵抗性を示すことが多い。

2. **症状**:

- 感染者は高熱、呼吸困難、咳、体の倦怠感などの一般的な感染症の症状に加えて、異常な皮膚の変色や内臓の機能障害なども見られる。重症化すると、多臓器不全や神経障害などが発生することもある。

3. **感染経路**:

- 主に空気感染や接触感染が主要な感染経路として挙げられる。密集した場所や衛生状態の悪い環境では、感染が容易に広がる。

4. **対策**:

‐北杜市では感染拡大を防ぐため、市民に対して予防接種やマスクの着用、手洗いなどの衛生対策を呼びかけている。また、感染者の隔離や医療機関の強化も行われているが、感染症の性質上、完全な制御は困難だ。

5. **社会的影響**:

- 感染症の拡大は社会全体に大きな影響を与えており、経済活動や日常生活に支障をきたしている。また、心理的な負担や不安感も広がっており、精神的な支援も必要とされている。

　朝倉と美咲は管理人の案内で館内に入り、安心感を覚えた。

　美咲はほっとした様子で、「助かります。ありがとうございます」と言った。

　七星館は北斗七星のような形状をしており、中央に主要な施設が配置されている。以下は間取りの概略だ。

1. **北斗の柄部分（中央）：**

- 玄関ホールやロビーが配置されており、客室や大広間へのアクセスがここから行われる。スタッフが寝泊まりする部屋もここにある。

2. **北斗の星部分（周囲）：**

- 北斗七星の星になぞらえて、七つの客室や特別室が配置されている。それぞれの客室には寝室や独立したバスルームが完備されている。

3. **北斗七星の形状を活かしたデザイン：**

- 各部屋や廊下、階段などの配置が、北斗七星の形状に沿って工夫されている。庭園を望む縁側や休憩スペースも星の配置に合わせて配置されている。

4. **庭園：**

- 館の周囲には美しい庭園が広がっており、客室や共用スペースから季節ごとの景色を楽しむことができる。

　七星館は北斗七星の形状を生かした美しい建物であり、その間取りは訪れる人々に特別な体験を提供している。

　玄関を入ると、広々とした玄関ホールがあり、そこから廊下が伸びている。

　玄関ホールの右側には客室が並んでおり、畳敷きの和室や洋室、そして贅沢に設えられた特別室がある。左側には食堂や休憩室、また庭園を望む縁側がある。

　奥には大広間が広がり、古風な調度品や美しい掛け軸が飾られている。大広間の隣には、茶室や書斎、そして家族が集う和室が配置されている。

　二階には客室がさらに続き、特に景色の良い部屋が設けられている。また、家族や従業員のための寝室や共用のバスルーム、トイレが配置されている。

　七星館の間取りは、和風とモダンな要素が巧みに調和した、快適で落ち着いた空間を提供している。

　北斗七星の形状は、世界の様々な地方で柄杓やスプーンなどに喩えられてきた。多くの伝承で、北斗七星は南斗六星と対をなす存在としてとらえられている。

　また、ミザールの伴星アルコルは比較的明度が低く見えづらいため、視力検査に用いられるなどして「見えると死ぬ」「見えないと死ぬ」など数々の伝説を生んだ。

　煌々と輝く夜の星空が七星館を包み込む中、原島は薬の影響で目眩がしていた。彼はボスである垣内に連れられ、館内を巡るツアーに参加していた。

　館内は美しいアート作品で飾られており、豪華なレア度の高い家具が配置されている。垣内は余裕のある笑みを浮かべながら、参加者たちに誇らしげに案内をしていた。

　しかし、ツアーの途中でトイレに行きたいと訴える参加者が現れる。彼はドアノブを握ろうとするが、それは錆びついており、思わず憮然とした表情を浮かべる。

