　某プロ野球選手は言いました。

「努力は嘘をつかないと言うけれど、ちゃんと考えて努力しないと、普通に嘘つくよ？」

　これって、本当にその通りで、努力というのはやり方を間違えると、全く成果の出ない徒労で終わります。無駄な努力というやつです。これを避けるために必要なのは、しっかりとした目標意識だと、C-take（しーたけ）は考えます。

　この場合の目標というのは、公募の締め切りだったり、作品の出来栄えだったりする訳ですが、今回は作品の出来栄えについて語るとしましょう。

　自分の作品の出来栄えと言うのは、自分ではわかりにくいもの。つい誰かに感想やアドバイスを求めてしまいがちです。感想やアドバイスについては、次のエピソードでお話しするので、今は置いておきます。

　さて、作品の出来栄えを上げるための努力ですが、これは言うほど難しくありません。完結作を沢山書き、書籍を沢山読むことです。努力という点で見れば、読む作品は、自分が憧れるプロ作家の方の作品がいいでしょう。

　完結作は、書き上げる度（たび）に自分の作家としてのレベルを上げてくれるので、初心者の方は長編一本よりも短編沢山の方がいいです。短編を書き上げ、自分で評価し、ダメな部分があったら、書き上げた短編を直すのではなく、次の作品に生かす。これを繰り返すことで、めきめきとレベルは上がります。ぜひお試しあれ。

　長編を完結させたのなら、これはしめたもの。早速公募に投げてしまいましょう。もし本命と呼べる公募がないのであれば、最初は一次落ちでも評価シートがもらえる、ＭＦ文庫Ｊ、ＧＡ文庫、オーバーラップ文庫の公募がおすすめです。上記はラノベの公募にはなってしまいますが、C-takeはラノベ畑の人間なので、そこはご容赦ください。

※ＭＦ文庫Ｊは書面郵送で評価シートが送られてくるので、ご家族に知られたくない方はご注意ください。