第13話 依存癖
走馬灯のよういろいろな場面が浮かんできた。
沙耶と初めて会った日、アプリで待ち合わせした。
その日、初めてご飯に誘って、少し話してからホテルで激しく抱いてその日から暫く一緒に生活した。
沙耶は本当に尽くす人。
一つ一つ僕の好みを覚えていく人。
『ごめん』よりも、
『ありがとう』が多い人。
いつも笑ってる人。
彼女は元々施設育ち。
そこから里親に預けられて養子になってる。
だからなのか見捨てられ不安が強い。
なんでも染まって縛り付けて欲しくて縛り付けたいのもそこなのかなと思う。
沙耶はいつも僕の足元で笑う。
膝の上で笑う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます