第6話 名と魔物

 竜は5分程で現実に帰ってきた。

 彼は何事もなかったかのように質問を再開する。


「都会の方は貴族とかやっぱりいるの?」


「妾達魔族ならだが、名に家名があれば人間で言う貴族にあたるな。人間の場合は・・・確か、『人間の貴族とやらは名前は長くて覚えきれん』と、ガウディが愚痴っておったな。詳しくはわからん」


「・・・その反応だといるっぽいね。嫌だなぁ~」


 竜は誰にも聞こえない声で呟く。彼はゲームや小説などの影響で、貴族への偏見を持っていた。そして、リリィが『名前』の部分に反応しているのに気づく。彼が意図的に避けていた話題だ。


(さて、本名を名乗るべきか、偽名を名乗るべきか・・・)


 竜は頭の片隅で考えていたことに改めて焦点を当てる。


「名前か・・・今さらだがぬしの名は?」


 本名を名乗った場合の利点は、大蛇が竜を見つけてくれる可能性が上がること。欠点は、仮に竜と似た境遇のものが過去や現在にいた場合マークをされてしまうこと。それは、避けたい。何をされるか分からない。


「僕のところでは名を尋ねるときはまず自分からって言葉があるんだ」


 偽名を名乗った場合は、本名を名乗った場合の利点、欠点がそのまま反対になる。大蛇に見つけられる確率が下がり、似た境遇の者を知っている者から目立ちにくくなる。

 ただ、竜はこの世界の人間の名前を一人も知らない。どういう名前が普通かが分からない。


「む、そうか。妾の名は、リリィ・クラウンと言う。クラウンが家名だ。リリィと読んでくれ」


(こんなことなら、三人組の名前、聞いておくべきだった)


 竜は後悔し、決めるための時間を稼ぐ。


「へぇ~、リリィ様は貴族なんですか?」


「うむ。だが、敬う必要はないぞ。外でもあれをされるのは疲れる」


「わかった。こっちもその方が楽で良いしね。ありがとう」


「して、ぬしの名は?」


 大して時間は稼げなかったが、竜は決めた。


「僕の名前はミカって言います」


 偽名を名乗った。情報がとにかく少ない、この状態で考え続けても泥沼にはまるだけと判断した。なので、自分の好みだ。竜は学校で、できるだけ目立たないように行動していた。道場ではさすがに無理だったが、竜にとっては周りに誰もいない方が気が楽だっだ。


「ミカ、か。うむ、良い名だ。家名は無いのか?」


「まぁ、僕の故郷は人が少なかったからね。必要がなかったんだ」


 流れるように自然と嘘を言う。


 偽名を名乗った理由はもう一つある。


「僕の故郷はいつか近くを通ったときにでも紹介するよ」


 竜はそもそもリリィのことを信用していないからだ。


 この台詞も嘘。竜に紹介する気などない。


「貴族ってやっぱりお金に詳しい? リリィは?」


 リリィは嬉しそうにしていたが、何かを言う前に竜が次の質問に入る。場所などを細かく聞かれては困るからだ。


 この質問にリリィは顔を伏せて表情を隠した。


「それは……き、貴族は詳しい、のだろうが、その……、わ……ない」


「え?」


 リリィの声は小さく聞こえずらかったが、竜は確かに聞いた、彼女が、妾は知らない、と言ったのを。

 竜は小さく、マジか・・・と呟く。

 その呟きがリリィに聞こえたようで、


「妾は、ま、まだ・・習ってないだけだ。…頭が悪い訳ではない」


 まだを強調して言う。

 その顔は伏せられたままで表情は分からないのだが、耳が羞恥で赤く染まっていた。


 だが、この事は竜にとってたいへん都合が悪い。金銭価値が分からなければ買い物もままならないのだから当然だ。まぁ、町にたどり着けるかも分からないのだが。


「情報屋…ギルドとか酒場とか? だけどそれにはまたお金が必要……」


 竜は小声でぶつぶつ呟く。リリィは恥ずかしがって少し離れて歩いており、竜の呟きは聞こえなかった。そのため、反応されなかったと思い、余計に恥ずかしがってまた距離を少し離す。もう、首まで真っ赤である。


