第5話 行動に
この世界が私の好きだった小説の「あなたの心に赴くままに」とわかった。
このままいけば私は主人公達に断罪され、どうなるか分かったものじゃない。
「たしか悪役令嬢の仲間達は断罪された時に罪を認めるさせられ奴隷になったっけ」
そうこの世界では奴隷が一般的としてあるのだ。鉱山奴隷や戦闘奴隷、金持ちの玩具にだってされる可能性があった。
自分で言うのもなんだが、今の私は金髪でとても可愛い顔だと思う。
「奴隷になんてなったらデブの糞野郎に買われるのが目に見えるわ」
まず、私自身が悪役令嬢に関わらなくていいならそうしたい。
しかし小説を読んで私自身、ソニア・フェレツアがどうして悪役令嬢の下っ端だったのか書いてあった覚えがなかった。
いつも命令されて実行していたのがソニア・フェレツアであったが、
こうして考えるとソニア・フェレツアは子爵のご令嬢、悪役令嬢の仲間には私より爵位が低い令嬢がいたのになぜソニア・フェレツアが下っ端だったのか?
何か弱みでも握られていた?
小説に書かれていないことは流石に分からなかった。
とにかく学園が始まるまでにやることは沢山あると思う。
最も優先すべきなのは私自身の力で生きる必要があるということ。ということなので
小説の知識を生かして魔法を極めようと思う。
早速行動に移し、魔法を習うために父親に会いにいった。
私の父親とはほとんど話さないが普段執務室で仕事をしているから執務室の部屋をノックして扉を開けた。
「お父様少しよろしいでしょうか。」
「ソニアか なんだ」
「えっと魔法を習いたいんですが・・・・・」
2人の間に少しの沈黙が起きた。
「わかった 今度、お前の魔法専門家庭教師を呼んでおこう。」
随分あっさりと上手くいったことに驚いたが、これでやっと魔法が習えることができる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます