第11話 フロアボス
80階層のフロアボスはドラゴンゾンビだった。
毒を吐きながら超速でフロアを飛び回るドラゴンゾンビナルミで動きを止め、台無しの闇を纏わせたロンゴミニアドで突きまくって戦闘終了。俺の敵ではなかった。だけどロンゴミニアドがぽっきり折れてしまった。愛用していたのに…
ーーーーーーーーーーーーーーー
田中春樹
種族:半鬼人
レベル79
ユニークスキル:台無し
スキル:ナイフ術(中級)
体術(上級)
槍術(上級)
銃術(中級)
捕捉の魔眼
持ち物:ロンゴミニアド(破損)
ナキメ
ガレス
ーーーーーーーーーーーーーーー
なお、鳥瞰透視が捕捉の魔眼に進化?していた。なんか、高速で動く相手(ドラゴンゾンビとか、スズネとか、スズネとか、スズネとか。)ばかり相手にしていたからこんなふうにスキルが進化したらしい。左目が疼く。
なお、正直鳥瞰透視のほうが好きだった。だって千里眼だよ?便利だったのになぁ…
まぁ、戦闘能力という点で言えば上がったので許容である。
奈落に落ちてから2ヶ月後、俺は90階層に到達していた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
90階層フロアボス:スケルトンケルベロス
こっちはめちゃくちゃ苦戦した。ロンゴミニアドが折れているので、ナキメとガレスで戦うしかなかった。でも相手は再生しまくるので、闇纏を施したガレスでとにかく貫きまくってようやく倒せた。
なお、貫くより相手の体内に弾が残るようにしたほうが衝撃が伝わりダメージが大きいのはなんとなく察していたのだが、今回は相手がスッカスカの骨なので衝撃もクソもなかった。
相手が近接戦闘タイプなのでめっちゃガブガブされた。超痛かったです。まる。
ーーーーーーーーーーーーーーー
田中春樹
種族:半鬼人
レベル88
ユニークスキル:台無し
スキル:ナイフ術(上級)
体術(超級)
槍術(上級)
銃術(上級)
捕捉の魔眼
持ち物:ロンゴミニアド(破損)
ナキメ
ガレス
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
100階層、ボスフロア
ようやく、最下層まで辿り着くことができた。今の俺のステータスは以下の通りだ。
ーーーーーーーーーーーーーーー
田中春樹
種族:半鬼人
レベル97
ユニークスキル:台無し
スキル:ナイフ術(上級)
体術(超級)
槍術(上級)
銃術(超級)
捕捉の魔眼
持ち物:ロンゴミニアド(破損)
ナキメ
ガレス
ーーーーーーーーーーーーーーー
「さて、ようやくここまで辿りつくことができたな。」
今日に限って、ボス戦にスズネがついて来た。今回の敵は超強いからスズネも戦ってくれるらしい。じゃあ最初から手伝ってくれよと思ったけど「それじゃあお前の鍛錬にならないだろう」と言われた。まぁその通りなんだけどさ。
「さてと私が最後のフロアボスだ。私を殺すことが、怠惰の迷宮攻略の条件だ」
…は?
またまた何を言ってるんだこの子は
スズネがフロアボス?それじゃあ俺はスズネを殺さなきゃいけないじゃないか。
「俺はお前を解放するためにここまで来たんだ。殺すために来たんじゃない」
「殺さねばお前は外に出れないぞ。私が出さない。どちらかが死ぬまで、このフロアが開くことは無い。」
「…俺を騙したのか?」
「そうか、お前はそう捉えるか。まぁ、間違ってはいない」
「…お前だけは、信じていたんだぞ」
「またお前はつまらないことを言うな」
それから彼女は語り始めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます