第3話 始動!

こうして僕ら「connector」は無事結成することができた。

すると、早速バンドとしての練習が始まった。もともと軽音楽部の人数が少ないこともありすぐに場所を使うことができた。

しかし、文化祭で演奏する曲が決まっていなかった。すると、律が

「てか、俺さ文化祭について何も知らないから教えてくんね?」と奏太に問いかけると「俺達は文化祭のイベントステージで軽音楽部の発表の時間の中で演奏する。けど、人数が少なくてバンド数が3つだから1つのバンドにつき2曲発表できるらしい。なんの曲やる?」

そこで急に響がはい!と挙手をした。「俺、曲書きたい。一曲はそれにしない?もう一曲は普通にカバーでいいからさ」驚いた。作曲できるだなんて。でもこれこそが青春なんだろうか。そして曲を作ってきたり、練習したりで夏休みに入った。


9月には文化祭がすぐあるので夏休みですべてを仕上げなければならない。

夏休みの半ば作曲してきた曲に曲名をつけるとのことでみんなが集まった。

「曲名にはみんなの頭文字でもいれる?」奏太が言うとすぐに陽が

「じゃあ、と思ったけどきつそうだな… ん?あ!みんなの名前さ音楽にまつわる地が付いてるじゃん!それなら『music』でよくね?」単純ではあるけど色んな意味にも取れるかもしれない。みんなも賛成して決定した。



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