第3話 覚醒

三 覚醒


 家に帰った拓哉は美咲から声をかけられる。

「由衣と一緒だったの?」

「あ、うん」

「相談なんだって?」

「なんか美大への進学も考えていて、どんな感じか知りたいって言われて」

「そうなんだ。由衣、イラストとか描いたりするの好きみたいだったから‥‥‥。ちゃんと相談に乗ってあげたの?」

「うん、また何かあったら相談したいって」

「そう、私の大事な友達なんだから、ちゃんと親切にしてあげてね」

「うん、わかってるよ」


 その晩、由衣からLINEのメッセージが届く。

「今日はありがとうございました」

 拓哉は、ものすごく気持ちいいオナニーができたので、もしかしたら今日だけじゃなく、また機会があれば、と思いダメ元でメッセージを返す。

「こちらこそ。また見たくなったらいつでも言ってくれれば、時間作るよ」


 ところが既読はすぐについたが由衣から一時間経っても返信がない。

「ごめん、調子にのったね。お互いにもう忘れよう」とメッセージを送る。

 しかし既読にもならないままになってしまい、もう寝たのかと思い諦める拓哉。


 翌朝、突然由衣からメッセージが帰ってくる。

「返信遅くなってすみません。明日の夕方、同じくらいの時間は空いてますか?」

 嫌われたと思っていた拓哉は由衣からまた誘いがあったことを喜ぶ。

「大丈夫」

「私のウチに来てくれませんか。三時半には戻ってます。家は私しかいませんので」

 メッセージのあとには、由衣の家の住所が記載されていた。

「わかった」と返す拓哉。

 家に来て欲しいってことは、リピートあり、ってことかな、と思う拓哉だった。


 翌日午後、三時半すぎ、期待に胸を膨らませた拓哉が、由衣の家のドアホンを鳴らす。

 ガチャリ、と音がして鍵があき、ドアが少し開く。

「お邪魔します」と拓哉が玄関に入ると、そこにはキャミソールとショーツだけの下着姿の由衣がいた。

小柄で華奢なのに、アンバランスなほど大きな胸はノーブラのキャミソールの中でたわわに実っている。

一昨日見たときには、大きめの乳輪がすごく卑猥だったが、ノーブラでチクポチしている乳首がキャ卑猥だ。

「あ、こんにちは」と由衣の格好に驚きながらも挨拶する拓哉。

「お入りください。飲み物アイスティーでいいですか?」

「あ、うん、おじゃまします」と玄関をあがる拓哉。

「両親は仕事で今日は遅めなので‥‥‥」

 拓哉を自分の部屋に案内しながら話す由衣。

「兄弟は?」

「いません、一人っ子なので」

「飲み物持ってくるのでベッドに座っててくれますか」と部屋に通される拓哉。

 美咲のごちゃごちゃして部屋と違い、すごく質素でモノが少ない部屋。何の趣味かもわからない感じだ。

 地味で真面目そうなのに、こんなに大胆で変態的なことをしようとする由衣のギャップに興奮している拓哉。

 アイスティーを持って由衣が部屋に戻ってくる。

「すみません、家に来てもらって。やっぱり表だと落ち着かないので‥‥‥」

「かまわないよ」

「少し連絡が途切れたから、嫌われちゃったかな、と思ってた」

「すみません、夜スマホ確認するのを忘れちゃってました。私のすけべなところ、知ってるのはお兄さんだけですから、嫌ったりとかそんなことはないです」

「由衣さんは、彼とはまだエッチしてないって言ってたよね。彼はしたがらないの?」

「彼はすごく真面目で、私のこと大切にしてくれてるので‥‥‥。あ、私のこと由衣、でいいです。年下ですし」

「わかった。由衣は、彼のこと好きなんだね」

「はい、好きです」

「でも、僕とこういうこともしちゃうんだ‥‥‥」

「はい、だめでしょうか・・お兄さんとは恋愛じゃないですし、同じような趣味を持つ仲間、という感じではないかと‥‥‥」

「仲間ね‥‥‥。まあお互い人にはいえない秘密の自分を曝け出す関係という点では同士かもしれないけどね。彼には自分のすけべなとこ出せないんでしょう。オナニー見せてほしいとか頼んだり」

「そんなこと絶対に言えません」

「由衣はどんなことに興味があるの?」

「すごく恥ずかしいこととか、汚されることとか、そういうことに興奮するんです」

「おとといの晩、帰ってから、お兄さんのザーメンでよごれたショーツの匂いを嗅ぎながら何度もオナニーしちゃいました‥‥‥。すごく臭くって、いやらしくって、変態な自分に興奮して‥‥‥たまらなかったです」

