ストーリーの展開は興味深く、真犯人の謎が最後まで維持されていて、惹きつける力がありました。 主人公が引き金となった猟奇的な殺人事件に悩む様子や、一族への疑念に苛まれる心理描写にはリアリティがありました。 ラストの真実は予想外でしたが、伏線が張られていたので、納得のいく結末だったと思います。犯人の動機も説得力がありました。 ユーチューブや「カクヨム」といった現代的な要素が取り入れられていて、骨太な推理小説になっていると感じました。