邂逅
「あら?あんたも来たのね」
「うるさい、、、やっとホーラに会えると思ったのに」
「えっ、人増えてる、ってか少女?」
問、なんとなくそんな気はしてたが、ちょっとばかり第三者にそれを告げられて、そこそこショックを受けていたのに、気づくと人が増えていた時の対処法は?
解、知るか
「ホーラ、この子には気をつけなさい、この子は、、、、」
「黙れ!!!!」
横から見てるとあの少女の周りが歪んでいるのがわかる
「ってか、その子なんでそんなにブチギレ?」
「この子はスクェア 、正真正銘あなた寄りの人間よ」
「俺寄り?どういう事、、、」
そう言い切る前に目の前で爆発音がした
「ホーラと一緒なら僕は本望だけどね」
「あっぶないじゃない!いきなり机を蹴り飛ばしてこないでよ!」
えっ?机を蹴り飛ばした?明らかに蹴れるサイズじゃなくない?
「ってか、今更なんだけど名前なに?」
「いや、今!?まぁ、いいわ、教えてあげる、私の名前は「行き遅れ独身中年女」、、、あっ?今何つった?」
えっ、あのスクェア って子毒舌すぎない?ピキって聞こえたんだが?
「まぁ、あの僕っ子メンヘラサイコパスは後で処すとして、私はトライア。原初の魔女とでも呼んでちょうだい?」
「あぁ、ちょっと僕も許せないレベル来たね、ライン越えだよ?ってか、ホーラ、意外と大丈夫そう?」
「んっ?まぁ、そりゃ死にたかったからショックだけど、あんだけやられて死ねないってなると可能性くらいはあるかなと」
「、、、流石ホーラ」
「ってか、そろそろ教えてくれないか?ここはどこで、お前らは何なのかを」
「それは後ほどになるわね」
「僕もかなぁ、、、」
「えっ、なんで?」
「ちょっとぶちのめさないといけないガキができちゃった」
「叩きのめされたいババアがいるみたいだからね」
「「ぶっ潰してあげる」」
また、俺そっちのけで戦い始めたんだが??
ってか、ここの奴ら血の気多すぎないか?
あのクソジジイでもまだ分別あるんじゃね?
そして始まった人外同士の戦いを尻目にふと思案する
何故自分が死ねない身体になってしまったのか
昔を思い返しても特になんの記憶もない
平々凡々な家庭で平々凡々に生きていただけだ
何もわからない、本当に何も
というかそもそもこいつらが言ってることを信じてるのもわけわからん話だ
やっぱり
「なにもわかんねぇなぁ、、」
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