②プラーナは、HP及び戦闘力のパラメータ

これは作中やパンフレットで明言されてない個人的解釈ですが、プラーナは対象の生命力、そして戦闘力のパラメータとなる概念と見ると物語が理解しやすくなります。


作中ではルリ子の説明にて改造されていない人間にもプラーナが存在することが明言されています。そして、チョウオーグに破れたアンチショッカー同盟側の戦闘員たちの状態を説明するなかで、プラーナを失った生命は死ぬことも明言されています。プラーナはHPのパラメータなのです。


また、プラーナの量が多いほど戦闘力も高くなるという解釈は、仮面ライダー第0号戦の際にイチローが放った「無駄だ、プラーナの絶対量が違いすぎる」的な台詞が根拠です。ショッカーの構成員はもれなくプラーナ増強の改造手術を受けており、その際に死ぬと溶けるシステムも実装されると仮定した場合、あの世界の力関係は以下のようになります。


一般人<下級戦闘員<訓練兵(武器持ち)<変身前オーグ<変身後オーグ


いわゆるザコ敵でも、丸腰の一般人は彼らに敵いません。また、「オーグメンテーション手術」を受けた上級幹部、オーグたちは一般の人間や下級戦闘員、武装した一般兵を凌駕する力を持っているのは当然です。もちろん仮面ライダーもその例外ではありません。


未変身オーグが変身オーグに勝てないことは、クモオーグの糸を切れない本郷猛、戦ったら負けるのでひたすら逃げるコウモリオーグの例で示されています。また、未変身オーグは弱いためサソリオーグのように、訓練兵レベルの人間でも執拗な射撃で殺せることが示されています。1つのルールに従って強弱関係が設定されていることが分かりますね。

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