33.何でも屋の少女と天賦の才持ちの青年の関係性萌えを語る

夜明けの星

稲荷ずー様作(X:@inarizoo)

https://kakuyomu.jp/works/16816927860803305723

fromカザン toスルナ

星付きの髪結い紐

※アクセ写真は近況ノートから

https://kakuyomu.jp/users/yamachi_s/news/16818093082661213851



 異世界といえば、中世ヨーロッパの風景がまず思い浮かぶ中で、そこにモンゴルやスリランカ、ブータンといった自然豊かなエリアが合体したような雰囲気の世界観が素敵な小説です。

 主人公スルナちゃんが山羊を追いかけている冒頭がその世界観にバチッと嵌まっていて個人的には好きなシーン。情景描写が豊富なので、崖に気をつけながら山羊を追いかけるスルナちゃんの姿がビビッとイメージできました。

 さてこのスルナちゃんなのですが、依頼人からの好意を無下にできないお人好しでありながら、薙刀を使って複数人の山賊とやり合える強さ持ち。戦闘シーンは迫力とスピード感抜群で物語に一気に引き込まれました。そして、見事強くて可愛い女の子が癖のやまちの心にぐっさりと薙刀突き刺してくれましたよ。ギャップたまらんてぇてぇです。


 そんなスルナちゃんの心にいるのは、現在国の政治方針を決める重要組織のトップにいるカザン氏。幼少期に知り合ったふたりは8〜10年ほど一緒に暮らしていたようです。

 大自然の中で何でも屋を営む少女と国のトップに就けるレベルの少年というのはなんとも不思議な組み合わせですが、作中の節々から見て取れるふたりの絆と忘れられない過去の思い出の数々は、関係性萌えの観点から見ればいい出汁がででいるなあと。出会いから別れまでの過程を知れればもっとコクが出ること間違いないでしょう。楽しみにしております…!


 あらすじの「国と国、星と人、人と人。それぞれの物語が動き出す」というキャッチフレーズもこれからどう繋がっていくのか大変見ものです。


 さて、アクセサリーのお話をば。

 スルナちゃんとカザン氏どちらからどちらへのプレゼントでもとご許可いただきましたので、カザン氏→スルナちゃんへのイメージで作らせていただきました。

 作者の稲荷ずー様からの情報によりますと、二人は両片想い一生独り身で結ばれることはないとのこと。…これが身分差の恋の現実(⁠´⁠皿`⁠)⁠グヌヌ

 というわけで、アクセサリーはせめて『結ばれた』デザインのものを…と制作してみました。

 若草色の髪のスルナちゃんに映えるよう、メインカラーは赤に。同時にカザン氏の髪の色もイメージしています。

 そこに控えめながら星のチャームを。こちらは、カザン氏の星読みというお仕事と物語冒頭でスルナちゃんがカザン氏が教えてくれた星座を思い出していたことからモチーフを拝借しました。


 とりあえずカザン氏は渡すシチュエーションとか一切考えないタイプそうだなと。直接渡すとか全く考えず、良さげなものを見つけたからとラッピングとかもなく、髪飾りに一切全く触れない手紙と一緒に封筒にガサッと入れて贈ってしまうイメージ。

 んで、スルナちゃんもスルナちゃんで説明を求めるわけでもなく、物語の後のふたりは定期的な再会のときにさらっと髪飾りつけて来たらいいと思います。

 お互いにお互いの行動について声を大にすることはないけど、心の中て大満足してくれてればいいなあなんて。このふたりは何となく言わなくてもわかり合える的な関係性があっていると思うんですよね。


 良き関係性萌えを堪能できたところで、今回はここまで!

 それでは解散っ!!

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