　突然の大雨と強風が北杜市を襲い、町は大規模な災害に見舞われた。道路は冠水し、住宅や店舗に被害が及んだ。

　美咲と朝倉はキャンピングカーの修理がまだ終わっていないため、七星館に滞在していた。

　災害のニュースを聞いた彼らは、安全を確保するために館内に留まることを決めた。

　2人はロビーで団欒した。

「こんな大雨、すごいね」

　美咲が素っ頓狂な声を上げた。

「これは予想以上の災害だ。七星館で安全を確保しよう」と、朝倉。彼は東日本大震災や北陸震災、常総の洪水を思い出した。

　館内では他の滞在者も同様に避難しており、管理人も安全確保に努めていた。災害が収束するまで、彼らは七星館で過ごすことになった。

　美咲と朝倉は窓の外を見ながら、被害の様子を心配そうに眺める。その中でも、七星館の安全な環境に感謝しながら、過ごす時間を大切にしていた。

　午後6時、七星館の食堂では外は大雨が降りしきり、窓ガラスには雨粒が滴り落ちる様子が見える。そんな中、朝倉と美咲は静かに夕食を取っていた。

　美咲は馬刺しや野沢菜など、地元の食材を使った料理を堪能している。その一方で、食堂の雰囲気は一変する。

　白髪頭の客がシェフに髪が入っていたとクレームをつけ始めたのだ。彼の不満は大げさで、周囲の客たちの注目を浴びていた。

　シェフは謝罪しつつも、髪の毛が入ることは不可能だと主張する。しかし、客は納得せずに不買を通告し、雰囲気は一時的に険悪なものとなる。

　その間、朝倉と美咲は静かに会話を続けていた。彼らはこのような些細なトラブルには動じず、料理を楽しむことを優先していた。

　雨音が窓ガラスに打ち付ける中、美咲は朝倉に対して笑顔を向ける。「こういう時は、自然の力に任せるしかないね」と話すと、朝倉も微笑み返して頷く。彼らは周囲の些細な騒ぎに流されず、静かに夕食を楽しむのだった。

　雷鳴が轟き、七星館の壁を震わせる中、不意に悲鳴が響き渡った。その声は恐怖と混乱を象徴し、室内の安寧を脅かすものだった。

　朝倉はその悲鳴を聞き、即座に行動に移った。彼の足取りは確かで、状況を冷静に把握しながら、慌てることなく悲鳴の元へと向かった。

　部屋の扉を開けると、そこにはパニックに陥った女性がいた。彼女の恐怖に満ちた視線が、朝倉の存在を認識する前に彼女の不安を物語っていた。

「落ち着いてください。何が起こったのか、私に話してください」と、朝倉。

　女性は息を荒らげながらも、何があったのかを伝え始めた。その話からは、誰かに襲われたという恐ろしい事実が浮かび上がってくる。

　室内は静寂に包まれ、雷鳴の響く中、朝倉は冷徹な判断力を保ちながら、女性の安全を確保するために行動を開始した。朝倉は美咲に協力してもらい、メラクの間に泊めてもらうことにした。

「あの〜お名前をお聞かせ願います」と、朝倉。

「加藤あやかです」

　あやかの職業は異臭判別士だ。異臭判定士とは、工場や企業などの施設から出る異臭を測定する仕事だ。普段生活しているとあらゆるにおいに触れることになるが、実はにおい物質は40万種類以上あるといわれてる。そして、異臭判定士は施設から出たにおいを人の嗅覚で数値化する。

　古畑任三郎の犯人って変わった職業が多いと朝倉は思った。彼女の職業も古畑任三郎に出てきそうだ。

　加藤あやかは、繊細で美しい容姿を持つ女性だ。彼女の顔は柔らかな輪郭を持ち、透明感のある肌が特徴的だ。瞳は澄んでおり、深いブラウンの色合いが視線を引き付ける。鼻筋はすっと通っており、口元は微笑んでいるときには愛らしい笑顔を見せる。

　加藤あやかの髪は長く、真っ直ぐな黒髪が優雅に流れる。その髪の毛は艶やかで、日差しを浴びるときには輝くように見える。彼女の装いは常に洗練されており、上品なスタイルが彼女の美しさを引き立てている。

