第2話 次の街到着してみた
第2の街の名前は【レベガ】だっけか。今はオーク倒して森の先にある平原をのんびり歩いているところ。平原にはノーマルボアよりも大きいビッグボア、そして長くて鋭い牙が生えてるファングボア、最後に突進速度と威力が上がったらしいタックルボアがいる。正直ボア系は攻撃手段がタックルしかないので対処が容易なので、ノーマルボアもその他も何も変わらんように感じる。
そしてようやく見えてきた新たな街。そういえば第1の街もよく観光せずに歩いてきたな。折角だし第2の街到着したら街の観光でもしようかね。何かクエストでもありそうなもんだがな。
《プレイヤーが第2の街【レベガ】に到達しました》
《【レベガ】ではプレイヤーによる市場を利用できます。詳しくはヘルプをご覧下さい》
市場か。プレイヤーによるってことは今俺が使っても俺だけしかいないし意味ないよな。今他のプレイヤーがどんな感じか分からないな。他のプレイヤー来るまで待ちますかぁ。
リアルで待っててもいいけど、正直暇だよな。とりあえず【レベガ】の観光としゃれこみますか。
掲示板
攻略スレ#7
98:名無しのプレイヤー
てかワールドアナウンスのあれ結局誰なん?
99:名無しのプレイヤー
分からん。流星のとこがやったと思ったけど、さっき森で見かけたから違うと思う
100:名無しのプレイヤー
流星って【流雲星座団】のこと?
101:名無しのプレイヤー
そそ。あそこ別ゲーでもトップ貼ってるから。メンバー少数精鋭だけど、プレイスキル半端ないからもう攻略してると思ってた。
102:名無しのプレイヤー
流石に無理だろ。VRゲームが数多くあるとはいえ、ここまでリアルなゲームはないわけだし。しかもチュートリアルでビビったけど1番初めのノーマルボアでさえめっちゃ怖かったぞ
103:名無しのプレイヤー
ビビり乙。
だけど再現度高いのは同意。森のゴブリンの姿がラノベみたいに醜悪な顔じゃなくて良かったわ
104:名無しのプレイヤー
>>103
まじそれなw
ゴブリンスタートのプレイヤーに配慮してるのかもな
105:名無しのプレイヤー
みんななんの種族にした?
私はエルフ
106:名無しのプレイヤー
>>105
俺は巨人族
107:名無しのプレイヤー
>>105
ワイは獣人族
108:名無しのプレイヤー
>>105
俺はドワーフ
109:名無しのプレイヤー
>>107
獣人族ってなんの種族?
110:名無しのプレイヤー
>>109
最初は種族選べない。種族進化するときに選べるらしい。今のところ獣人族要素ないし、ただの身体能力高い種族ってだけ
111:名無しのプレイヤー
そうなのか。それで言ったら巨人族は最初からでかい。物理防御の初期値高いからタンク向けだな
112:名無しのプレイヤー
エルフは敏捷と魔法が高い。盗賊とかやらせてもいいかもな。ゆくゆくは暗殺者に。エルフの暗殺者とか夢があるぜ
113:名無しのプレイヤー
モンスター系の種族はいないのか?それともモンスター系は別鯖飛ばされた?
114:名無しのプレイヤー
種族オークのワイ、呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃーん
115:名無しのプレイヤー
オークキタ━(゚∀゚)━!
ちなみになんでオーク選んだんですか
116:名無しのプレイヤー
いちばん貰えるポイントが大きいからだな。あとは可愛い子連れて帰れるからかな
117:名無しのプレイヤー
>>116
絶対に後半の方がメインの理由なんだよなぁw
118:名無しのプレイヤー
>>116
俺は応援してるぞがんばれ
119:名無しのプレイヤー
ちなみにオークは物理系とHPが軒並み高くなるけど、それ以外はめっちゃ低い。
120:名無しのプレイヤー
オークの弱点魔法把握
121:名無しのプレイヤー
今の魔法ってどうなん?
122:名無しのプレイヤー
今は魔法はあんまりかな。魔法使うくらいなら物理で殴った方が早い。ソードスキルがMP消費無しで使えるのが強い
123:名無しのプレイヤー
そればっかりはなぁ。まぁ最終的に魔法の方が火力高くなるのはどのゲームでも同じだから。
657:名無しのプレイヤー
市場ってなんのことだろ
658:名無しのプレイヤー
今のプレイヤー間の取引をシステムが引き受けてくれるんじゃね。今のやり方だと詐欺するやついるし。なんなら被害あったから。システムが間に入れば詐欺られる不安がない。早くレベガ行きたい。
659:名無しのプレイヤー
((φ(・Д´・ *)ホォホォ
俺も詐欺られたことあるからまじ助かるわ。今最前線の方はまだレベガかな?