「可愛い顔してホントに変態なんだね、由衣は。オナニーはよくするの?」

「毎日してます。時間があれば一日に何度も‥‥‥」

「いやらしいんだね。僕もそうだよ‥‥‥」

「今日はどうしてほしいの?」

「今日もお兄さんのオナニー見せてください。母親が六時くらいに帰ってくるので、五時半くらいまで時間があります。何回でもして欲しいです‥‥‥」

「わかった」

「あの‥‥‥今日はできればお互いに全裸でいいですか?」

「え、それはかまわないけど‥‥‥」

「でも触ったり襲ったりはしないでくれますか? 彼を裏切りたくないので‥‥‥」

「いいよ」

「‥‥‥あの、それから、ザーメン出す時は、私の体にかけてほしいんです。おっぱいやおまんこにたっぷりかけて汚してほしいんです」

「うれしいね。望むところだよ」

「ではお願いします‥‥‥」

 そしてお互いに全裸になるふたり。

「由衣はいやらしい体してるね。デカい乳輪がたまらなく卑猥だよ」

「恥ずかしいです、体見られて‥‥‥」

「でも嬉しいんだろう、恥ずかしい身体を僕に見られて」

「‥‥‥はい、すごく興奮してます‥‥‥」

 由衣から脱いだショーツを受け取る拓哉。

 もうクロッチ部分はすけべ汁でベトベトで半透明になっているくらいだ。

「すごい、もう由衣のおまんこベトベトだね。すけべ汁すごくおいしい。おまんこ舐めてる気分だ」

「そんな、ああ‥‥‥」

 拓哉に汚れたショーツをベロベロに舐められて、顔を真っ赤にしながら興奮している由衣。

 ベッドに座った由衣の前に立ってオナニーをはじめる拓哉。

 しばらく舐めたり匂いを嗅いでいた由衣のショーツをペニスに巻き、ペニスをしごく拓哉。

「由衣のまんこ汁がペニスに絡んでるよ‥‥‥」

「ああああ」

 由衣も興奮して自然と自分の両乳首を手で弄り始める。

「はあはあ」と息づかいが荒くなっていく拓哉。

「ああ、由衣、いいよ、すごく気持ちいい、ああ、出そうになってきた、ああ、いい、もう、出る、出る、出るよ!!」

 そう言いながらペニスを突き出して、由衣の胸やおへそのあたりにザーメンをぶっかける拓哉。

 大量のザーメンが由衣を汚していく。


「ああああ、ザーメンかかってる〜〜、あああ」

 興奮で紅潮してトロンと恍惚の表情を浮かべる由衣は、体にかけられたザーメンを手につけて、一心不乱に身体中に塗りたくっていく。

 それがあまりにエロくて、ザーメンを放出したあとも勃起したままのペニスをまたシゴきはじめる拓哉。

「由衣はどうしようもない変態だな。今度はまんこ拡げるんだ、まんこにたっぷりザーメンかけるから‥‥‥」

 そう言ってペニスをはげしく扱いていく拓哉。

「ああ〜〜っ」と体にザーメンを塗り伸ばした由衣は汚れた手で、ベトベトのおまんこをいじってすけべ汁をたっぷりつけて、それも片手で体に塗り伸ばしていきながら、もう片方の手でクリをこねてオナニーしはじめる。

「はあはあ、由衣の変態オナニー、見てくださいっ!」

 そう言いながらベトベトの体でクリをこねてよがり声をあげていく由衣。

「もう出る、由衣、僕のザーメンでまんこ汚してやる、ああ、出る、出る‥‥‥」

「あああ、変態まんこザーメンで汚してください」といいながら激しくクリをこねる由衣。

「出るぅぅ!」と叫んでM字開脚で拡げた由衣のおまんこにペニスを近づけて、ザーメンをドピュドピュとかけていく拓哉。

「ああ、熱いザーメンかかってる〜〜」と言いながらかけられたザーメンをおまんこに塗りたくりながらクリをこねる由衣

「ああ、イク、イク、イク〜〜〜〜っ!ああああ!」

 咆哮をあげて逝きながらベッドに倒れる由衣。

 おまんこからは潮か失禁のような水がビュッビュッっと何度も吹き出し、痙攣してヒクヒクしている。

 全部のザーメンを由衣にかけた拓哉は、はあはあと息をしながら倒れた由衣を見つめている。

 そしてその場に座り込む拓哉。


 起き上がらない由衣に声をかける拓哉。

「由衣、大丈夫?」

「はあはあ、だ、大丈夫です。もう、こんなに興奮して感じたのははじめてです」

「僕もめちゃくちゃ興奮したよ。由衣の変態オナニー、すごかった‥‥‥」

 ゆっくりと自分の体を手で撫で回す由衣。

「私、お兄さんのザーメンまみれに汚れた体になれてすごく嬉しいです」

「本当にどうしようもない変態だね、由衣は。もっともっと汚れた変態メスの由衣が見たいよ」

「私もお兄さんに恥知らずで変態な自分を見てもらいたい、もっと一緒に変態なことしたいです」

「‥‥‥でも彼は裏切らない、だね」

「はい、これはオナニーと同じなので、彼は裏切ってません。ダメですか?」

「いいんじゃないかな、僕、指一本由衣に触れてないし」

「もっともっと汚して辱めを与えてほしいです‥‥‥」

「いいよ、由衣もしてほしいこと、何でも言って。僕も考えてとことん汚してあげるから」

「あ、ありがとうございます‥‥‥」

 そのあともさらにもう一発見せ合いながらのオナニーに熱くなる二人。

 由衣の体は拓哉のザーメンでベトベトになってものすごく卑猥にテカっている。

 ベッドに並んで倒れて呼吸を整えている二人。

 時間も経ってきたので、そろそろ引き上げないと、と拓哉が声をかける。

「このあとシャワー浴びるでしょ」

「は、はい、本当はこのままお兄さんのザーメンを塗った臭い体で一晩過ごしたいですが、母親が帰ってくるので‥‥‥」

「じゃあ僕はそろそろ引き上げるね」

 そう言って、身支度をしてベッドに横になったままの由衣を残して、由衣の家を出る拓哉だった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る