第13話 人生のテーマ“愛”⑬
知人の話です。
なかなか子供が出来なくて、奥さんを病院に行かせました。不妊症とのことでした。それで、不妊治療を受けさせていました。
でも、なかなか子供は出来ない。
そこで、“もしや”と思ってこっそりと知人は病院で検査してもらいました。
結果、知人の精液に精子が無いことが判明しました。
子供が出来ない原因は奥さんだけではなく先輩にもあったのです。
“今更、言えない!”知人は困りました。
僕は相談されました。
「なあ、崔。俺はどうしたらええんやろう?」
「もう、言うしかないですよ」
「そやな」
知人が奥さんに告白しようと決意した日。
帰るとご馳走がテーブルの上に。
「何かめでたいことでもあったのか?」
「あったの」
「何?」
「私、子供が出来たの」
翌日、知人は会社をやめました。
愛云々の話ではないのですが、ふと思い出したので書きました。
後日、知人から連絡がありました。
「今、どこにいるんですか?」
「お前の知らない街だ」
「奥さんは?」
「別れた。俺はこの見知らぬ土地で第二の人生を送る」
なんて言ったらいいのか…。
でも、そういうこともあるのだと思うと、愛が怖いです。
ところで(暗い話題から明るい話題に変えます)、
夢を共有できたらいいですよね?
家を買うとかでもいいんです。何でもいいのです。
恋人(夫婦)間で何か共有できればいいですよね。
2人で同じ夢を追いかけられたら、きっとその絆は強くなるでしょう。
歌手になるとか、芸人になるとか、そういうことでも勿論OKでしょう。
同じ夢を見たいです。
例え夢に破れたとしても、独りぼっちではありません。2人ぼっちです。
なんと心強いのでしょうか?
孤独は嫌です。恋愛していないと孤独を感じます。心が渇いて苦しいです。
(^^; これって、僕が恋愛体質ということなのでしょうか?
一緒に夢を見られるパートナーがほしいですね。
僕は40代後半ですが、まだ諦めていません。
最近、60代~70代で婚活している人をよく見かけます。
その年齢になると、恋愛や結婚を求めなくなるのかと思いきや…
そんなことはないようで、皆様、生涯現役です。
嬉しいです。
愛情、愛したいという想いがが年齢と共に風化しない。
これって、素敵な事だと思います。
愛したい、愛されたい、やはりこの気持ちは死ぬまで続いてほしいですね。
求めないと、なかなか手に入りません。
ただ、僕が知っている方々は、出逢いのために何かするということはありません。
年相応の人達が集まる場所(ゲートボールとか)へは……なかなか行きませんね。
馴染みの(常連客がほぼご高齢の)カフェで時間を過ごしてらっしゃいます。
新しい顔ぶれがカフェに入ってくるのを待っているのです。…受身です。
もう一歩を踏み出したら、何か変わるように思うのですが、無理強いは出来ません。でも、高齢になっても愛情を求め愛情に癒やされるということは素敵だと思います。そう思いませんか?
僕も、死ぬまで“愛だ”“恋”だと叫んでいたいです。
今、愛が欲しいです。
愛情を自給自足できたらいいのに…
出来ないですね。
誰かを愛していないと心の隙間が痛いです。
愛されなくてもいいです。
愛したいのです。
皆様は愛したいですか?
それとも愛されたいですか?
そういえば…
好かれたから付き合うっていうのは
僕の場合はありませんでした。
好かれたから好きになるのではなく
好きだから好かれたくなる
それが僕の定番の恋愛でした。
好かれたから付き合ったのは、唯1人。
……2人目の嫁さんでした。悲惨でした。
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