670:名無しのプレイヤー
たぶんな。エリアボス倒したならワールドアナウンス流れてくるはずだから。まだ流れてないってことはまだレベガにいるんだろ。
671:名無しのプレイヤー
【朗報】流星がエリアボスの撃破に成功
672:名無しのプレイヤー
>>671
おめ
673:名無しのプレイヤー
>>671
おめ
674:名無しのプレイヤー
>>671
無知ですまん。なんで倒したって分かったんだ?アナウンスも流れてないのに
675:名無しのプレイヤー
>>674
このゲームとある配信サイトと連携してて、ゲーム内であればその人の配信が見れるようになってる。配信する側にもメリットがあって、配信ミッション満たせばアイテムとかお金とか貰える日、視聴者の数に応じてアイテムも貰える。それに視聴者側は投げ銭の機能があるから投げてもらえれば直接懐に入る。
676:名無しのプレイヤー
このゲーム現実と時間ズレてるからな。確か現実の3時間がゲームの1日だったかな。だからゲーム外だと配信見れないんだよな。まぁ、アーカイブとかなら見れるけど。
678:名無しのプレイヤー
それにとある配信サイトと契約して、そのサイトじゃないとこのゲームの情報とか映像を流せないようになってるから。そのサイトも無料で使えるしデメリットとかはないけど。
679:名無しのプレイヤー
話は逸れたけど、そのサイトで流星が配信してる。その戦っている姿もリアルタイムで見れるってわけだ。
680:名無しのプレイヤー
俺も配信に移行しよっと
681:名無しのプレイヤー
>>680
>>配信者について語るスレ#4
の方だと色々知れるからおすすめ。正直かっこいい、可愛いとかはキャラクリがあるからどの人も大体そう。となるとエンタメ性とか戦闘シーンとかが大事になってる。
682:名無しのプレイヤー
( * 'ㅿ' )ほへー
色んな配信者見てるとそんな境地にまで達するのか。あの最前線の方は配信してないんかね
683:名無しのプレイヤー
それはわからん。配信してるかもしれないけど、配信してるプレイヤーの数が多いから探しても探してもキリがない。そもそも名前も分からないし、姿も不明。人数だって分からないしな。
684:名無しのプレイヤー
685:名無しのプレイヤー
配信してくれないかな〜。今の最前線の様子とかめちゃめちゃ気になるんだが。
「【レベガ】結構賑わってる街だったな」
街を一通り回ってから、街の外に出る。市場が開放される分、賑わってるってことだろうな。プレイヤー市場が解放されたら色々売りたいもんだ。
「【オークの鎧】とかタンク職に高く売れそうだしな」
街を色々回って色んな人と話して気づいたのだが、モンスターを倒した時の金や経験値はパーティーの人数割だそうだ。俺はソロで進んできたから経験値効率は良かったはずだが、全然上がっていない。
「まぁ、いうても始まってまだ2時間くらいか?それならレベル4とかでも納得か。そろぼち観光も飽きたし、次の街目指しつつレベリングかね」
このゲーム信じられんくらいレベル上がんないんだよな。ソロで戦ってるのに。先に進めるだけ進んでレベリングかなー?でもひとりでやってもMMOは楽しくないしな。
とりあえずこの周辺でレベル上げかなー?そうと決まればさっさとボアでもしばきまわしますか。
さっき買った店売りのロングソードを使ってボアを倒しまくる。うーん、やっぱり味気ない。
「あのぉ」
「うん?」
突然声をかけられた。声の方向を向くと長く綺麗な黒色の髪をした女の子の魔法使いだった。
「どうしたの?」
「えぇっとぉ、なにをしてるのかなぁって思ってぇ」
「普通にレベル上げだけど。ん?君プレイヤーだよね?」
NPCはここがゲームの世界ではなく現実の世界として動いている。そのためレベル上げとかそういうメタ発言をしても通じないのだ。
「そうじゃなくてぇ、なんでひとりでやってるんですかぁ?」
「なんで1人って俺のことボッチって煽ってる?」
女の子は首をブンブンと横に振り
「そうじゃなくてぇ!1人でレベル上げって危なくないですかぁ?」
「そう?ボア系って結局突進しかしないから楽に倒せるよ。それに今までノーダメだし」
