4話 情報収集→クロハ村



来るときと同じ日数でモンベルへ戻る。

あれから魔力妨害をしていると噂されているスカーレッドワイバーンの情報は無い。ここまで来るとどうやら連中も人間と接触するのを避けているようだ。


何故だろう?


人間領で連中が暴れれば被害は甚大。大きな犠牲が出るだろう。寧ろ、魔石に魔力妨害なんて言うまどろっこしい方法で人間に被害を与えている辺りも謎である。


考えうる可能性だと・・・


・・・・・・・・・・・


ともあれ、下手に連中の藪蛇を突いて命を落とすような真似だけはしたくない。ペリエがいようが連中に見つかれば俺は確実に死ぬだろうしなぁ。



とりあえず宿を取る事にした。


そういやペリエを購入した理由で夜のお供なんて不埒な事を考えたが、実はこの3年間、一度としてペリエとセックスした事がない。いや、性欲はある。やろうと思えば無防備な裸体をすぐこの手にする事も・・・だが、それよりも前に罪悪感の方が強く出てくる。交渉も無しに若い女を抱くという行為がこうも罪深さを感じるとは思わなかった。いや、それこそ本当に人形なら何も感じなかったかもしれない。


しかし、ペリエは人間の骨格を幹に形成されている。つまり、ペリエの中で生前の記憶が何処かにあるような気がしてならないのだ。ペリエは俺の命令無しで行動は出来ない。それこそ、食事や風呂、トイレだってそうだ。こちらがその都度命令しないと彼女はいつまでも直立したまま動かない。だから寝る時も、目を閉じて寝てくれと命令する訳だが・・・ふとこちらが目を覚ました時、何故かペリエがじっとこちらを見つめている事が度々あった。一緒のベッドで寝るが、俺がペリエの体に触れるのは左手だけだ。ペリエの見た目は18歳前後、かくなる俺は30前後のおっさん。娘とは言わんまでも保護者のような気分にさせられるのは言うまでもない。



手を握る。それをするには当然、俺はペリエに俺の手を握り返すように命令をしなければならないのだが、俺はそんな命令をペリエにした事が無い。だが翌日になるとその手は必ずしっかりと握られている。

その目は見開かれたままで。



(ロバルト様に大変可愛がられていますのね)



魔法研究所の女性研究員が言った言葉が頭に響く。

あれは一体どういう意味だったのだろう?


「あー!ペリエッタさんお久しぶりー!!!」


「・・・・・」


「心配してたんですよー?最近全然見なかったし」


「・・・・・」


「ロバルトさんに変な事されたから夜逃げ」


「おい変な事を言うな」


不意に思い出したがこの受付嬢の名前はエバ。魔法人形であるペリエが俺以外に返事をする事は無いが、こうしてお構いなしに延々と話し始める。そして、ペリエが人形である事に全く気付いていない。一応この子も魔法ギルドのメンバーなのだが・・・。