 そんなバラバラな空気を流しているとき不意に竜が立ち止まる。


「ねぇ、リリィ」


「な、なんだ?」


「あれってもしかして」


「え?」


 竜は右前方の方を指さしながらリリィへと問いかける。リリィは伏せていた顔を上げて竜の指したものを見て驚愕の声をあげる。


「あれは・・・スライム!!」


「あ、やっぱり?」


 そう。竜が見つけたのはRPGの雑魚敵で有名なスライムだ。竜の思っていたのと違い、腰ぐらいの大きさがあるが、青い色のゼリー状の物体がゆっくりと動いている。

 竜は腰の剣を見て、練習にはうってつけだと思いスライム目指して歩く。


「何をしておる!?」


 が、数歩でリリィに止められる。


「いや、戦ってみようかなって」


「何を言っておるのだ! 相手はスライムなのだぞ!?」


 リリィの顔はよく見れば恐怖で青くなっている。


「え? スライムってあまり強くないんじゃ?」


 竜にはあのゆっくりと動いているプニプニした物体が強そうに見えない。


「ミカは何を学んでおったのだ!? スライムは最強の魔物の一角だ!! 強くないわけないであろう!」


「はぁ!? え、何? ドラゴンとかより強いの?」


「強さは竜種と同格だ。その上、竜種と違い数も少なくない。多い、というわけでもないが」


 これには竜もビックリだ。あの、最弱の雑魚がこの世界では最強の魔物らしい。それならば離れた方がいいと竜も判断する。


「えっと、スライムの索敵範囲はどのくらいある?」


「いや、スライムはこちらから攻撃するか、触れたりしない限り襲っては来ない。だから、そのまま元の道をこう」


 そう言って竜の手を握り、返事も聞かず元の方向へ歩き始める。竜は引っ張られないように彼女の横に並んで歩く。


 そのまま二人は黙って歩き続け、スライムが見えなくなった頃ようやく竜が口を開く。


「スライムってどんなふうに戦うの?」


「それ、は!!」


 リリィは質問に答えようとして、手をつないでいる自分たちの状況に気づく。手をつないでいるため肩と肩が触れそうなほど近づいている。

 彼女は焦って竜から離れようとして、手をつないだまま・・・・・・・・数歩下がろうとして足を絡まらせてしまい、


「きゃっ!」


「わ!」


 彼女は仰向けに倒れる。当然手をつないだままの竜も倒れる。何とか両手をついてぶつかるのだけは阻止するが、その体制はまるで、竜がリリィに覆い被さっているかのようだ。

 竜の視界には目を閉じたリリィの顔があり、整った顔だなぁ~、などと思っている間にリリィが目を開ける。


「え~っと…だ、大丈夫?」


 リリィは数度瞬きをして、目を見開く。同時に顔が赤く染まっていく。


「あ、あう。……あう」


 リリィは恥ずかしすぎて言葉が出ない。竜を見ていられずに、顔を横に向け、


 押さえつけられた状態で手をつないだままの自分の手が視界に入る。


「ふぁ!?……ぁぅ」


 見ていられずに、また竜の方を見て、また視線をよそに反らす。

 分かりやすく目を回している様に竜は苦笑いを浮かべた。


「・・・ちょっと休憩しよっか」


 内心で『ちょっと面白いな~』等と思いつつ竜は立ち上がり、リリィに提案する。手は握られたままだ。竜に引っ張られる形で立ち上がった彼女は赤く、ぽ~と言う擬音が似合いそうな表情のままコクン、と頷く。

 竜はリリィを座らせて、手を離してくれないためその横に自分も座ろうとする。


「グルルルルゥゥ」


「ここらへんは魔物のポップポイントでも有るのかな?」


 が、いつの間にか竜達の正面には、一匹の狼がいた。体長が三メートル弱程あるにもかかわらず、直前まで全然分からなかった。毛の色は緑色と茶色の混ざった迷彩服のような色。その狼が竜を威嚇している。


(狼は集団で行動するはず。ならまだ隠れているのがいるってことかな?)


 竜はマンガや小説のように殺気を探るような能力はない。だから彼は状況を予想するしかない。敵は一体ではないと考え、リリィの手を払い、剣を抜き腰だめに両手でもって構える。剣先は高め、人の首が有るであろう位置を指している。

 手を払った際、悲しそうな声で、あっ...、とリリィが漏らしたが竜は気付いていなかった。


 改めてこの剣を見て竜は不安になる。とても軽く、角度によっては向こう側が透けて見える程の薄い水色。明らかに鉄ではない何かでできている。あまり頑丈そうには見えない。


 竜は横にいるリリィをみる。彼女は赤い顔で自分の手を見たまま固まっている。

 敵の数が分からず、その上、リリィはフリーズして使い物にならない。と言うより守る必要があるためむしろ邪魔だ。さらに、この武器の性能も全く知らない。


(・・・剣術の勘を取り戻すための戦闘にしては難易度高くない?)