「えぇ!もしかしてぇ【レベガ】の初到達したのってあなた達だったんですかぁ?」
「あなた達?俺ひとりだけど」
「えええ!オークひとりで倒したんですかぁ!?」
「うん、そんなに強くなかったけど、レベル不足とかで倒すのに時間かかっちゃったけど」
「ユートくんもオークの攻撃受けるのつらいって言ってたのにぃ」
「オーク攻撃高そうだもんな。でも攻撃もワンパターンだったし、避けるのもそんなムズくない。ソロ推奨モンスターだったんじゃないか?」
「おーい、何してるんだユリィ!」
「あ、マー君」
「ん、こちらの方は······プレイヤー!?てことは
「アンノウン?そんな大層な名前じゃないぞ。名前見えてるだろ。俺の名前はヤタだ」
「サービス開始2時間足らずでエリア解放。その人の情報が全くないことからそう呼ばれてる。ただの異名みたいなもんだ。それにしても···」
そう言って目の前の赤髪の青年はキョロキョロ辺りを見渡してから
「···お仲間はどちらに?」
「······お前まで俺のことをボッチって煽るか!このリア充野郎が!」
「うえぇ!違う違う!この街来て色々見て回ったけど他のプレイヤー見かけてないから、他の仲間は先に行ったのかと思って」
「俺はずっと1人だぞ。エリアボスってのも1人で戦ったし」
「はぁ?攻撃めちゃめちゃ重かったぞ」
「全部避ければ問題ない。速い攻撃ではなかったし、ワンパターンだ。今のステータスじゃ受けるのもきついだろうしな」
「······確かにユートも物理防御にかなりふってるが受けるの辛いって言ってたしな。避けるの推奨だったのかもな」
「そんで他の皆々様もレベル上げですかい?」
この赤髪リーダーに向かってそう呟く。彼らの口ぶりからして他にも何人か来ているのだろう。
「ん、いや、外でユリィの姿を見かけてな。外でボア系にやられてはいけないと思って来ただけだ」
「んぅ、私はぁ、外で戦ってる人がいるなぁって思ってぇ、見に来ただけぇ」
「へー、レベル上げとかしないのか?」
「今のところは全員でレベル上げしてるんだよ。突出して強くなったりしても面白くなくなるからな」
「そういう考えもあるのか。折角だしフレンド登録しないか?」
「こちらこそだ」
「私もぉ!」
《プレイヤー【マーリン】とフレンドになりました》
《プレイヤー【ユリィ】とフレンドになりました》
マーリンって魔法使いじゃないか?目の前の男はどう見ても戦士に見えるぞ。あ、背中に大剣背負ってたわ。
「······名前の方は詮索しないでくれ。昔から使ってる名前だから愛着があるんだ」
「なるほど」
昔から使ってるならしゃーないな。彼らにも用事があるみたいだし、そろそろレベル上げ再開しますか。次のボスはマップ見る限り平原の先にあるみたいだし。
「んじゃ、またなんかあったら連絡よろ。俺はレベリングしとくわ」
「了解した。こちらこそ何かあったら声をかけてくれ」
2人は街に戻っていく。装備の点検とかあるのかね。俺はずっと初期装備使ってたから耐久値とか気にせず使えたけど、普通の装備にはあるらしいからな。今使ってるロングソードとか、まだあんまり使ってないから大丈夫だけど、ちゃんと設定されている。
「よし、さっさとエリアボス倒しに行きますか」
もっと火力が高くなったらエリアボス周回とかもしてみたいもんだ。次のボスは魔法特化とかで物理防御は弱いことを祈りたい。
「街の周辺はボア系が多かったけど、少し進むとまた別の生態系があるんだなぁ」
少し進むとボア系から一転してゴブリンが多く現れるようになった。武器ドロップはレアだったようで大体10体倒せば1体使ってる武器を落とす程度。
「【錆びた槍】ねぇ。錆びてると耐久値も低いし、攻撃力も低い。どっかで錆を撮ってくれたりするっぽいな。それがこの先なのか最初の街なのかは知らんが」
こういう情報は掲示板とかでリアルタイムで集めるのもいいが、個人的な思いとして自分の力で探し当てたいものだ。
「んん、あれはただのゴブリンじゃないな」
目の先にいるのはゴブリンソルジャー。持っている武器は錆びているものの、普通のゴブリンより少しガタイがいい。そして身長も140cmはありそうだ。
「グギャッ!」
