My dear manでもいいじゃない

アキナヌカ

My dear manでもいいじゃない

「今までありがとう、拓海さん、お兄ちゃん」

「うぅ、沙織。体に気をつけて、頑張るんだよ」

「そうだな、気をつけろよ」


「うん、分かってるよ。拓海さん、お兄ちゃん」

「うぅ、もう沙織が卒業して就職だなんて」

「いい加減に泣き止め、拓海」


「それじゃ、行ってきます。拓海さん、お兄ちゃんをよろしくね」

「ああ、もちろん正也のことは任せて。沙織、何か遭ったらすぐ連絡するんだよ」

「俺だってもう子どもじゃない」


 僕は小沢拓海おざわたくみ山上沙織やまかみさおりの保護者である叔父さんである、僕が幼稚園の頃から育ててきた沙織が、十八歳の大人になったから就職して出て行く、今日はそういう日だったので僕は朝から涙が止まらなかった。沙織たちのお母さんである僕の姉が、沙織たちが幼稚園の時に事故で亡くなった。そして親戚や離婚した沙織の父親が沙織たちを引き取らなかった、だから僕が就職して彼女らを引き取ることになった。そのもう一人が山上正也やまかみまさやで沙織の兄である、そして幼稚園の時から育てている沙織が出ていってしまうのだ、僕は改めて寂しくて涙が止まらなくなった。


「拓海は俺に任せて、沙織はもう出て行けよ」

「むぅ、お兄ちゃんは妹に対する愛が足りない!!」

「そうだよ、ううぅ、正也は妹への愛が足りてない!!」


「悪いな、俺の愛は別の泣き虫に捧げてるんだ」

「うん、よく知ってる。それじゃ、電車の時間があるから」

「うええぇぇん、ひっく、ひっく。沙織、元気でね」


「ああ、電車に遅れないようにそろそろ出ろよ」

「分かった、拓海さん今まで本当にありがとう、お兄ちゃんも頑張ってね!!」

「うぅええぇぇん、ひっく、ひっく。沙織、うぅ、うええぇぇん、ひっく、ひっく」


 僕は沙織が出て行くことが寂しくて涙が止まらなかった、最後の方は涙で言葉にならなかった、沙織は元気そうに笑ってこの家から旅立っていった。僕はしばらく泣きっぱなしだった、そういえば僕は姉さんが亡くなった時も泣きっぱなしだった。ただ泣きながら親戚の誰も沙織と正也を引き取らないという話だったから、それじゃこの二人が可哀そうで僕は働く決意をして、二人を引き取り今まで一生懸命に育ててきた。そんな僕の涙を正也がタオルでゴシゴシと拭いてくれた、正也も沙織と同じくらい優しくて良い子なのだ。


「寂しくなるね、正也」

「俺は別に、それより拓海は失敗したな」


「僕が失敗?」

「映画の『My Fair Lady』に憧れてると言ったじゃないか、沙織が僕のイライザだとまで言ってた」


「ああ、そのとおりだね。でも映画のとおりに沙織は自立した女性になったよ!!」

「でも映画みたいに拓海のところには残らなかった、拓海は沙織が好きだったんじゃないのか?」


「いいじゃないか、沙織が幸せになったんだ。それに僕には他にちゃんと好きな人がいる」

「え!? 拓海の好きな人って誰!?」


 その後、正也はしつこく僕の好きな人を聞いてきたが、僕は話をそらしてその質問には答えなかった。何故なら僕の好きな人は正也だからだ、幼い頃から正義感が強くて沙織を大事にしていて、そんな正也が僕はいつの間にか好きだった。でも僕からは何も言うつもりは無い、正也だって今まで世話になった叔父さんから、いきなり好きだと言われても困るはずだ。だから僕には正也に何も言う気がなかった、この恋は叶わないものだと思っていた。でも正也は真剣にそれからずっと僕に好きな人を聞いてきた、僕は返事に困って少しだけ正也に本当のことを話した。


