第9話 お掃除のあとの膝枕(きらら編)
「琢磨君、よく頑張ったね」
「おひゅかれ・・・・・・」
琢磨君はクタクタなのか、横になろうとします。絶好の機会を逃さないために、ある提案をしました。
「お掃除のご褒美として、膝枕をしてあげるね」
「ひ、ひじゃまくら・・・・・・」
「うん。そうだよ・・・・・・」
膝枕の体勢を作ると、琢磨君はすかさず横になります。枕で横になるよりも、女の子の太腿に触るのを優先したみたいです。性欲旺盛なのは、男としての反応なのかもしれません。
「枕にしては固いような・・・・・・」
枕と勘違いして、膝枕で横になったみたいです。正常な思考回路は失われているのは確実です。
琢磨君は性欲盛んに、太腿をさすってきます。膝枕、枕を勘違いしている男を、からかってあげることにしました。
「琢磨君はエッチです。スケベです」
琢磨君はようやく、勘違いに気づいたみたいです。
「ごめん、ついつい・・・・・・」
余計な一言のせいで、雰囲気は完全にぶち壊しです。そう思っていたところに、さらなる爆弾が投下されました。
「枕で眠るから、膝枕はしなくていいよ」
琢磨君が頭をあげようとしたので、必死になって制止します。大好きな人の体温を逃がすなんて、絶対にしたくありません。
「きらら、枕で眠りたいんだけど・・・・・・」
「膝枕も枕と同じですよ。しっかりと休んでください」
「きららの膝枕だと、興奮して眠れなくなる。枕で気楽に休みたい」
興奮するという言葉を引き出せたことで、気が緩んでしまったみたいです。琢磨君に隙を突かれてしまい、膝枕タイムは終了してしまいました。
「お、おやすみ・・・・・・」
琢磨君はあっという間に眠ってしまいます。しばらくは起きそうにないので、夕食づくりをしたほうがよさそうですね。
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