なんとも想像力の膨らむ世界!
本当は恐ろしい部分を敢えて隠さずに書いた童話のようで、引きこまれました。
悪逆非道の者たちを誘い込み、無垢な猫へと変化させる桜。男爵もひょっとしたら、同じ運命をたどって生まれた転生猫……? という気がしました。悪を懲らしめ可愛いものへ。その過程で心がちょっと、露悪的な方向へ傾きすぎてしまったのかもしれませんね。
面白かったです!
作者からの返信
>鐘古こよみさん
返信が遅れて申し訳ありませんでした!
ご評価と、面白かったと言うコメントをいただき、ありがとうございます。
魑ヶ峰男爵、もう少し怪人じみた感じにするつもりだったのですがか (汗)、悪党連中がアレ過ぎたのか、意外にまともに見えるかも知れないですね。
武江様
この度は『桜猫企画』にご参加いただき誠にありがとうございます。
読み終えて、目に浮かんだ美しくも悍ましい光景にしばしぼんやりと放心状態になりました。
化猫櫻、人を喰い猫に変えてしまうとはなんとも恐ろしい植物ですが、更生の施しようがない鬼畜を人畜無害の仔猫に造り替えているわけですから、そう考えればもしかすると世の悪を捌くべく神が遣わしたものなのかもしれないとも思えました。
そうなると魑ヶ峰男爵はその使徒であり、神に成り代わって鬼畜どもを選定し櫻へと引き連れて来ていたのかもしれませんね。
しかしながら彼もまたどうやら私心に囚われ過ぎたのでしょうか。
越権が過ぎたために今度は我が身が犠牲となったと、そんな風に思えました。
しかしながらこのおどろおどろしい世界観こそがまさしく武江ワールド。
読み応え抜群の素晴らしい作品を読ませていただきありがとうございました。
作者からの返信
>那智 風太郎さん
季節にふさわしい企画を開催してくださり、コメントとご評価もいただいて、ありがとうございます。
世界観も評価していただけたようで嬉しい限りです。
魑ヶ峰男爵も、いっそもっと悪逆さを露骨にしておいても良かったかも知れませんね(^^;)
那智様の「桜猫企画」からお邪魔しました。
童話風な語り口で進むなんとも怪しい世界観のバランスの悪さがとても魅力的です。
節くれた大桜のネジ曲がった枝振り、根の張りと赤とも黒ともつかない空の色が見えるようでした。
極悪非道な輩を可愛い子猫へと化生される桜の木は、神の産物か悪魔の施しか。
しばし不思議な世界に浸らせてもらいました。
作者からの返信
>小烏 つむぎさん
コメントとご評価をいただいて、ありがとうございます。
文体はこれで正解だったでしょうか、世界観を気に入っていただけたようで喜ばしい限りです。
何物なんでしょうね、化猫櫻 (^^;