「拓海の好きな人って誰なんだ?」

「うーん、好きだけど結婚できない人なんだ」


「なんだそれ、そんな奴はやめとけよ」

「正義感が強くて、思わず好きになるくらい可愛い子なんだよ」


「でも結婚できないんだろ、そんな奴を好きになっても無駄だ」

「無駄かどうかで好きになるものじゃないだろ、気がついたら好きになってたんだよ」


「相手は拓海の気持ちを知ってるのか!?」

「知るわけないだろ、いいんだよ。ずっと僕の片想いでいいんだ、それで相手が他の人と結婚しても僕は幸せだ」


 僕はそう言ってから正也が本当に結婚したら、その時は泣きまくるんだろうなぁと思っていた。正也はイライラしているようだった、叔父さんである僕が片想いなんてしているからだった。僕もずっと好きだった正也ではなく、他の女性に目を向けてみようかと思った。高校生の頃はそれなりに付き合っていた女の子もいた、童貞だってその頃にとっくに捨てていた。しかし、僕はもう三十五歳になるから付き合うとしたら、最初から結婚を前提とした付き合いになるはずだ。そう考えると気が重いが僕は一応、他の女の子にも目を向けるようになった。


「最近の女の子は凄いなぁ、僕はついていけないや」

「拓海、一体何やってるんだよ」


「いや正也に怒られたから、片想いは止めて他を探してるんだけど」

「だけど、どうした?」


「何人か声をかけたら、いきなりホテルに誘われるものだから驚いて」

「そんな尻軽女ばかりを選ぶな、そんな女との結婚なんてぶっ潰してやる」


「おかしいな、社内でも身持ちが固そうな女の人ばかり選んだんだよ」

「ハッ、拓海は女を見る目が無いんだよ」


 僕はそんなに女の人を見る目が無いのだろうか、どの女の子も身持ちが固そうな女の子だったのに、何故か付き合ってみないかと言ったらホテルに直行だった。僕は当然だがもう童貞ではないが、さすがに最初からそんなに簡単にセックスはしたくなかった。職場で相手を探すのは難しそうだ、僕は携帯でマッチングアプリを始めた。そうしたら『さおり』という沙織と同じ名前の女の子と交際することになった、正也みたいに誠実そうで優しい女性のようだった。ただ、顔を出すのは恥ずかしいと写真は無かった。


『ずっと結婚できない相手に片想いしていたので、他の女性と付き合うのは久しぶりです』

『そんな片想いしていた相手ってどんな人なんですか?』


『実は男性なんです、だから結婚ができない。僕の片想いだったんです』

『そうですか、驚きました!?』


『しかもとっても年下なんです、年の差があり過ぎて無理です』

『年下がお好きなんですね、私も貴方よりは年下です』


『年下が好きというわけでは、ただ好きになったのが年下だっただけです』

『私にもチャンスはありますか、私は拓海さんに好感を持ちました』


 僕は名前を変えるつもりはなかったので、『拓海』という名前でマッチングアプリをしていた。そんな叔父さんの僕を見て正也は変な奴に騙されるなよ、そう言ってはいたが僕がマッチングアプリをするのは止めなかった。正也も最近、携帯を見ていることが増えた。彼女でもできたのかもしれない、そう思うと僕は胸が痛んだ。僕は正也のことが本当に好きだった、幼い頃から沙織の面倒を見てくれたり、家事にも子育てにも不慣れな僕に協力してくれた。そんな正也の優しいところが僕は好きだった、きっと正也は可愛くて性格が良い女の子と結婚できるだろうと思っていた。


