第10話 決意 (二)

十 決意 (二)


「じゃあ行こうか」と席を立つ拓哉。

「あ、待ってください。これを‥‥‥」

 そう言って、拓哉の手に蝶パンツのリモコンを手渡す由衣。

「ちゃんとつけてきたんだな」

「はいっ」

 カフェを出てホテルに向かって歩き出す二人。

 大きな交差点の信号待ちの所でリモコンのスイッチを入れる拓哉。

「あっ!」と小さく叫んで体をビクッと震わせて腰を引く由衣。

 苦しそうに拓哉を見上げる。

 知らん顔して振動を強くする拓哉。

 拓哉を見上げて泣きそうな表情で懇願するように首を横に振る由衣。

「はあはあ」と息遣いが荒くなって苦しそうだ。

「‥‥‥許して、ここじゃ、いやっ!」と小さな声ですがるように言う由衣。

 早く信号変わって‥‥‥、もうダメっ‥‥‥。

 やっと歩行者用信号が青に変わる。

 周りにいた多くの歩行者が一斉に歩きはじめたその時、

「うんぐっ!」と口を閉じたまま大きくうめいて体をガクガク震わせて由衣がアクメに達する。

「んぐぅぅぅぅぅぅ!」声を押し殺しながらアクメの叫びをあげる由衣。

 そばにいた人たちが驚いて由衣のほうを見るが、すぐに由衣の手を引き、半ば強引に交差点を渡りはじめる拓哉。

 由衣の太ももからはダラダラと失禁した尿が垂れて歩いている後を濡らしていく。

「あああああ、いやあああああ」と手を口の前に当てて口を押さえながら由衣が悲鳴をあげていく。

 交差点を渡り終わってさらに手を引かれて進んでいく由衣。

 ようやく失禁もおさまり、少しだけ落ち着いてきた。

 道端で立ち止まり、由衣を振り返る拓哉。

「あんな大勢の人がいるところでアクメに達して小便を漏らすなんて、どうしようもない変態だな、由衣は」

「ああああ、申し訳ありません」と真っ赤な顔で謝る由衣。

「あとでお仕置きだな」

「はい、お願いします!」

「もう一度ここでイクか?」

「あああ、もう、お許しください‥‥‥」と拓哉の腕にすがりついて拓哉を見上げて許しを乞う由衣。

「由衣はたまらなく可愛いな、虐めたくてたまらなくなる」

「あああ、そんな‥‥‥」

「一度逝ったあとだからすぐにまた逝けるな‥‥‥」

 そういってまたリモコンのスイッチを入れる拓哉。

「ああっ!」と振動で身悶えする由衣。

「逝くのを我慢するんだ。呼吸を落ち着けて」

「む、無理です。あああ、もう、もう‥‥‥」

「声我慢しないと周りに変態メスだってバレるぞ」

「そ、そんな、もう、ああ、ああ」と言いながら立ってられなくなってしゃがみ込んでしまう由衣。

 すがるように拓哉を見上げて首を激しく横に振る。

「ダメ、ああ、ああ」と今にも逝きそうな瞬間に振動がピタッと止まる。

「ああっ、あっ‥?」

「どうした?」

「そ、そんなああ‥‥‥」と恨めしそうに拓哉を見上げる由衣。

「どうした、大勢の人に見られながらアクメの変態顔をさらしたいのか?」

「もう、もう、ダメです、逝きたい、このまま逝きたいです」

 すがるように懇願する由衣。

「立ちなさい。行くぞ!」

「ああ、このまま生殺しされて‥‥‥もう‥‥‥もう‥‥‥」

 自分の手をスカートに入れて逝こうとする由衣の手を掴み、後ろ手を回して、後から由衣を連行するように歩き出す拓哉。

 観念してアクメ寸前で寸止めされたままの由衣。

「大丈夫です、もう。ホテルについたら狂うほど逝かせてくださいね」

 目的のホテルに入り、パネルで空室を選ぶ。

 大学生ぐらいのカップルも同じように部屋を選んでる。

 そこで突然リモコンのスイッチを最大にして入れる拓哉。

「うがっ、うあああああ」

 収まってきたところに突然の強烈な刺激を受けて思わずすぐにアクメに達してしまう由衣。

 声を抑えることもなく、「んあぁっ、いっくぅううう!!」と叫んで体を痙攣させる由衣。

 隣にいたカップルが驚いて由衣のほうを見る。

 アクメに達して倒れるように拓哉にもたれかかった由衣を抱きかかえて、エレベーターに乗る二人。

 後ろのほうからカップルが話している声が聞こえる。

「すごい、今の子、逝ったんでしょ?」

「あんな人前でイクなんて変態だね‥‥‥」


 エレベーターに乗って三階に上がり、部屋に入る二人。

 由衣をベッドに横に寝かして、風呂の準備を済ませて裸になる拓哉。

 痙攣が収まって呼吸が落ち着いてきた由衣に話しかける。

「さっきのカップル、由衣のことを人前でイク変態だって言ってたぞ」

「あああ、もう恥ずかしすぎておかしくなりそうです」

「全部脱ぎなさい」

 ベッドでやっと体を起こして服を脱ぐ由衣。

 リモコンバイブの蝶パンツも外して尻尾だけの全裸になる。

「もうおまんこも脚もスケベ汁だらけですごいぞ」

「あああ、お兄さんのせいです。もうもう、でも大好きです、愛してます! 愛してます!!」

そういって拓哉に抱きついて唇を合わせ、舌をからめてお互いに相手をむさぼるように熱いキスを交わして行く。

「愛してます、お兄さん!」

「僕も愛してるよ。そうだ、もう『お兄さん』っていうのはやめない?」

「あっ、そうですね。では『拓哉さん』あ、『ご主人様』のほうがいいですか?」

「好きにしていいよ。人前で『ご主人様』はまずいけど」

「はいっ、わかりました。ご主人様‥‥‥。人前でお漏らしした恥知らずな由衣に厳しいお仕置きをしてくださいっ!」

 そういってまた唇を合わせてくる由衣。


「今日はお漏らしとスケベ汁でベドベトの臭くて汚い由衣の変態まんこをたっぷり味わってやる」

「あああ、そんなぁ‥‥‥」

「それから由衣に飲尿の躾もしてやるし、たっぷりスパンキングの快感も教えてあげよう」

「あああ、うれしいです。キツい調教をお願いします」

 そして淫らな調教が始まった。

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