第2話  人生のテーマ“愛”②

 早速の貴重なご意見、皆様、ありがとうございます。このエッセイ、まだ続きますが、お付き合いいただけましたら幸いです。



 すみません、ぶっ飛んだ話をします。


 肉体を持っていない、魂(意識体)であれば愛を貫きやすくないですか? どうでしょうか?


 まずキスするとか抱き合うといった。肉体を持つからこそ発生する浮気が無くなるでしょう。また、肉体が肉体を求めるという感覚(性欲など)も無くなる(もしくは希薄になる)のではないでしょうか? そして、そこにプラトニックラブが生まれるのではないでしょうか? 魂には借金も浮気も衣食住もありませんからね。であれば、与えるだけの無償の愛も実現しやすいのではないでしょうか? 僕たちは大なり小なり肉体に支配されていると思います。意識体でしたら物欲もなくなる(希薄になる)でしょう(多分)。


 とはいえ、精神的な存在(魂:意識体)でも、他の人(魂:意識体)を愛してしまうことは無いとは言えませんね。残念ながら。そうなった時、肉体を持っているときよりもややこしくなるかもしれません。結局、肉体があっても無くても愛を貫くのはむずかしいということでしょうか?


 すみません。

 臨死体験をしてから、精神(意識体)と肉体を別々に考えるようになりまして。

 ぶっ飛んだ話をしてしまいました。※詳しくは、“或る日、意識を失って”をご覧いただけましたら嬉しいです。



 また、実際にあったケースなのですが。



 僕は20代の半ばくらいの時に、ある女性とお付き合いをしていました。僕は大企業に転職先が決まっていて入社日まで繋ぎでバイトをしていました。転職先では、大阪の拠点に配属されると決まっていました。その時に付き合っていた彼女は8歳年上の銀行員で、マンションを購入したところでした(僕と出会う直前に購入していました)。金持ちの1人娘でした。結婚の話は何度もしました。明るい未来が見えていました。 


 ところが、急遽僕の配属先が変わりました。遠くへ配属されることになりました。その時、僕は“結婚して社宅に入ろう”など、結婚に対して前向きな話をしました。ところが、彼女は“マンションを買ったばかりやし、将来的には親の面倒もみないといけないし、大阪を離れるのは無理”と言いました。“大きい会社やったら、あちこちに拠点があるから、どっちみち入社してから転勤ということもありえるやんか”と反論しました。ですが、結局、別れることになりました。


 この場合は、どうなんでしょう? お互いの“愛の形”が違うのでしょうか? 僕は仕事よりも彼女を選ぶべきだったのでしょうか?彼女は僕を選ぶべきだったのでしょうか? 彼女が将来的に親の面倒を見るという家族愛の方が勝ったのでしょうか? この時、僕は、無償の愛をどうやって実現すればよかったのでしょうか?



 皆様のご意見を聞かせていただけたら光栄です。一緒に考えてください。







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