『片想いの相手がいつか結婚するかと思うと、僕はいつも泣きそうになります』

『そんな、どんなところが好きだったんですか?』


『優しくて、自分より僕を優先してくれるところですかね』

『私もそんな相手になります、拓海さんを優先して優しくしますね』


『自然体でいいですよ、『さおり』さんと話をするのも楽しいです』

『拓海さんのことをもっと聞かせてください、その『片想い』の相手の話もぜひ』


『まだ大学生なんです、髪は染めてないから黒髪で、でも男性だから駄目ですね』

『男性同士でも付き合う人はいますよ、でも私のことも忘れないでくださいね』


 僕がいつものようにマッチングアプリで『さおり』さんと話をしていた、そうしたら正也が拓海が知ってる大学生って誰と聞いてきた、僕は正也以外に知っている大学生はいないよと答えた。そうしたら真っ赤な顔になって正也は自分の部屋に行ってしまった、僕はリビングで『さおり』さんと話を続けた。『さおり』さんは優しくて辛抱強く僕の話を聞いてくれた、特に片想いしている相手との話を聞いてくれた。僕は『さおり』さんは全然、知らない人だったから、つい正也の話をしてしまっていた。


『私、自分を好きになって貰いたいけど、拓海さんの片想いも応援したい気持ちがあります』

『いやぁ、年下で男の子ってだけで駄目でしょう』


『拓海さんみたいに魅力的な人なら、きっと誰だって好きになりますよ。私もです』

『でももう僕はおじさんですし、大学生と付き合うには年が離れ過ぎでしょう』


『好きになったら年の差なんて関係ないです、拓海さん片想いの相手と話してみたらどうですか』

『でも僕は保護者でもあるんです、だから『さおり』さんそんなことはできない、ずっと見守らないといけません』


『保護者だからって好きって言ったら駄目じゃないです、片想いなんて告白して振られてもすっきりしますよ。そして次の相手には私を選んでください』

『そうですね、振られたら別々に住めばいいし、思い切って振られるのもいいかもですね』


 そんな話を『さおり』さんと僕はしたが、いざ正也に会うと嫌われるのが怖くて告白なんてとてもできなかった。正也は何故かソワソワしてしばらくリビングにいたが、やがて自分の部屋に帰っていった。僕は『さおり』さんとマッチングアプリでまた話した、『さおり』さんは辛抱強く僕の話を聞いてくれた。僕も『さおり』さんの話を聞いたが、正也と同じ大学生で今の好きな人は拓海さんだと答えてくれた。僕はお世辞かもしれないので、ほどほどに喜んでおいた。そして、大学生の女の子といつか会うのかなぁと思っていた。


『振られるのが怖くて告白ができませんでした、僕って勇気がないですよね』

『拓海さんはそれだけ片想いの相手が好きなんですね』


『好きですよ、『さおり』さんにこう言うのは変だけど、僕はあの子が大好きです、愛してる』

『本当に好きなんですか? 性的に? ただの甥っ子じゃないんですか?』


『好きですよ、キスもしたいと思ってますし、それ以上だってでもその場合、僕はどっち側になったらいいのかな?』

『抱かれる相手の方が負担が大きいです、拓海さんはどうしますか? 本当にその子が好きですか?』


『あの子に負担はかけたくないから、それだったら僕が抱かれる側ですね。本当に僕はあの子が好きです、僕に優しくしてくれるところも、怒ってくれるところも、素直に笑ってくれるところも全部好きです。あの子にだったら、抱かれたって平気です』

『分かった、そうする』


 僕はマッチングアプリの『さおり』さんの最後の返事がおかしいので首を傾げた、分かったそうするって女性ならあまり言わなさそうな言葉だ。そうして僕が首を傾げていると、正也が自分の部屋から僕のところに走ってやってきた。そうして僕を無言で立たせると正也の部屋に引っ張っていた、僕はどうしたのって聞いたが正也は答えてくれなかった。そうして正也は自分の部屋に入ると僕をベッドに押し倒した、それから僕の服を脱がせようとするので、僕は訳が分からなくて正也にこう聞いた。


「どっ、どうしたの!? 正也? 何をしたいの!?」

「拓海が好きだ、大好きで愛してる。だから、今から拓海を徹底的に抱くんだ!!」


「いっ、いきなり何!? 僕のことを愛してるとか嘘でしょう?」

「マッチングアプリの『さおり』は俺だ、拓海の告白はもう聞いてたんだよ」


「ええ!? そんな、えっと、嘘!? 正也、ずるいよ!! そんなことをするなんてずるい!!」

「ずるくても何でも、俺は拓海が好きなんだ。だから今から抱く、俺のことが嫌いなら今すぐに言っておけ」


「嫌いじゃないけど、正也のことは好きだけど!?」

「ようやく好きっていってくれたな、俺はな拓海が大好きだ、ずっと前から愛してる」


 そういうと正也は僕にキスをした、下手くそだけど一生懸命に好きだと言ってくれている、そんな不器用で素敵なキスだった。僕は正也にキスをされて若いなぁと思っていた、その間に僕は正也に全裸にされてしまった。そうして正也がいきなり僕を抱こうとするものだから、ちょっと待って用意するからと言って僕は正也を止めた。逃げるのかよと言われたから、逃げないよと言って正也にディープキスをしておいた。昔の経験から僕はキスが上手かった、そうして正也が真っ赤になってぼっーとしている間にベッドから抜け出した、その時に正也にここで待っててと言っておいた。


「うぅ、まさか。正也を好きだと思った時に買った物一式、その下剤を自分で使うことになるとは思わなかったや」


 それから僕は下剤を使ってお腹の中を綺麗にした、更にシャワーを浴びて体の中に何も残っていないことを確かめた。そうしてから正也の部屋にコンドームとローションを持って入った、正也は大人しく自分の部屋のヘッドで待っていた。僕はコンドームを使い方を正也に教えて、僕は女性じゃないからお尻の穴を拡げる、正也を受け入れることができるようにならすことも教えた。正也は真剣に僕の話を聞いていた、コンドームの方は僕が実演して正也につけてあげた。そうして教えたら正也が僕のお尻の穴に、コンドームとローションをつけた指で僕の中に入って来た。


「やぁ!! 正也、ゆっくり、そうゆっくりと僕の穴を拡げて。ああっ!! そこ正也。気持ちが良い!!」

「拓海の中、狭っ!? これで本当に俺のものが入るのか? あっ、でも少し拡がってきた。ここか、ここが気持ち良いのか?」


「ひゃ!? うっ、うん。そこが気持ち良いよ、正也。ああっ!! やぁ!? ああんっ!! そこばっかりいじめないで!!」

「だって、拓海の声が可愛くて!? それにすっごくエロい光景、拓海の穴からローションが溢れて、俺のコンドームをつけた指が入ってて!?」


「お願いだから、正也ゆっくりほぐして。ひあぁ!! そんな急に指を動かさないで!? ああん!! そう、ゆっくり、ああっ!! はぁん!! ああっ!!」

「拓海、拓海、俺もう駄目、拓海がエロ過ぎて、俺のものには触ってないのにいきそう!! ああっ!!」


 正也は触ってもいないのにいってしまっていた、だから僕がまたコンドームを取り換えた。そして僕の下の穴も良い具合にほぐれたので、正也に入れていいよと僕は言った、正也も頷いて僕の中に入ってきた。大きなものが僕の体の中に入ってきて、僕は両足を開いてなるべくそれが通りやすくした。でも正也には逆効果だったようだ、興奮した正也がぐいぐいと無理やり僕の中に入ってこようとした。だから僕は正也に抱き着いてエッチなディープキスをしながら、正也にもっとゆっくりと囁いた。