 竜はそう思ったが、ゲームではないのだから相手側が合わせてくれる何てことはなく。正面の狼が牙を剥き出しにして飛びかかってくる。竜はそれをギリギリで避け、空中にいる狼の腹に左右の足による二連の蹴りあげを叩き込み、狼はその場で浮いて止まる。さらに、竜はバック転を行いサマーソルトキックもどきで狼を飛ばす。着地と同時に追撃をかけようと構え、


「わっ!?.....あた!」


 真横から飛び込んできた二頭目の狼を体を大きく反らして回避する。まだいるという予想をしていたため回避することはできたが、全く音がしないのは予想外で動作が大きくなりすぎ、体制を整えられず背中から倒れる。当然その隙を、狼達が見逃すはずもなく、二頭目と新たに現れた三頭目が竜に飛びかかる。


「プレス!!」


 ようやく再起動したリリィが叫ぶ。発動したのは圧縮した空気を上から下へ叩きつける風の魔法。竜に飛びかかっている二頭とリリィの真後ろの一頭の計三頭の狼を地に叩きつける。


「ミカ、無事か!?」


「大丈夫、助かった」


 竜はリリィの近くまで下がる。


「・・・気絶したの?」


「いや。魔法で押さえつけているだけだ」


 リリィはそう答えるが狼は全く動かない。どれだけ強い力で押さえつけられているのか竜には想像できない。


(あ、泡吹いてる)


 リリィの背後を取った狼は打ち所が悪かったのか気絶している。


「この狼達はフォレストウルフと言って森や草原に生息しておるランク2の魔物だ。一頭一頭の強さは大したことないが、集団で行動することと、隠密性の高さから森で遭遇した場合ランクが2つも上がる、らしい」


「ランク?」


「危険度ランク、これも知らんのか...。言葉の通り、魔物の危険度を表している。数字が大きいほど危険な魔物だ」


「ランク2ってどのくらい?」


「初級冒険者達では危険な魔物と言う意味らしい」


(冒険者。あの冒険者かなぁ?)


 竜は女性っぽい見た目をしているが男だ。やっぱり小説のような強い冒険者には憧れていたらしい。


「へぇ~」


 が、返事はそっけない。当然だ、現代日本人がそんなことを人に言ったらどうなるか竜は知っている。周りからは、変人を見る目で見られ、友人から距離をおかれ、いじめにあう。

 竜は中学一年の10月トラウマを思い出しかけ頭を軽く振って気持ちを切り替える。


「それより、その狼達どうする?美味しいの?」


 竜はここに来る前に大会で体を動かし、今も動かし、そろそろお腹が空いてきたためこんな質問をする。


「へ? ・・・えっ、と。なかなかいけるぞ?」


 リリィはいきなりの話題変更に一瞬詰まったが、城で食べたことがあり、何とか答える。彼女は会話中も魔法を発動し続けていた。


(化け物魔力なのか、魔法の効率がいいのか、時間拘束タイプなのか・・・見た感じ三番ではないかな?)


 彼女の魔法は会話中に威力がちょこちょこ変わっているようで、時たま狼の苦しそうな声が聞こえている。


「・・・殺さないの?」


「・・・それは」


「相手は危険な魔物なんでしょ?」


「わかっておるが・・・」


 リリィは魔物を拘束するだけで、殺していない。生き物を殺すのに抵抗があるらしいが、


「そんなんだとすぐ死ぬよ」


 竜からすればその考えはあまりに甘過ぎる。


「・・・・・・」


「あぁ、なるほど。リリィは心のどこかで死にたいとか思ってるでしょ?」


「な、にを」


 リリィは目を見開き驚く。

 図星だった。リリィは自分のせいで仲間達が殺されたと思い詰め、自分がいるせいで生まれる争いがあるならいっそ、などと心の隅で思っていた。


「図星だった?命を奪うのだって自分が別の命に救われたばかりだから抵抗があるんでしょ?馬鹿馬鹿しいこと考えてるね」


「なんだと?貴様に何がわかる。友が、仲間達が目の前で、妾のせいで!!殺され!・・・あの時妾がいたから、妾さえーーーー」


「いなければって?確にそうかもね。その、仲間達・・・の命に救われた姫さんは仲間達・・・の命を軽く見る最低な人物みたいだしね~」


 竜はとても楽しそうに笑いながら、馬鹿にしているように言う。

 リリィはその言葉に絶句する。


「・・・そ、そん「そんなことないとでも?」っ!」


 リリィの言葉を遮りながら竜は言う。


「だって、その命を捨てるってことはその命を守るために命を失った者達の死が無意味だ、無駄死にだって言っているようなものだよ?わかってる?」


「え?」


「リリィは今、コクロウの行動を馬鹿にしてるんだよ?」


「・・・・・・」


 リリィは下を向き黙った。竜は内心でため息をつく。


(はぁ~。らしくないことしたなぁ~。何様だよ)