「何か進展はあったか?」


「いえ、特に何も・・・いえ、無かったのが逆にあったというか」


「・・・?」


「あれから誰もスカーレッドワイバーンを見てないみたいなんですよねぇ」


「ほう」


「おかげで最初の目撃情報の信憑性まで疑う始末で」


「そういや、最初に見た目撃者って」


「ロドリーさん一行ですよ、A級冒険者パーティーの」


A級、人間側の階級は魔族のソレとは程遠いが少なくとも一匹二匹程度ならスカーレッドワイバーンを倒せるレベルではある。


「直接会って話がしたいな、モンベルにはまだいるのか?」


「さぁ・・・それこそ冒険者ギルドで聞いた方が早いかと」


「まぁ、そりゃそうか。上には報告にはしらばく時間がかかると言ってくれ」


「あ!それそれ!!困りますよー!ちゃんといつまでって言ってくれないと」


「適当にそっちで振ってくれ、まだ始まっても無いのに終わりなんて分からん」


「ちょっと、ロバルトさん!!」



次に冒険者ギルドへ行く。



「あらーペリエちゃん戻ったのねぇ」


「・・・・・」


「てっきり他のパーティーに引き抜かれたかと」


「・・・・・」


「相変わらず無口ねぇ、ちゃんとご飯食べてる?」



ペリエは返事はしないが、話しかけられると対象を見つめる習性がある。そのせいで今のように話しかけられるのだが、ほっぺをぷにぷにされるは何となく嫌そうに思えた。


「例の件で最初に報告した冒険者、ロドリーだっけ?話が聞きたいのだが」


「ああ、彼女達ならついさっきゴブリン討伐の依頼を引き受けたばっかよ」


「準備もあるしまだ街に滞在しているとは思うし、一応連絡打ってみるわね」


グラマラスな所にしか目が行かずに名前を失念してたがこちらの嬢は確かアニエル。アニエルはさっそく伝言鳥の手配をしようとしたのを慌てて止める。


「いや、直接出向くよ。もし出発していたら諦める」


「あら、そう?」


「ああ、こっちもあまり時間がないもんでな」


「そうなの?」


アニエルの細い目に少し眉間が走る。


「まだ調べる前で何も分かってないよ」


「そう、魔族絡みだと本当に洒落にならないわよねぇ」


「・・・そうだな」


最悪、街や城の一つ二つが物理的に消える。

彼女がそれを知っているという事は元々冒険者稼業なのだろう。



冒険者ギルドを後にし、ロドリー一行が滞在している宿へ向かう。こういう時は大体行き違いになる事が多いがやはり彼女達はもう出発した後のようだった。


「旦那ぁ、ロドリーさん達ならもう早朝で出発したですよ」


「そうか、確かゴブリン討伐だっけ?単独で?」


「いんや、何パーティーかで組んで合同で一気に叩くとか言ってましたぜ」


「まぁ、そうなるよな、ゴブリンだし」


「全く殺しても殺しても次々と湧いてくるようで、旦那確か魔法ギルドの調査員だろ?何とかならんもんなのかい?」


「ならんなー。ゴブリンはとにかく繁殖力が凄まじくてな、孕子と隠れる場所を徹底的に潰していかないとどうにもならん」


「ケッ・・・本当に忌々しい化け物だ」


ゴブリン。ゴブリンは世界三大厄災の一つにも数えられている脅威だ。人間圏だろうが森や洞窟ですぐに繁殖し、妊娠可能な雌(家畜や人)をさらって無限に数を増やす。そして集団になって襲えるものは何でも襲う。村などで手が付けられなくなったら冒険者達が一斉になって叩くのが通例となっている。余談だが、魔物で他の雌を孕子にするのはゴブリンだけ。そういう意味でもゴブリンは発見次第徹底的に駆除されている、特に女性冒険者からには。


「向かった場所は分かるか?」


「ええ、クロハ村へ行くと言ってました」


ちょっと遠いな。


「とろこで、ロドリー達が魔石に魔力妨害をかける魔物を見たという話なんだが、親父、何か知ってるか?」


「ああ、最近話題になりやしたなぁ、でもあれから誰もそれを見てないって言うんで、ロドリーさん達が嘘つき呼わばりされちまって・・・そりゃ本人はカンカンで、おかげで随分と酒代を稼がせて頂きやした」