「あああああ!? ああっ!! 正也、もっとゆっくりと、ああ!? ああん!! やぁ!? 正也!? ひぁ!?」

「たっ、拓海。気持ち良い!! 動いていいか? 拓海の中を滅茶苦茶に犯してぇ!! なぁ、動いてもいいか!?」


「全部入った? なら動いていいよ。でもできれば始めはゆっくり、ひゃあ!! ああっ!! ひぃ!? ああん!!」

「拓海の中凄い!? ああっ!! 気持ちが良い!! 拓海、腰が止まらない!! すごく良い!!もっ、もういきそう」


「可愛い正也、初めてだったの? ああっ!! ああっ!? いいよ、いっちゃってもいいよ!! 正也、可愛い!!」

「初めてだよ!! 拓海以外抱く気にならなった!! だから俺は初めてだよ!! ああっ、もうそんなに締められたら!! いっちまう!?」


 僕の可愛い甥っ子の正也はいってしまった、だからまた僕がコンドームを取り換えてあげた。そしたら正也が拓海がいってないと言いだした、受け入れるのが初めてだった僕は、後ろの刺激だけではいけなかったようだ。そうしたら正也が僕が止める暇もなく、僕のものをフェラチオでいかせようとした。正也の舌技はつたないものだったが、それでも僕を想ってしてくれているのが嬉しくて、ほどなくして僕もいくことができた。正也が精液を飲み込んでしまったから、僕は次からは外に出していいんだと言った。


「拓海の精液だから飲んでも平気だ、それより拓海、もう一回抱いてもいいか?」

「正也がしたいんだったら、いいよ。もう一回、僕としてみる?、こんなおじさんでいいなら、していいよ」


「何を言ってるんだ、拓海がおじさんだからいいんじゃないか。あー、俺もう他の奴は抱けねぇ。拓海、一生俺の相手をしてくれよ」

「一生って僕と正也では十六歳も年が違って、あああああ!! また入ってきた!? ああっ!! やあん!! ああっ!! あああっ!?」


「だって拓海は俺のこと愛してるんだろ、だったら平気だろ。うわぁ、すっげぇ気持ち良い!! 拓海、また腰が止まんない!!」

「ああ!! ひゃ!? ああっ!! さっき気持ち良かったところ、また突いてぇ!!! ひゃ!? ああっ!! そこだよ!! ひぃあああ!!、いやん!! ああっ!! ああっ!! 正也、そこばっかりは止めてぇ!!」


「拓海の気持ち良いところが分かった!! いっぱい突いてやる!! 今度こそ後ろでいかせてやる!!」

「あああっ!! ひゃ!! 正也ったら、僕の気持ち良いところばっかり!? ひぃ!! ああっ!! あああああっ!! はぁ、はぁ、やん!! 僕いったのに、正也がまた!? ああん!!」


 僕は初めて後ろでいくという快感を味わった、でも正也の方がまだいけてなかったので、いったばかりなのにパンパンって音が出るくらい犯させるのには参った。しばらくして正也がいって解放されたけど、いっちゃっている最中に犯されるのは、気持ちが良すぎて僕には刺激が強すぎた。二回抱かれただけで体がぐったりしてしまった僕に、正也はもう一回とは言ってこなかった。でも正也のものはまだ興奮して立ち上がっていた。だから僕は口で正也をいかせてあげたり、コンドームをせずに素股で正也をいかせてあげた。正也は合わせると十回くらい射精していた、僕は若いって怖いとちょっと思った。


「正也、本当にこんなおじさんの僕と付き合うの? セックスも満足にできなかったでしょう?」

「何を言ってるんだ、拓海。拓海の体で俺は物凄く興奮したし、セックスは気持ちが良すぎるくらいだった」


「それじゃ、僕と付き合ってくれるの? 正也?」

「付き合う!! 俺は拓海のことが好きだ、大好きだ、愛してる!! あっ、興奮して鼻血が出てきた」


「ええ!? 正也、大丈夫? それじゃ、正也と僕は今日から恋人だからね。うっ、浮気しないでね!!」

「大丈夫だ、浮気なんてしない。むしろ、拓海の方がモテるから心配だ、浮気しないでくれ」


 こうして僕と正也は付き合うことになった、正也の僕への想いを知っていた本物の沙織にも報告した。沙織はおめでとうと携帯で言ってくれた、それとお兄ちゃんは性欲強いみたいだった。だから拓海さん頑張ってと言われた。そうか沙織が知っているくらい正也の性欲は強いのか、僕は思わず心配になってお尻を押さえてしまった。それから正也は僕を優しく愛してくれるようになった、そして僕が沙織と電話していると『My Fair Lady』は諦めろよと僕に言ってきた。僕は正也に微笑んで大人のエロいディープキスをした、そうして正也が真っ赤な顔になってしまった後に言った。


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