第5話 そんなこんなで

直樹が「悠美、最近尖って無いと言うか、素直になったよな?」と悠美を見て思って居た。

有加が「本当ね?今度はスカートが長く無いし、本当に素直な子になったわ」と悠美を見て居た。

悠美は「今度ね?友達が出来たの。名前はね、奈緒って言うの」と携帯の写真を見せた。

直樹が「だから、素直に自分の気持ちが心の底から言えたんだね」と話をした。

有加が「良い事ね?それが1番よ」と心の底から、笑顔になれた悠美を見て嬉しそうにして居た。

悠美は「奈緒、おはよう」と笑顔で挨拶をすると、奈緒も「おはよう。悠美」と笑顔で挨拶を返した。

奈緒は「あそこに居るの、クラスで人気の男子なんだけどさ?名前が、裕平って言ったかな?」と首を傾げながら返事に答えた。

悠美が「へー、そうなんだ。私さ、そんな男の子より、自分が没頭できることを探そうと思って居るんだよね?」と楽しそうに話をして居た。

奈緒は「そうなんだ。良いね。でも、たまには悠美の事を大切にしてくれる人を本気で探した方が良いと思う」と話し掛けた。

悠美は「でも、そんな人、将来を本気で考えて私の事を大切にしてくれる男性なんて居るわけないよ」と諦めかけて居た。

そんな時、悠美の前に裕平が「お、すまない。

僕がボーっとして居たあまりに、ぶつかっちゃったね?怪我は無かった?」と気遣ってくれた。

悠美は「ありがとう」と初めて、男性から優しく気遣って貰えたので、凄くドキドキして嬉しそうな顔をして居た。



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