「これ以上は言わないよ。それより、狼をーーー」


 竜は周りの狼をどうするかを問いかけようとして、いつの間にか狼の声が聞こえなくなっているのに気づく。リリィが押さえていた狼三頭はぺしゃんこに潰れて死んでいた。ちょっと人に見せられない惨状になっている。恐らく、リリィが叫んだときに瞬間的に出力が上がっていたのだろう。残っているのは、竜が飛ばした狼だけだ。その狼はまだ動いていなかった、気絶しているのかもしれない。


「って、もう僕のしか残ってないし。・・・あ、剣使ってない」


 竜は、この剣ギロチンの役割しかやってないな~、などと言いながら狼に近づき、


「待て。妾が殺る」


 リリィに止められる。その隙をついて気絶したふりをしていた狼が竜に飛びかかり、


「シャドウエッジ」


 リリィの発動した闇属性の魔法、己の影でできた刃が狼の影だけ・・を切り裂く。狼の影が首と体に別れ、それに続くようにして狼の本体が影と同じ末路をたどる。


「・・・何?嫌がらせ?」


 当然、飛びかかられていた竜は目の前でグロいものを見せられた上に、吹き出た血をほぼ全て浴びることになり、リリィを睨む。


「いや、・・・すまぬ」


 決まり悪げに、だがしっかり頭を下げてリリィは謝る。が、竜は無視して自分の服を絞っている。


「うぇ~。気持ちわっぷ!」


 リリィは魔法で作った水球を竜に叩きつける。頭を下げたのに見向きもされなかったことに少しイラッとしてやったようだが、当てるつもりはなかったようで、彼女は、あ、やっちゃった、といった表情をしている。


「・・・・・」


 竜は無言でリリィをじっと見る。リリィはコホンと、咳払いをして


「こっちに来てくれぬか?ミカの服を洗おう」


「はぁ。ここで?」


 気持ちを切り替え竜に提案する。が、竜は外で裸になるきはないので言外に、嫌です。と答えるが、リリィはコクンと頷く。彼女には伝わらなかったようだ。

 竜はため息を吐きながらリリィの近くまで行き、ジャージの上を脱いだところで、また、水を叩きつけられる。


「何をしておる!?」


「・・・こっちの台詞なんですが?」


 竜は不機嫌な口調と態度でリリィを睨む。が、彼女は羞恥で赤くなっている。そのことに気づいて、なぜ、赤くなっているのか分からず竜は首をかしげる。

 リリィは竜から視線を外しつつ早口でまくしたてる。


「ふふ服を脱ぐ必要はない!!そのまま、服を着たままこの水に入ればよいのだ!」


「え?僕ごと洗うの?やだよ」


「己の姿を見てかりゃぁ!ふ、服を着ろ!!」


 竜だって血塗れは嫌で、シャワー、できればお風呂に入りたいが、汚れた服を着たまま入るのは嫌だ。ましてや、目の前にあるのは竜より大きい水の塊。湯気も出ていない。何の罰ゲームだろう、竜はそう思った。


 ちなみに、竜はジャージの上を脱いでいるが、ちゃんと下に白い無地のTシャツを着ている、いや、白だったTシャツを着ている。

 が、彼女は異性の体をこんなに近くで見たことはなく、その上、正面から見ると、血を浴びすぎていて服と体の境目が少し分かりにくい。怒鳴ろうとして竜を見て、変な声をあげてしまい、さらに赤くなって顔をそらす。少し見れば分かりそうなものだが、彼女には上半身裸に見えているようだ。


 しぶしぶ竜はジャージの上を着なおしリリィの正面にある水の塊に手を突っ込む。すると目の前の水の塊がジワァ~と赤くなっていく。竜は驚き手を引っこ抜く。突っ込んだ部分は綺麗に血が取れている。と言うより、他の汚れも全て取れているようで新品のように綺麗になっている。が、竜が驚いたのはそこではない。


「濡れてない?」


 そう、確かに水に手を突っ込んだ感触があった、なのに手に水がまとわりつく感触が無かったのだ。無かったのに手の血は綺麗に取れている。違和感たっぷりだった。


「どうした?早くせんか。・・・別に叩きつけても効果は同じなのだぞ?」


 リリィは水の塊をフラフラ動かしながら催促する。

 竜は覚悟を決めて全身を突っ込む。体を包み込むように水がある違和感。全身が入ったのを感じて、すぐに出る。

 竜の服は体ごと綺麗になったが、竜は、「なんか、何て言うか・・・」とぶつぶつ言っている。気に入らなかったようだ。


 リリィは赤くなった水球に入ろうとしている。その状態でもまだ使えるようで、手を突っ込み、顔も入れ、ようとしたところで何かに気づいたように固まる。顔が赤くなり、慌てて魔法を解除し、また新たに今度は濃い紫色の水球を作って隠れるように入っていった。


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