学問
「物になぜ重さがあるのか」という物理学の基本問題の解明が一歩進んだらしい。
新聞によると、「素粒子物理学の標準理論では、宇宙誕生時に生まれたクオークなどの素粒子には元々は質量はなく、宇宙誕生の大爆発直後に真空中に潜んでいたヒッグス粒子の影響で、質量を持ったと考えられている。」
うむうむ、そうだったのか・・
何の事やらまったくわからん。
書いている記者も全く理解していないに違いない。
質量が有るものが「物」であると思っていたのに、その前提条件を調べようとしている人たちがいる事に驚いた。
自分はまったく理解できないし、出来るとも思わないが、それはなんだか嬉しい事。
いやいやまだまだ人類も捨てた物ではないと思った。
何かの役に立つとは思えない物を必死に解明しようとしている。
目の前に役に立ちそうな技術、たとえば低燃費のエンジンの開発より偉いと思う。
知識欲のためだけに研究しているのだろう。
そんな浮世離れした研究をしている人はどんな人なんだろう。
各地の紛争や戦争とか政権交代とか知らないんだったら楽しいな、と思ってしまう。
うらやましい。
実にうらやましい。
いやいやいや。
学問とはそうあるべき。
そうじゃないといけない。
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