特別学級

"春桜学園小等部特別学級3年"

ここ春桜学園は小学校から大学まである大きな学校だ。僕はその中の小等部特別学級3年に在籍している。この特別学級には僕と葵の2人しかおらず在籍できるのも3年生までとなっている。

「ねぇ今日は何するの?」

「特別授業についてかい?」

「そう!」

「うーん…」

特別学級では国語、算数、社会などの普通授業と特別授業というものがある。

「おれはけんのけいこしたい!」

「いいですねぇ。心くんは何かやりたいことはありますか?」

「ぼく?ぼくは…なんでもいいや」

「分かりました。では今日は剣の稽古としましょう」

「「はーい」」


特別授業とは…いやこの世界には魔力を持つものが存在する。全人口の約2割が魔力を持っているとされている。魔力持ちの基本人口が少ないため迫害、冷遇などを受けることが多く魔力持ちということを隠す人が多い。まぁ僕たちは隠さないけど。

まぁ…ごたごたした内容だしこれ以降は省こう。

戻ると特別授業とは通常、魔力の使い方など学び魔力暴走を防ぐための授業だ。僕と葵はとある試験にてすでに合格を貰っているため実践で使用できる剣の扱い方や攻撃技などを学んでいる。


「先生!おれと勝負だ!」

「葵くんの方が強いからなぁ…」

(先生だってそこそこ強いでしょ…)

「あおい。ぼくとやろ」

「…じ…めずらしい…」

(?じ?)

「いやならいいけど」

「やる!」

(一瞬表情が暗かった気がしたけど気のせいか)

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