第5話浅はかな昭和生まれ

「加茂川まで下りたらそういう雰囲気が出来て、自然と唇が重なり暑さを理由に遠ざかる明花の心根が戻るかも知れない!と・・・。

 浅はかな昭和生まれの浅はかな男の考え。

根性とか、情熱とか、真心とかが通用する相手ではない事ぐらい分かっていたのに。

 未熟な心根のまま明花に出逢い。

未熟なロマンスのまま梅田から烏丸まで駆け抜けて行った。

 

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