　身長は中程度で、スリムな体型が女性らしい魅力を放っている。彼女の動きは優雅で、品のある立ち居振る舞いが周囲から注目される。

　加藤あやかの容姿は、外見だけでなく内面からも美しさを放っている。彼女の優しさや思いやりが、彼女を取り巻く空気を温かく包み込んでいるようだ。

　彼女は旦那の康夫と北杜市にやって来た。あやかは45歳、康夫は55歳だ。康夫はスナックを経営してる。康夫は風呂に行ってるらしい。

　朝倉はあやかを美咲に任せ、北斗の柄の部分にある大浴場に向かった。脱衣所から康夫が出てくるところだった。頭は禿げ上がり、メタボ気味な体型だ。

「あやかさんのご主人ですよね？」

　朝倉が声を掛けると康夫は眉をひそめた。

「そうだが、あんたは？」

「この宿に泊まってる吉豊（よしとよ）って者です。今しがた奥さんが何者かに襲われました」

「え！？」

　康夫の顔が青ざめた。

「妻は無事なのか！？」

「ケガなどはありません。今、俺の彼女が匿ってくれています」

　朝倉は深夜の静寂に包まれた七星館の露天風呂に浸かっていた。月の明かりが泉の水面を照らし、幻想的な光景を作り出していた。雨が上がってよかったと朝倉は思った。雨は上がったが街は壊滅状態、しばらくここに滞在した方がよさそうだ。

　彼は湯船に身を預けながら、目を閉じて静かな時間を楽しんでいた。泉から湧き出る温かい湯が体を包み込み、日々の疲れを癒していく。

　周囲には樹木や石垣が配され、日常の喧騒から離れた空間が広がっている。朝倉はそこで自然と一体になり、心身ともにリフレッシュしていくのを感じていた。

　水音と共に潤いの香りが漂い、朝倉は深呼吸を繰り返しながらリラックスしている。この時の彼の表情は穏やかで、積み重ねた日々の疲れが癒されていく光景が描かれる。

　時間の流れを忘れ、ただ湯船に身を委ねる朝倉の姿は、七星館の露天風呂が提供する至福のひと時を象徴していた。

　美咲はあやかといろいろ喋り、22時過ぎあやかは眠りについた。彼女のいびきがあまりにも酷いので部屋を脱出し、美咲はロビーに避難した。館内のマップを眺めた。7つの部屋は次のとおりだ。

　ドゥーベ、メラク、フェクダ、メグレズ、アリオト、ミザール、アルカイド。

　美咲は七星館のロビーで立ち止まり、10年前に起きた悲劇を思い出した。父親は彼女がまだ刑事だった頃に、事件現場で殺された。その時の記憶が鮮明に脳裏に蘇り、彼女は当時の感情を再び感じる。衝撃と悲しみが心を揺さぶり、美咲は父親の死に対する怒りと復讐の念を新たに燃やすのだった。

　父親は当時、美咲がまだ若い刑事だった頃、ある殺人事件の捜査をしていた。彼は真実を追求する情熱に燃え、犯人を追い詰めていた。ある晩、彼は七星館での手がかりを追っていた。その館は古い歴史と闇を秘めた場所であり、事件の鍵を握っている可能性が高かった。

　しかし、彼が館内で調査をしている最中に何者かに襲われた。美咲はその時の光景を思い出す。館内が暗闇に包まれ、父親の叫び声が響く。彼が必死に抵抗している姿が目に浮かぶ。

　美咲はその時の無力感と絶望を思い出す。父親を守れなかった自責の念が胸を締め付ける。そして、事件の真相を追う決意が彼女の心に再び芽生える。彼女は父親の死を忘れないためにも、真実を暴くためにも、再び立ち上がる覚悟を固めたのだった。

　美咲は七星館のロビーで父親の小田切淳と過ごした幸せな思い出も蘇る。彼女は子供の頃、夏祭りの賑やかな雰囲気の中で父親とじゃれ合っているシーンを鮮明に思い出す。

　夏祭りでは屋台が並び、花火が上がる中、父親と美咲は仲良く歩きながらお祭りの楽しみを共有していた。小田切淳は真面目な刑事としての顔とは違い、優しい笑顔で美咲と一緒に楽しんでいた。

