秘密…3
京と心は買い出し中で、
(ゆっくりできるなぁ…)
傷つけない方法を考えなければいけないが
(ん?)
「誰か帰ってきてもいいようにこの部屋で話そ」
「何の話をするんだ」
「さくにぃ…」
「その呼び方やめろ」
「ごっごめん」
(さくにぃ?)
(やば入ってくる…)
「あれ…刀があるよ?誰のだろう」
「りく!さわるな!」
「ごめんなさい!」
「いや…俺こそきつく言って悪い」
「大丈夫だよ」
「この刀桜の彫りがある」
「ほんとだ…危なかった…」
「たぶん京さんが置きっぱなしにしたんだろう。ところで話って」
「あぁ…さくに…さっくんに話しとかないといけないことがあって」
「あの事についてなら聞かないからな」
「ちが!わないけど違う!さっくんのお母さんとさきくんについて」
「やめろ…聞きたくない…」
「良い話し!なの!」
「は?」
「あの事件があってすぐしきさんが俺の家に連れてきたんだ」
「本当か…?」
「うん。さっくんに再開した日に言おうと思ってたんだけど…」
「りく…教えてくれてありがとう」
「俺じゃまだ頼りないかもだけどさっくんの助けになるならなんでもやるから!」
「ありがとう…でもごめんな。お前を巻き込みたくない」
「ヘヘ知ってた…いとこなんだから辛いことがあったら話してね!もちろんこっそり!」
「あぁ…お前は優しいな…」
「じゃあ!稽古に戻ろ!」
「りく…ありがとう」
・・・
「すごいこと聞いてしまったかも知れねぇ…」
(まぁ…どうでも良いか…)
「俺がいることバレなかったし」
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