埼玉県のとある繁華街のブラック企業飲食店の人間模様

@atsuma1921

第1話もくじと登場人物

前書き  この物語は、埼玉県のある繁華街に実在する寿司いし川と、同じ会社で同じビ

ルの同じフロアーに併設する鉄板焼きステーキ店南風をモデルにした物語である。寿司屋

の大将を始め、個性の富んだキャラクターの従業員やアルバイトを、描き書かれたもので

ある。

目次

1 登場人物の紹介

2 私が若い頃経験した飲食業界

3 飲食業界に戻ろうとした理由

4 立山との始めての対面

5 山田と始めての二人で飲んだ日

6 ラウンジのももちゃんが来店

7 入社して慣れた頃

8 再び山田と飲みに行ってのぼったくり事件

9 アルバイトとの交流

10 社会保険の保険証が会社から貰えない

11 仕事終わりの寄り道

12 近所の店で山田と飲み歩き

13 山田の身勝手な行動

14 徳島の退職と私の入院

15 私の退職宣言

16 クリスマス準備とクリスマス

17 クリスマス以降の年末も忙しい毎日

18 母親が新型コロナウィルスに感染

19 退職後

20 入院そして手術

21 リハビリの毎日

22 リハビリ専門病院への転院

23 退院後

24 いよいよ職場への復帰

25 立山に鉄板を本格的に教わる日々

26 羽目を外し過ぎたキャバクラ通い

27 山田が暴力事件を起こす

28人事異動とグループ会社の変更

29結局山田は書類送検されるが不起訴に

30会社の組織的脱税方法と税務局への通報

31みんなからとのお別れ

1これから、この物語の登場人物を紹介する。大将、山田裕之 若い頃から寿司職人に向

いていたみたいで、刺身の盛り付けで日本一になり、笹の飾り切りでも全国6位の実績を

持つ。寿司の腕に惚れ込んだ常連客も多く、その分欠点も多く、破天荒な性格と、自称で

はなく本当のロリコンでもある。離婚歴が2回あり、根っからの寂しがり屋でもある。も

うすぐ二十歳になる女子大生の父親でもある。なお、ストーカーの気があるやばい人物。

2 社員大村P 全職は一部上場企業の営業マン。50歳を目の前にして退職し、何故か寿


司職人を目指す。奥さんと二人暮らしだが、アルバイトの女の子に惚れやすいのが欠点で

ある。Pの由来は、本当にアル中らしく、自分から「アルPです」と名乗った事から由来す

る。若い頃、ホストをやっていた経験あり。大将の山田からは、「Pちゃん」と呼ばれる

ことが多い。会社が嫌になり、今は調理師会で寿司を握っている。

3 ヤクザの兄貴こと松田 社員ではなく、日給制で給料をもらう準社員的な存在。以前

は社員だったが、一度退職して出戻る時、社員ではなく今の会社での立ち位置を選んだ。

若い頃、キックボクシングのプロ経験があり、大将より年上で角刈りの為、ヤクザの兄貴

と呼ばれている。

4 併設する鉄板焼きステーキ店料理長立山 わずか30歳で鉄板焼きステーキの料理長

になった、若き鉄板焼きのエースでもある。奥さんと5歳の男の子の父親で、涙もろいの

が欠点でもあり長所でもある。私の直属の上司でもある。下の名前から、通称「てるてる

坊や」と大将の山田は呼んでいた。

5 エリアの助っ人岩倉 都内や埼玉の店で人が足りない所にヘルプで入る助っ人。人柄

が温厚なので、大将の山田のお気に入りの一人でもある。私が退職後、私の代わりに専属

で店に入っているようだ。奥さんと二人暮らしで、群馬県に近い所から通勤しているので

、終電を逃して帰れない事も多々ある。最終的には、適応障害を患い退職した。

6 女性アルバイト 水島あゆみ アルバ内の中では一番のベテラン。社員も頼りにする

くらいな存在。何故か年下の男性が好きみたいで、付き合っては別れてを繰り返している

ようだ。社員からは、男運が無い女と言われ、あだ名は汁子ちゃん。お客さんに出す味噌

汁をこぼしたことからそう呼ばれている。今、社会人になり、たまにアルバイトをしてい

た店に顔を出す。

7 女子高生バイトの大林凜 一番年下で、店ではアイドル的存在。大将の山田の一番の

お気に入りバイト。大将いわく、「俺は凜を愛している」とまで言わせる大人びたバイト

。欠点は、当日欠勤や遅刻が多い事。社員も、大林凜が遅刻や欠勤しても、「また凜凜が

来ない」と諦めムードを演出する子である。結局、会社の人間関係に巻き込まれ、」アル

バイトが嫌になり退職した。

6 大学生アルバイト籔内しほ。栄養士関係の大学に通うアルバイト女子。社員の皆んな

から、「しほちゃんが結婚したら、絶対に良いお嫁さんになるよね」と言われる存在。接

客も上手で、将来のアルバイトエース候補。

7 大学生アルバイト兼地下アイドル上田波瑠。背も高くスラッとした美人タイプ。最近

酒を覚え、酒癖が悪いのが欠点。バイトの合間に、鼻歌を歌いながらダンスの練習をする

、マイペースタイプの女の子。

8 大学生アルバイト戸田美咲。東京6大学に通う頭の良い優等生タイプ。だが、精神面

は強く、バイトに入った頃、大将に「ここは葬儀屋じゃ無いんだから、暗い顔をしてバイ

トに来るな」と言われていたが、諦めずにバイトを続けている。後に他のバイトの子に

、「この店に入って、精神的に鍛えられました」と語っていた。

9 専門学校生平田真一。公務員を目指す専門学校に通いながら、寿司屋では無く鉄板ス

テーキ店のホール兼厨房のアルバイト。自称、頭が良いと自負するが、ど天然な性格の持

ち主で、アルバイト唯一の男子。

10 居酒屋店長徳島。近くの系列店の居酒屋の店長で、まだ20代と若いが、昼のラン

チのヘルプに来たり、夜のレジ締めを手伝ったりと、色々な面で貢献している。まだ結婚

して日も短く、幼い子供の一児の父親でもある。iPhoneの待ち受け画面は子供で、家庭を

大事にしている印象だ。徳島も、今は退職して不動産の営業をしていると聞く。

11 社会人アルバイト大山由梨。系列店のアルバイトだが、忙しい時にヘルプに来てく

れる頼りになる女性。私たちの地区の系列店のアルバイトの中で一番の古株で、社員並み

に出勤してくれる系列店のエース。今は、都内の系列店で働いている。


12 国立大学4年生系列店バイト木下鈴。水産会社に就職が決まっているアルバイト。

お酒がやたら強く、男顔負けの飲みっぷりだ。飲み会には欠かせない存在。いつの間にか

仕事をこなしているタイプ。仕事で慌てているのを見た事が無い。

13 系列店鉄板焼き料理長飯塚。ヘルプに来る岩倉曰く、「料理以前に職場を綺麗にし

ない男」と言われており、岩倉は毎回、この店にヘルプで行く度に鉄板磨きから始めると

の事である。

14 このグループ会社の雇われ社長宇佐美。私がこの会社に入社する際に、面接したの

がこの宇佐美だった。面接の時は、物静かで腰の低い社長だと思ったが、いい加減なとこ

ろがあり、大切な用事を電話しても出ず、留守番電話にメッセージを残しても返事が帰っ

て来ないことが多かった。アルバイトには好かれるが、社員からは不満が出ていた。

15 系列焼き鳥店料理長福田 この会社を比較的長く勤務していて、元代表代行経験者で

、色々なトラブルを本社に掛け合ってくれる貴重な存在。仲間を大事にし、平和主義者で

もある。

16 寿司割烹料理長新田 バイトを大切にし、バイトから慕われる人物。福田と同じで

仲間を大切にし、輪を大事にする人物。ただ、人間性に問題があり、社員にはパワハラで

訴えられるような行動をする。

17 キャバクラ嬢ありさ 行きつけのキャバクラの指名のお姉さん。人柄がよく、話し

ていても話題に尽きない接客をする子。私の娘より10歳以上下だが、娘と孫の中間的存

在で、日頃の私を癒してくれる人物。

18 キャバクラ嬢エミ ニュースキャスターに似ている子で、一番付き合いが長いキャ

バクラ嬢。アメリカの大学へ行っていたが挫折して日本へ帰り、再びアメリカ行きを目指

している子

19 この著者の渡辺雅紀。通称「じーじ」入社して少し経った頃、大将の山田が付けた

あだ名。一番年長だった事から、大将の山田が付けたのだ。社員からアルバイトまで、皆

んなが「じーじ」と呼ぶようになった。

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