剣の実力

「ただいま!」「ただいまー」

「おぉ心と葵か。お帰り」

「おーおかえりー」

「さっくん、りっくんただいま」

先に帰っていたらしいさく陸人りくとが出迎えてきた。

「おかえり!2人も剣の稽古する?」

(羽海うみもいたのか。というかここでも剣の稽古か…)

「やる!」

「葵は参加。心は…いつも通りかな?」

「ん」

「りょーかい」

・・・

「今日も参加しないのか?」

「ぼくはけんよりゆみの方が好きなの」

「弓かぁ…もう少しだけ待ってね」

「あれ?京さん!審判やって!」

「誰と勝負するんだい?」

「俺対なぎ!」

「今日も負けない」

(羽海VS渚…のはじまりか)

(ここはたしか…なぎくんの107勝105敗5引き分けだった気がするな)

「さっくん…」

「心どうした」

「今日はどっちが勝つと思う」

「うみとなぎのことか…引き分けかな」

「ふーん」

「心はどっちだと?」

(さっきまでの動きを考えると…)

「うみかな」

「そーか。ところでどうして俺に聞いた?」

「…この家で一番強いから」

朔、さっくんはこの家で飛び抜けて強い。僕たち8人を強い順に並べると

季 朔

泉 陸人

桜花 葵

皇 渚

岸 羽海

如月 希斗

佐瀬 奏音

となるだろう。まぁ僕は1度もみんなと勝負していないから自動的に最下位だけど

「勝者うみ!」

「よし!」

(当たった…)

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