「そりゃちゃっかりしてるな・・・じゃあ嘘には見えなかった、と?」


「旦那、ロドリーさん達はちゃんと苦労してA級まで上り詰めたパーティーですぜ。それにこんな狭い界隈で嘘なんてついたら生きていけねぇ」


「そうか、とにかく今一度会って見ないとか・・・」


「会いに行かれるんですかい?それでしたら一つお願いが」


「?」


親父が裏に回ってゴソゴソと何かを探しにいく。


「これこれ、あの人達、いっつも忘れものしていくんで場所にちと困っていたんですわ」


親父は小さめの布袋を持ってきた。冒険者の忘れ物、よくある話である。勿論こういうついでの用事でもタダでする事はない。親父は袋の横に銀貨数枚を置いた。


「頼まれよう」


「お願いしますわ、旦那は信用できるお方だ」


信用、俺の場合は魔法ギルドの所属証である焼き印が手の甲にある。これは中々に偽証不可能で一定の信頼を得ることができる。冒険者たちはそれこそ階級で見定めされるが、ぶっちゃけるとA級ランクなんてのはその辺にゴロゴロいる。寧ろこの世界じゃA級になって初めて稼業が成立すると言われるぐらいである。とは言え、それなりに仕事をこなさないといけない事には変わりなく、普通なら最低でも1、2年はかかるが冒険証を偽装してA級を名乗る不届き者も少なくは無い。クロハ村はモンベルから徒歩で一日程かかる。周辺には大森林が広がっていてその奥地は人外の領域である。故に度々モンスターの脅威に脅かされる事が多い地なのだが、何故か今でも健在している。ある意味運が良い村とも言えよう。



いや、そういえばこの村は伝説の勇者一行の一人、武人ソウジを生み出したと言われているんだっけか。300年前に魔族を退け、人間圏を確立させた伝説の冒険者。


森の守人 アルテミシア

宮廷魔法師 ライブラ

戦士 サラマンダー・ガルンガン

聖騎士 ガートルート


そして武人 ソウジ



今でも伝説として語られる勇者一行。今の人間領の確保は彼等の功績が大きいと言われている。驚きなのはこの中の森の守人、アルテミシアは現在でも健在であるという事か。人という脆弱な存在が魔族と対等に渡り合えるまでに高みを極めた結果、彼女だけは仙人となって今も魔族と戦いを繰り広げている。危険がつきものである冒険稼業で女の割合が多いのも彼女の影響である。



だが、俺は武人ソウジのエピソードの方が好きだ。生まれつき病弱で蒼白な青年だが、ひとたび剣を握れば切れぬものは無いとまで言われた最強の武人。だが、彼を最強と言わしめる最もなエピソードは一度たりとも敵の攻撃を食らったことが無いという伝説だろう。それだけならただの伝説に過ぎないが、彼だけは魔族を退けた後、病気であっさりとこの世を去ったというのもまた皮肉が効いていて面白い。火葬された彼の遺体はその場で不死鳥となり、天の彼方へ旅立ったとも言われている。クロハ村はそんな彼の武人の加護を受けていると言われているが、あながち眉唾物でもないのかもしれない。




冒険者達の野営地はクロハ村よりも大分手前に設置されていた。

専業じゃないのでうろ覚えだが、ゴブリン退治はまず・・・


集団で襲いかかるゴブリン達を一斉に駆除。

数減らしさせて、一気に巣の方も叩く。

孕子の救助が終了次第、巣を破壊して終了。



・・・の手順から考えると今は襲撃してくるゴブリンと一戦交える手前らしい。野営している冒険者達に話を聞き、ロドリー一行をようやく見つける。



「だからー!俺達はちゃんと見たって言ってるだろうが!!!」


話を聞く前に、ずんぐりむっくりなドワーフの女性がいきなり激怒してきた。ドワーフ特有の真っ赤な髪はボサボサに纏め上げられ強靭な筋肉でこれまたドワーフならではな豪快な両手斧を肩にぶら下げている。


「俺は魔法ギルドから正式依頼を受けてこの件を調査している者だ、野次馬だと思われては心外だな・・・あとこれ」


俺は親父から預かっていた彼女達の荷物を渡す。


「これは・・・あ!!!」

「・・・お前、中見たか?」


「・・・いや」


「全く・・・おい!ミリュー!!お前またパンツ忘れてるぞ!」


「ちょ!!ちょっと大声で叫ばないでよ!!!ロドリーだってこんなでっかいブラジャー忘れてるじゃない!」


「チッ・・・あの親父もこんな時に余計な事してくるよなぁ」


「・・・必要無いならこちらで処分するが?」


「いや!居るよ!まぁ・・・ラミが探していたペンダントも入ってたし、ありがとな」


「それよりレッドワイバーンの件、詳しく聞きたいのだが」


「ああ、と言っても冒険者ギルドで報告した以上の事は無いはずだけどな」


「聞き手次第じゃアンタも何か思い出すかもしれん」


「へぇ・・・言うねぇ」


「一応、俺はプロだからな魔石回収の」


「なるほど・・・じゃあアンタ、ロバルド・グリーマンか」


「ああ、連れの方はペリエッタ、魔術師だ」


「この辺じゃ魔石を必ず掘り当てる凄腕の調査員って言えばアンタを置いて他はいねぇ。是非今度一緒に仕事したいもんだわね、まぁその前にゴブリン共を何とかしねぇと」


「・・・厄介か?」


「いんや、このメンバーなら充分対処可能だと思うが・・・」


ロドリーは他のパーティー陣を見渡しながらそう返す。ロドリー一行の他にヒューマンのパーティが3組、混成系が2組、エルフ組が1組、そしてロドリー達で計7組。中々の大所帯となっている・・・が、俺の万色感知だとヒューマン一行の1組から警鐘を放っている。盗賊のようなガラの悪そうな連中から赤い警戒色が揺らめいている。


「あのガラの悪そうな連中は?」


「へぇ、さすがは目利きに関してはほんもんだな、あの連中はお隣のセレン達が声掛けして合流したみたいだが・・・俺も正直胡散臭いとは思っている所だ」


「あんまり当てにしない方がいいな、最悪こちらの全滅狙って皆の装備品を狙っているやもしれん」


「・・・・おいおいそこまでか!さすがにセレン達に言った方が良いだろ」


「いや、俺の見立てじゃ適当に参加して劣勢なら真っ先に離脱して様子見と決め込んでいるようにも見えるな、なんにしても信用しない方がいい」


「・・・なぁそこまで言うからにはアンタ『スキル持ち』だろ?やっぱり『鑑定』持ちなのか?」


「いや、そこまで良いもんじゃない、ロクなもんで無いか無難か程度を知れるまでだ」


「それでもすごいじゃないか!パーティーに一人いりゃかなり安全になる」


いや、逆に万色感知に頼り切っていると命取りになる。

結局色分けされてるだけなのだから。


「・・・俺は死に急ぎにゃ興味ないよ」


「かっ!言うねぇ、まぁ俺だって将来は考えてるさ」


「やっぱりドワーフなら鍛冶屋か?」


「おいおい!!偏見だろ!なんでドワーフ=皆鍛冶鍛冶いうんだ?もっと色々あるだろ!建築とか土木とかさぁ!」」


「じゃあ建築土木か?」


「もういいよ!アンタもそんな事聞きにここまで来たのか?」


「いや、大分話が逸れたな」


「全くだ、んで・・・・」



俺はロドリーからスカーレッドワイバーンの詳細について聞く。



「一応確認だが、ワイバーンが操られている傾向はあったか?頭に呪印とか」


「んー・・・いや、いたって普通な感じだが、魔力妨害をかける時に吐いたブレスに嫌な魔力が込められていたってラミが・・・」


「恐らくだが軽度の深淵魔法の一種だろう、残った魔力を完全に腐敗させるような」


「まぁ、それをやっていたのが数匹、数にして5-6匹ぐらいか?」


「そりゃ多いな、よく見つからなかったものだ」


「・・・いや、こっからはさすがに言うのは躊躇うんだが・・・」


「・・・?」


「地上に降りていた数がそれだけってだけ、上空を見てウジャウジャ見えた時はさすがに死を覚悟したね」


「・・・それは本当か?」


「ああ、ありゃおそらく各地を飛び回っているって感じだった」

「それに、見つからなかった訳じゃねぇ、相手にされなかっただけだ」


「つまり、向こうは認識していたと」


「たぶんね、まぁ気にも留めてない様子だったけど」


・・・これは大きな進展である。俺はてっきり人間を避けているか、知られたくないものだと思っていたが、どうやらそういう訳でもないようだ。ロドリーの言う通り全国各地を飛び回っているとなると、魔族の目的は・・・。



「・・・実験か」


「ああ、俺も大方そんな所だと思った」


「魔力妨害をする実験を魔石を使ってやっている、でもそれなら別に何処でだって出来るようなもんだ」


「さぁ?そもそも魔力妨害であるかすらも怪しいんじゃねぇか?」


「ラミだったか?魔力感知で魔将の存在は確認できたのか?」


「おいおい、あんな上に居る存在だぜ?さすがに無理って話だろ」


ロドリーは天を指さして肩を揺らした。


「まぁ、それもそうか・・・なんにしても急な脅威では無さそうだ」


・・・おかげで振り出しに戻された感が半端無いが。


「チッ、冗談じゃねぇぜ。魔石がオジャンになっちまったらこっちは仕事の半分が食いっぱぐれだぜ!」


「まぁ、地道にコツコツやっていくしかないだろう。本当に廃業なのはアンタら冒険者達のおこぼれを預かる掃除屋の方だろうしさ」


ちなみに、そういう稼業でいる連中は虐げられる者、村はずれにされた住人や、貧困に苦しむ子供達が多い。


「・・・全く、世知辛いもんだ」


ロドリーは頭をボリボリかきながら斧を持ち直す。


「んじゃ、話は終わったぜ?じゃあな」


「夜襲は今日あたりなのか?」


「さぁ、どっちにしろこれから準備しなきゃなんねぇ、ゴブリン如きに足引っ張るような真似だけはゴメンだね」



ロドリーとの話が終わるころには辺りはすっかり夕暮れの終わりになりかけていた。さすがに野営をする準備はしてなかったので俺達はそのままクロハ村へ向かい、寝泊りできそうな場所を探す事にした。



ーーーーーーーーーーーー



日はすっかり暮れたが、村を囲む灯の数は多く、夜だと言うのに辺りはその熱で暑く感じる。村人が何人かで交代を行い、絶えずに見張りを立てている辺りからも決戦が近い事が分かる。さすがにピリピリした雰囲気で気が逸れるが村には何とか入る事ができた。村人の一人がペリエの魔力量を見てギルドが寄こした援軍だと勘違いしたのだ。


「すみません、こんな時ですからお出しできるものが何も無く・・・」


「構わない、雨風凌げればそれで十分だ」


「それで、被害の状況は?」


「ええ、ひどいもんです・・・収穫を見越して採れたものは殆ど持っていかれました、女や子供も・・・」


「対峙した者も何人かは殺され、こうして残っている者達で何とかやっている状況です」


村長と思わしき人物が項垂れるように状況を説明する。



「本当の事を言えば、これで何としてもあの忌々しい鬼共を根絶して欲しい所です・・・村が元に戻るにだって何年かかる事やら」


「最悪、都へ逃げるか、この地を見捨てるという考えは・・・」


「それは本当に最後の選択肢です、ソウジ様を生み出したこの地を去るなど何とも嘆かわしい・・・」


「ソウジ殿の血は絶えたのか?」


「・・・はい、真に残念ながらあの方の家系は病弱な者が多く、皆短命であられましたからのぅ」



だったら尚更この地に固辞する必要性も無いのでは?などと思ったがそれ以上は控える。誰しも自分が生まれ育った故郷を守りたいという想いはあるのだろう。


結局、ゴブリンは警戒したのかその日は襲ってこず俺達はその足でモンベルへ帰還する事にした。








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