相手も俺も見つけたようで剣を構えながら近ずいてくる。普通のゴブリンだったら喜んで大振りに構えるのに······何故か少し感動してしまった。
「おっと、仲間がいたか」
ゴブリンソルジャーの後ろには何匹かのゴブリンが付き従っている。
「複数で戦うのはここが初か。これまではチェインとかしなければ戦う相手は一匹だったからな」
ゴブリンソルジャーは他のゴブリンをけしかけてきた。他のゴブリンは何も変わらず、か。攻撃してくる奴らを斬りつけ、その間を縫って進み。ゴブリンソルジャーに接近する。ゴブリンソルジャーは待ちの構えで槍を構える。
「あれはソードスキルの発光?」
ソードスキルを使う時武器が光るのだが、その光が槍で起こったのだ。そしてゴブリンソルジャーは槍を突き出す。それを剣を用いて華麗にいなし、そのまま【スラッシュ】【ホライゾン】【バーチカル】の3コンボでゴブリンソルジャーを圧倒。それだと倒しきれないので、普通に切りつけてどうにか倒す。
他のゴブリンは数が増えようが所詮ゴブリンなのでちゃっちゃと倒す。
「こんだけ倒しても種族レベルが上がらんかぁ」
名前:ヤタ
種族:人間Lv.1
職業:剣士見習いLv.6
《ステータス》
体力:20/20
魔力:20/20
物理攻撃:19
魔法攻撃:10
物理防御:10
魔法防御:10
敏捷:16
器用:10
ポイント:11
《スキル》
【剣術Lv.5】【気配察知Lv.2】【攻撃強化Lv.1】【剣戟強化Lv.2】
《称号》
【エリア解放の先駆者】【ソロスレイヤー】
ちなみに【剣術】が上がった時はソードスキルの強化だった。【スラッシュ】【ホライゾン】が強化されているから、次は【バーチカル】だろう。Lv.7から新たなソードスキルを覚えるのかなぁ、と思ってる。ちなみに【気配察知】は範囲が広がるだけ。【剣戟強化】は剣の攻撃力を上げる効果だ。あんまり実感は湧かないけどな。
「古今東西どんなゲームも10レベが1つの区切りになってるもんだよな。職業が10レベになったら【剣士見習い】から【剣士】にでもなれるのかねぇ。【剣術】はそこから細分化されて【短剣術】とか【長剣術】になったり?種族も10レベで進化かなぁ。こう考えるとまじで上がらないよな。下手したら転職のタイミングで初めて上がるとかありそうだし」
【ポイント】はいつも通り敏捷と物理攻撃に振って今はこんな感じ。
名前:ヤタ
種族:人間Lv.1
職業:剣士見習いLv.6
《ステータス》
体力:20/20
魔力:20/20
物理攻撃:25
魔法攻撃:10
物理防御:10
魔法防御:10
敏捷:21
器用:10
ポイント:0
《スキル》
【剣術Lv.5】【気配察知Lv.2】【攻撃強化Lv.1】【剣戟強化Lv.2】
《称号》
【エリア解放の先駆者】【ソロスレイヤー】
【ソロスレイヤー】のおかげで物理攻撃は27.5、四捨五入したら28と実際より3も高い。この称号とんでもないな。まぁ、本来はもっと後に取得される予定の称号なんだろうな。【エリア解放の先駆者】と合わせたら1.21倍と、まじでとんでもない。
「自分で言うのもアレだけど、まーじで俺って探索向いてないよなー」
一応でも最前線攻略しているので、まだ宝箱とかは誰も手をつけていない。なので取り放題のはずなのに、周囲を探索するのが面倒くさくて第2の街周辺のエリアのマッピング率約20%という脅威の数字。
「あーあ、全く探索しないのに後々見落とした宝箱からいい武器見つかったら嫉妬するんだろうな」
現状だと第2の街の店売りの武器が1番強いはず。でもなぁ、マッピングしてない穴だらけの地図ってものもなんかなぁ。······このゲーム、マップデータ買えるのかね。そういえばVRMMO小説ありがちな、情報屋とかはいるのかな?流石にまだいないかもな。
「と、次々に現れるゴブリンを刻みながら思考を回すヤタであった······次のエリアボスはオークの上位種かな?」
目の前にエリアボスと戦う表記が出てくる。もちろんYES。
目の前が平原なのにどうやって出てくるんだろうか。そう思っていると、なんと目の前に黒渦が出てきて突如として現れる敵。さっきとか自然な感じで出てきてたのに、ここに来て強引な感じ!?
