第15話 シン・異世界人の回想 前編


 どうもはじめまして、私はミレニア・ベネディクトゥスです。

 生まれつき人より力持ちだったり、かけっこが得意だったりしますが、それ以外はごくごく普通の日本人です。


 今はミレニアと名乗っていますが、本当の名前は大野陽子と言います。


「陽の光のように笑う子になって欲しい」


 そういう願いが込められていると、ママは私に言いました。


 ですが、私はこの名前が嫌いです。

 なぜなら、この名前のせいでいじめられたからです。


 私が小学二年生の頃、パパが海外転勤をすることになりました。

 数年単位の出張になるかもしれない、とのことです。


 私は家族は一緒にいるべきだと思ったので、どうにかできないかとママに相談しました。


「じゃあパパの出張について行っちゃおうか」


 私はそれに賛成しました。

 出張先は英語圏の国だったし、私は塾に通っていて英検準一級だったから、コミュニケーションはなんとか取れると思っていたからです。


「色々と大変かもしれないけど、がんばろうね」


ママと約束して、さっそくパパに伝えます。


 パパは私とママが、海外出張について来てくれるとは思っていなかったらしく、とても喜んでいたのを覚えています。


 でも、私が先述の通り、名前のせいでいじめにあいました。


 なんでも、この国では私の名前が不吉な意味を持つのだそうです。

 そのせいで悪魔扱いされて、暴力を受けたりもしました。


 いじめの主犯の子に至っては、昔車に引かれそうな所を助けたことだってあります。

 どうしてこうなってしまったのか、この時は本当にわかりませんでした。


 ただ、今思えばその子は体格が良くて運動神経がよかったのですが、私が運動で彼よりもいい成績を取ったことが気に入らなかったのかもしれません。


「こうなって当然だ」

「早くいなくなって欲しい」


 周りの子もそういった様子で、誰も助けてくれません。


 少し調べてみると、先人の日本人のやらかしが大きかったらしいです。苗字とかも似ていたのが拍車をかけたらしいです。

 同じ日本人だというだけで、それ以外何ら関わりのない私が、どうしてこんな扱いをうけるのか?


 調べてみても、そこだけはさっぱりわかりませんでした。


『色々と大変かもしれないけど、がんばろうね』


 でも、ママとがんばる約束があったので、学校にはなんとか行くようにしていました。


 ……でも、SNSにいじめられた光景を晒された時は、母に言って学校を休みました。

 外に出るのが怖くなってしまったからです。


 そのお陰でと言うべきか、私をいじめていた子は警察に通報され、学校を退学になりました。

 この国ではいじめで警察が出張ったり、小学生でも退学になるのかと、妙に感心した覚えがあります。


 ですが、私は外に出るのが怖くなったのは変わりませんでした。


 この国にもいい人がたくさんいるのは知っています。


 母に連れて行ってもらった教会では、ロバート神父は日本語で話しかけてくれて、作法とかよくわかっていない私の悩みを聞いてくれました。


 担任のアーサー先生は今回の件でとてもよくがんばってくれたと聞きますし、学校に通っている時も一人になっていると話しかけてくれたりしました。


 それは仕事だからでは? と言われたら、私にはそうですね、としか言えません。

 でも、私がそれに救われたのも、また事実でした。


 この国の好きな動画投稿者だっています。日本と違ってやることなすことド派手で最高です。

 車をぶっ壊す動画は最高にクールでしたし、泥棒撃退装置動画は心が晴れ晴れとした気持ちになります。


 でも日本より治安が悪く、一人で出歩くことは愚か、一人でお留守番しても通報されるレベルです。

 それぐらい危険な国なのだと、私は知っています。


 そんな国で、私の情けない姿がSNSに晒されました。


 私は、もう学校で関わってきた子達と、今更仲良くなれる気がしませんでした。

 がんばれませんでした。


 結局、私とママは日本に帰ることにしました。

 パパと離れるのは寂しかったです。


「何かあったら連絡してね」


 でも、そう言ってパパが送り出してくれたので、私は笑顔で日本に帰れました。


 日本には昔からの友達もいたし、私はすぐに学校に通えるようになりました。


 ……でも、これがきっかけで、私の家はおかしくなります。


    ◇


 母を家で見ることが、段々と少なくなってきました。

 最初は母も仕事でしょうがないし、ちゃんと作り置きのご飯があったので、大して気にはしませんでした。


 パパとはネット通話を通していつでも顔を見れたし、夏休みや冬休みといった大型連休の時には、日本に帰ってきてくれました。


 ですが、その通話や帰国の回数も、段々と減っていきます。

 時差もあるし、お仕事も大変だろうから、しょうがないなと私は自分を納得させます。

 私も毎回満点のテストを見せるのが面倒くさいな、とか思っていたので、パパの方も似た理由があるんだと考えられたからです。


 でも、そうしている間にも、ママは家事をしなくなっていきます。

 掃除や洗濯は愚か、ご飯の作り置きもなく、軽食の類もない。


 代わりに、時折テーブルにお札が置かれる様になりました。


 さすがにおかしいと思った私は、ママに連絡します。

 今の時代、色んなSNSでダイレクトメールを送れるのはいいことだと思います。

 昭和とか平成の小学生の苦労とか、考えたくもありません。


 返事はすぐに帰ってきました。


『ママは家事する道具じゃありません』

『少しくらいママを休ませようと思う気持ちはないの?』

『どうしてこんな子になっちゃったのかな』


 私は頭が真っ白になりました。

 ママは怒っています。私が家事をして欲しいと言ったせいで、すごく怒っているのがわかります。


『ごめんなさい。私も家事をがんばるね』


 そう送ると、ママは機嫌を良くしてくれました。


 ネットでやり方を調べて掃除や洗濯をします。褒められると思いました。


『下着はちゃんと洗濯ネットに入れて』

『ごみ捨てもできないの?』


 褒め言葉は無く、修正点のメッセージが通知欄に光っていました。


 がんばりました。外国でがんばれなかった分、日本で家事をたくさんがんばりました。


 ご飯も作ってみました。

 何回か焦がしてしまったけれど、最後には美味しいハンバーグができました。


 ママをびっくりさせようと、テーブルにラップを巻いた夕食を置いておきます。

 きっと、おお喜びしてくれるだろうと思いました。


 でも、その夜にママは帰って来なかったらしく、朝になってもご飯は放置されていました。


 諦めませんでした。

 ママに喜んでもらいたくて、今度はカレーに挑戦してみました。


 グレードが落ちたのは、予算不足です。ハンバーグで沢山失敗をしたせいです。

 お陰で私のご飯は冷凍食品のパスタです。一食二百円前後で大変お得です。


 次の日の朝、テーブルにおいてあったカレーは。


『火と包丁を使ったら危ないでしょ!』

『ママが居ない時に使わないこと!』

『こんなに材料無駄にして、お金を無駄使いしないで』


 そこにごちそうさまはありませんでした。

 私のしていたことは、ママからは無駄に思えたようです。


『でもママ、そうなると私は、いつ料理ができるんですか?』


 そんな事を言ったら怒られそうなので、メッセージを送信することはできずに、全文削除しました。


     ◇


 小学四年生になったある日、学校で授業参観のお知らせがありました。

 もちろんママにメッセージを送ります。


『わかったよー』


 そう返事があったので、私は嬉しくてソファの上で小躍りしました。

 数ヶ月ぶりにママに会えるんです。喜びの舞は当然です。ふぉー!


 授業参観の期間、ママと会うことはありませんでした。


 私も馬鹿でした。ママはわかったと言っただけで、行くだなんて一言も言ってません。

 どうしてそんな勘違いをしてしまったのでしょうか。冷静になってみてもよくわかりません。


「陽子ちゃんのお母さん、来なかったね。どうしたの?」


 友達からも不審に思われたらしく、そんな言葉を投げかけられます。


「……お仕事が、忙しいみたいです」

「お仕事かー。大変だね」


 その時はうまく切り抜けましたが、変な噂が立ったら大変です。

 また前の学校の時みたいに、変な理論が飛び出していじめられてしまうかもしれません。


 SNSみたいなメッセージではもうダメだと思い、ママと直にあって話してみることにしました。

 顔を合わせて話し合えば、ママもことの深刻さがわかるかもしれません。


 だって、家族なんですから。


 塾の帰り、人が少なくなった電車に乗って、ママが仕事をしている会社まで向かいます。

 ですが、建物は真っ暗です。受付の人も居ません。


 会社内に忍び込んでも、電気がついてる部屋は見当たりませんでした。

 徘徊している警備員さんを見つけたので、話を聞くことにします。


「え? あ、いや、会社の人達はもう皆帰ったけど……それより君、こんな夜遅くに、こんなところで何を――――」


 それだけ聞くと、私を捕まえようとしていた警備員さんから、窓を突っ切って地面に着地し、さっさと逃げ出します。

 身体能力にはちょっとだけ自信があり、なんとか振り切ることができました。


 ごめんなさい警備員さん。お仕事なのはわかるんですが、私はママに会わないといけなんです。

 ……ですが、今思えば捕まってママに電話かけてもらえば、すぐに迎えに来てくれたのでは?


 ま、まあ! そんなこともあります!

 私は事実確認のために、ママにメッセージを送ります。


『ママ、今日もお仕事ですか?』


 数十分後、返信が帰ってきました。


『そうだよ』

『お仕事頑張ってます』

『陽子は早く寝てね』


 ママが嘘をつきました。


 でなければ警備員さんが嘘をついていることになりますが、見ず知らずの私に、わざわざ私に嘘をつく理由がわかりません。

 最近私と顔を合わせてくれないママは、私になにか後ろめたい事があるのでは嘘をついたのではないか? と考えられます。


 なのでママが嘘をついています。完璧な証明です。


(仕事が終わったら、社会人は飲み会に行くと言っていました。飲み屋街あたりにいる可能性がありますね……近くにあるか検索してみましょう)


 私はママがどこに居るのか、近くの飲み屋街で、店を一軒一軒覗いて回りました。


 すぐに踵を返せば、店員さんは何もいいませんでした。

 まさかこんな時間に、子供が一人で飲み屋街を回ってるとは思いもしなかったのでしょう。


 居酒屋には家族連れの客もいましたし、そう珍しいことでも無いのだと思います。


 ですが、ママは一向に見つかりません。

 私には連絡一つ無いことからすると、まだ外にいるのだと思います。


 当てもないし、帰りの終電もそろそろです。

 心なしか、お巡りさんの目も多くなってきたみたいです。


 男女二人組の大人の後ろをついて行ってお巡りさんの目を欺いたりしていましたが、そろそろ家族連れだとしても不審に思われる時間帯です。


 仕方がないので、その日は家に変えることにしました。


 電車の中は人はとても少なく、私がソファを一つ貸し切り状態で座れました。


 いつの間にか私の前の席に座っている男女は、仲が良さそうにしなだれています。

 女の人はベタついてるという印象を持つぐらい、女の人は若いサラリーマンの人に抱きついています。


 これが大人のカップルか、と思って、私は二人を観察するように見ていました。


(……あれ? 女の人、私のママでは?)


 髪の長さや髪型が違うので、気がつくのに時間がかかってしまいました。

 私、ママが髪の毛を切ったんだと、この日初めて知りました。


 隣にいるのはパパではありません。

 パパはまだ海外出張中ですし、何よりパパはママより年上です。ロジカル的にありえません。


 なのに、ママが知らない人にキスをしています。

 口と口で、べろべろと。


 私はこれの意味を知っています。ネットや動画で習いました。


「ちょっと、何見てんの。見世物じゃないわよ」


 ママが私に注意します。

 私の知っているママの声じゃありません。


「……ごめんなさい」


 私は謝ると、二人はまた仲良くしだしました。


(私に気がついてないの?)


 そんな事あるはずがありません。


 ママは私のママです。眼の前にいれば、さすがに気がつくはずです。

 だって、親子です。血を分けた家族です。気がつくのが当然です。


 すると、目の前のママは、ママのそっくりさんです。


 そう結論づけたはずなのに、不安は一向に拭えません。

 試しに、ママにメッセージを送ってみました。


『今度いつ会えますか? 話したいことがあります』


 すると、目の前の女の人の通知音が鳴り、画面を覗き込みます。


「部長?」

「娘から。いつ会えるかーだって」

「こんな時間まで起きてるとか不良娘だな」

「もー本当困っちゃう」


 声を潜めて、そんな会話をしています。

 ですが、耳を澄ませている私には、その内容がよく聞き取れました。


 二人は私の降りたことのない駅に降りました。


 女の人は、私に一瞥もしなかったと思います。

 ガタンゴトン、と揺れる電車の音だけが、私の頭を支配していました。


     ◇


 いつの間にか、家のソファに寝転んでいました。


 もう十二時でしたが、今日は祝日なのでセーフです。私の皆勤賞は守られました。


 とりあえず、パソコンの前でカップ麺を食べます。

 仮にも私は食べざかりの一少女であり、お腹が空いていたのです。


 適当に雑学系の動画を見て、気になったものがアレば検索していきます。


(あ、ローマン・コンクリートって、本当にあるんだ)


 そうやって、現実逃避をしようとします。

 昨日の夜の出来事を、頭から消し去ろうとしますが、こびりついたお風呂のカビのように拭えません。


(ああ、今日は土曜日だから、お風呂とトイレ掃除しないとな)


 現実逃避をしようとします。

 昨日の光景が、私の胸を締め付けます。


 そんなことをしていると、もう夜の九時になっていました。

 何のやる気も起きません。夕飯の冷凍食品を食べる気力すらありません。


(私、一人だ)


 涙がこぼれてきました。

 いじめられた時以来に泣いています。


 ふと、父の顔が脳裏によぎります。

 事実を伝えれば離婚待ったなしでしょう。

 ですが、パパの顔を見れば安心できると思ったのです。


 時間的にも、今パパは朝の七時頃のはず。


 朝の速い時間ですが、パパは私のパパなのですから、これぐらいどうってこと無いはずです。

 何より、「何かあったら連絡してね」と言ったのは向こうです。これぐらいのわがままは許されるはずです。


 イヤホンなどを耳に取り付けて、パソコンでパパと通話をしようと試みます。


『やあ陽子、おはよう。あ、そっちだとこんばんわかな?』


 パソコンの画面に、パパの顔が映りだされます。

 それを見て私はホッと一安心しますが、耳に不快な音が入ってきます。


 クチュクチュと、何かを絡めているような水の音が聞こえます。

 昨日の夜、ママがしていたキスと、どこか似ています。


「パパ、今一人ですか?」

『え? あ、うん。そうだけど?』

「じゃあその女の人は誰ですか?」

『え?』


 パパは、とっさに下を見ました。

 横とか後ろではなく、下を。


 私はこの意味を知っています。

 年齢を詐称するだけで入れる成人向けサイトで、こういう展開を読んだことがあるからです。


『誰も居ないよ』


 私は知っています。私は知っています。私は知っています。


『それで、今日はどうしたの?』

「いえ、パパの顔を見たかっただけです。それじゃあ」


 そう言うと、私は通話を切りました。

 これ以上ボロがでてくるのを、私は見たくなかったからです。


 気がつけば、私はマウスを握り潰していました。

 明日、代わりのマウスを買いに行かないと。


(そんなコトしてる場合?)


 何を考えればいいんでしょう?

 何をどうすればいいんでしょう?

 私に何ができるんでしょう?


 私の家族という価値観が、バラバラと崩れ落ちていく音が頭に響きます。


「あっ、あ」


 一緒に食事に行ったり、遊園地に行ったり、海に行ったり……そういった思い出が色褪せていく。

 パパとママが、汚いものだと感じました。


 そんなことはないはずです。そんなことはないはずです。

 だってだって、パパとママは、私のパパとママです。


 パパとママが、そんな汚いはずがありません。

 いつだって、私達は仲のいい家族だったはずです。


 自分のきれいな思い出を模索しようとしますが、嫌なことばかりが思い浮かびます。

 写真でも見返せばと思いましたが、物語で描写されてるようなアルバムとか家族写真だなんて、使ったこともなければ現実に見たこともありません。


 ……いえ、そんなこと、現代社会においては普通のことです。私の家は普通なんです!


 今はわけあってバラバラだけど、また一緒になれれば、また仲良く――――


(その仲を裂いたのって、誰?)


 ……家族がバラバラになったのは、私がいじめられて、私とママが、日本に帰らなきゃならなくなったから。


 つまり。


(原因、私?)


 あの時、私がいじめられていたから。

 外に出るのが怖くなってしまったから。

 学校になんていけないと、弱音を吐いてしまったから。


 ――――私が、がんばらなかったから。


 ママとの約束を破って、がんばることをやめてしまったから。

 だから、パパとママが、壊れてしまった?


「はは、はははは」


 口から笑いが溢れて、目からは涙もだ溢れ出す。


「あははははははははははは――――!」


 泣きながら笑うだなんて、初めての経験だった。


 全部全部私が悪い。

 もう遅い。修復する術が何一つとして思い浮かばない。


 だって、こんなのネットの情報でたくさん見てきた。

 こういった家族は、ボロボロに崩壊するんだと。


 もう私が望むパパとママには出会えない。

 私が壊したんだからそれは当然だ。


 なかったことにはできない。

 なかったことにしたい。


 消えてしまいたい。


 どうか誰か、

 わたしを、

 助けて。



 ◇



 気がつけば、私は教会の中にいた。

 光る魔法陣の上で、私は沢山の人に囲まれています。


 十字教じゃない。服装や装飾品などが違うように見えます。


「さあ、我らが心姫ハート様のお力による、天の使いがご降臨なされたぞ!」


 見たこともない格式高そうな白い服を着た老人――――ドレミダ・ミルゲニアが私の手を掴み、高らかに持ち上げる。


「「「オォォオオーッ!!」」」


 それにつられて、私を囲んでいた人々が狂ったように雄叫びを上げる。


 ……ああ、これ、ネット小説やアニメ配信サイトで見たことあります。

 異世界転移とか、異世界召喚とかいうジャンルです。


「このお方こそ、我らが千年の栄光を約束するミレニア様だ! 世界を導くのは我らなのだと、今ここに証明された!」


 私は、そういう者になったらしいです。


 ……確かに、消えたいとか助けてほしいとか、どこかの誰か願った。それは事実です。


 でも、異世界転移したいとか言ってないです!!

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