第2話2002年6月1日
今回のその時は、今から22年前の2002年6月1日としました。
この時は、名古屋の団体職員の試験発表がある日です。
その前に、名古屋へなぜ九州から出て来たのかを話さなくていけまん。
大学を中退したトリスは、地元の九州でガードマンのアルバイトを経て介護の職に就きます。手取り15万円の給料でした。
仕事のキツさに反比例して給料が安くなります。
ここで考えました。
大きな都市で働こうと。
大学は東京でしたが、東京は自分には合わない。大阪は親戚がいたが居心地が悪い。
ならば、彼女が働いている名古屋に出てきました。
最初の1ヶ月は彼女の寮にお世話になり、バイト代を貯めて、賃貸マンションをねぐらにしました。
その時の年齢は22歳。
バイトしながら、就職活動しました。
そして、港湾関係の団体職員試験を受けたのであります。
国、数、英、小論文が試験内容でした。
手応えを感じていましたが、面接で失敗しました。大阪、夏の陣の年号を忘れていたからです。何故、面接官はそんな事を聴いてきたのか知りません。
後にソイツは馬鹿で飛ばされましたが。試験から約1ヶ月後に協会から電話が。
そして、今回のその時がやってきます。
2002年6月1日、午前10時。
僕の携帯電話が鳴ります。
出ると、採用です。と言われた。僕はガッツポーズをしました。
しかし、後に書くことがあると思いますが、この職場で統合失調症になるのです。
喜んで焼き肉屋に彼女と行きました。
この彼女とも、いつかは別れるのですが。
人生の大きな岐路だったのが、この日です。
良くも悪くも、その時は嬉しさで胸いっぱいでした。
貿易関係の団体職員は魅力的です。夢でまだ働いているのを見ます。
僕に再び働ける日が来るのでしょうか?
今はパートです。
後に辞めた事を後悔する時もありますが、精神安定剤は飲んでいたので、続かなかったと思います。
重要な岐路でした。
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