「ゴブリンナイト、か。オーク系かと思ったらそっちで来たかぁ」
ゴブリンナイトは身長が170くらいで、ほぼ人間と同じくらいの高さ。それでいて鎧を身にまとっていて、盾と剣を構えている。そしてゴブリンソルジャーが2体サイドに現れる。
「これ······今更だけどボスの難易度がめっちゃ上がってる訳じゃないな。少しづつ上げてるから、街の解放もさっさとして欲しいのかな、運営からしたら」
「グゴオオオ!!」
ゴブリンナイトが指揮?してゴブリンソルジャーが両サイドから挟み込むように進軍してくる。まぁ指揮が杜撰なのか、ゴブリンソルジャーの頭が弱いのか、2人同タイミングで攻撃してくるので、落ち着いてバックステップでかわす。ゴブリンソルジャー同士が剣を合わせたところで【ホライゾン】で2匹を攻撃する。
「「グギャァ!」」
「よっわ」
現在の物理攻撃は称号効果も合わせて約30。ということは、ソードスキルの一撃でゴブリンソルジャーの体力の半分を持っていってしまう。強化されているソードスキルというのもあると思うが。
その流れでちゃっちゃとゴブリンソルジャーを始末して、残るはゴブリンナイト。
「フルプレートじゃないだけマシかな。倒したら剣と盾と鎧のドロップか?剣は欲しいかな」
盾を突き出して堅実に距離を詰めるゴブリンナイト。こういう時の堅実な手は盾方向に回りこんで視界を塞ぐこと、もしくは剣方向に回りこんでがら空きの胴体に攻撃すること。どっちにもメリットデメリットあるが、今回は堅実に盾の方に回り込む。
「まぁ、そうくるよな」
盾でタックル、いわゆるシールドバッシュをしてくる。それをさらに回りこんでよけて、背後から【スラッシュ】を打ち込む。おお、オークの時より削れるな。これならそう時間かからず倒せるかな?
興味本位で構えているゴブリンナイトの剣方向に回り込むと、持ってる剣で斬りつけてくる。それをロングソードで受け止めると、重い手応え。
「オークは体力と物理に優れてるけど、ゴブリンナイトは全部が平均的なのかな?流石に総合ステータスがオークより低いことはないだろ」
オークには1時間近くかかったが、ゴブリンナイトは20分くらいで倒すことが出来た。
《エリアボス【ゴブリンナイト】が討伐されました》
《第3の街【ノータル】が解放されました》
《これらの情報はワールドアナウンスとして流れます。名前は公開しますか?》
これ常時NOに出来ないのか?勿論NOで
《【ゴブリンナイトの剣】を獲得しました》
《【ゴブリンナイトの盾】を獲得しました》
《【ゴブリンナイトの腕輪】を獲得しました》
《初討伐報酬【2ポイント】獲得しました》
《称号【
《職業【剣士見習いLv.7】になりました》
《スキル【剣術Lv.6】になりました》
《ソードスキル【バーチカル】が強化されました》
《スキル【気配察知Lv.3】になりました》
おお、また新たな称号。
名前:ヤタ
種族:人間Lv.1
職業:剣士見習いLv.7
《ステータス》
体力:20/20
魔力:20/20
物理攻撃:25
魔法攻撃:10
物理防御:10
魔法防御:10
敏捷:21
器用:10
ポイント:5
《スキル》
【剣術Lv.6】【気配察知Lv.3】【攻撃強化Lv.1】【剣戟強化Lv.2】
《称号》
【エリア解放の先駆者】【ソロスレイヤー】【剣狂】
【剣狂】
剣のみで100体連続斬り伏せた者に与えられる称号
剣を使っている時、物理攻撃1.1倍
また強化称号来たな。普通に戦ってるときで約1.2倍、エリアボスの時に約1.3倍とかまじで強いわ。これ称号もっと狙いたいな。
━━━━━━━━━━
書いてて思ったんですけど、主人公の無駄話多いなぁ。気分で書き始めた小説だからノープランで書いてるから話がまとまってない希ガス。
掲示板はVRMMO小説の王道なので書いてみました。あんまり上手く書けてないかも。
戦闘シーンがおざなりなのは主人公の強さだと基本あっさり終わるので、あんまり書くことないんですよね。
アドバイスとかあればお願いします。
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