理解も納得もしている。ただ後悔しているだけだ!

流鏑馬サブヤ

理解も納得もしている。ただ後悔しているだけだ!

          今日の出だしは悪くはなかった。




生徒会で式典の準備をして、誘導をして、ちょっとした仕事もこなすこともできた。





           ここまではよかった。





    席についた途端、意識は夢の国に飛んでいっていた。




          そこからが間違いだった。




今回の式典は規模が大きく、他校も参加していたため、かなり叱られた。





 笑って済ませれば気が楽かもしれないが、あいにく私は気にして引きずる性質たちなのである。







             どうしようもない。






    結局その日は、家に帰っても落ち着くことができなかった。





    風呂場で給湯を入れ忘れ、冷たい水をかぶってしまう。



      



   夜、味噌汁を飲むときに、熱すぎてやけどしたかと思ってしまう。





   些細なことだが、余裕がないときは大事だと感じてしまう。





      この先のことは不安だが、何もわからない。





      明日はまだより良い一日でありますように。








      これだけを願うしかない。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

理解も納得もしている。ただ後悔しているだけだ! 流鏑馬サブヤ @kabuno3sosiru5matu7tuki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