　父親は美咲に綿菓子を買ってあげたり、一緒に金魚すくいをしたりしていた。その時の父娘の笑顔は、美咲にとって宝物のような思い出となっている。

　夏祭りの夜、花火が打ち上がる中、小田切淳は美咲に肩を抱かれながら「これからもずっと一緒だよ」と囁いた。その言葉は美咲の心に深く刻まれ、彼女の生涯を支える力となった。

「ギャアアッ！！」

　悲鳴がロビーを貫くと、美咲の回想は突然の静寂となった。彼女の瞳は緊張と警戒心に満ち、周囲を警戒しながら悲鳴の方向を見つめた。

　その悲鳴は館内の深い闇から湧き上がるように聞こえた。まるで過去の怨嗟が再び襲い掛かるかのように、空気に張り詰めた緊張感が漂っている。

　美咲は一瞬立ちすくみ、鼓動が加速する。父親の思い出と現実の危機が複雑に絡み合い、彼女の心を揺さぶった。しかし、訓練された刑事としての冷静さが彼女を支配し始める。

　ロビーの暗闇を慎重に進む美咲は、悲鳴の元を突き止めようとする。その過程で、過去の回想が彼女の心を引き戻そうとするが、彼女はその誘惑に打ち勝つ。彼女の歩みは確かで、決意が固い。

　館内の一室から急速に近づく足音が聞こえ、美咲は銃を構える。彼女の視線が冷たく鋭くなり、捜査者としての本能が全身に走る。

　そして、ドアが開き、事件の真相が次第に明らかになっていく。美咲の決意と冷静さが、この事件の解決へと導くことになるのだった。

　深夜の七星館。月明かりが薄暗い廊下を照らし、古い館の雰囲気が不気味な影を投げかける。静寂が支配する中、突然、悲鳴が響き渡った。

　その悲鳴は深夜の静けさを切り裂き、館内に異常を告げる不吉な合図となった。廊下の薄暗さが一層深まり、壁に浮かび上がる影が不気味な光景を作り出す。

　廊下の向こうから漏れる悲鳴は、まるで過去の悲劇が再び蘇るかのような錯覚を与える。その音は鋭く、絶望と恐怖が混ざり合ったように聞こえ、館内に静かな恐怖を漂わせた。

　朝倉はその悲鳴を耳にし、素早く立ち上がる。彼の目には緊張と決意が宿り、不穏な空気に貫かれた館内を慎重に進んでいく。

　廊下を進む彼の足音は静かだが確実で、月明かりが彼女の姿を浮かび上がらせる。不気味な影が壁に揺らめき、朝倉の心を緊張と興奮で脈打たせる。

　朝倉は大浴場で、突然の光景に驚いた。地面に倒れているのは、あのコックだった。彼の体には明らかな傷があり、その状況は明らかに犯罪現場だった。

　その時、後ろから銃を持った美咲がやって来た。彼女の顔には深刻な表情が浮かんでいる。朝倉は美咲に何があったのかを尋ねようとしたが、美咲は言葉を濁すばかりであった。

「何が起きたの？あのコックがここにいるっていうのはどういうこと？」と、朝倉。

　美咲は深い溜息をつきながら、銃を握りしめたまま答えた。

「私もよくわからない」

「その銃は？」

「あなたには関係のないことよ」

「別に責めてるわけじゃない。俺たち恋人だろ？」

「……」

　朝倉は状況がますます複雑になることを感じた。コックの死と美咲の様子、そしてこの場所での出来事。すべてが不可解であり、彼は事件の真相を解明するために動き始めることを決意した。

　⭐七星館→雪山（朝倉殺さないとステルスドローンで殺される）→学園（地下に実験施設）→孤島（ハデス深刻化。攻撃を受けると怪物に進化するように作られた）

　⭐前田　政府関係者

　⭐徳田康之　朝倉と対立する刑事

　⭐美咲の父親、刑事だったが何者かによって殺されてる。相手は朝倉