第14話


 次の日の午前中、講義に来たクリストフは随分と雨音を心配していた。


「男であっても将軍に叱責された者の中には、心を病んで退職した者もおります。聖女様におかれましては、どうぞご自愛ください」

「ありがとうございます。ああいう人には慣れているので、私はそれほど気にしていません。ただ、私が意地を張ったせいでタバサたちに怖い思いをさせてしまいました……。もっと上手なやり方があったのではと思います」


 それを聞いたクリストフはニコリと微笑んだ。


「聖女様は良い主人でいらっしゃいますね」

「主人……ですか?」

「女主人の中には、侍女に辛く当たる方もいらっしゃいます。ご自身が窮地であったのに、使用人を気遣えるのは素晴らしいことです」


 そう言われても、雨音には実感がなかった。

 タバサたちと直接雇用契約を結んだわけでも、給与を雨音が支払っているわけでもないので、彼女たちとの関係は曖昧だ。

 クローツ王宮が集め、雨音に付かせた世話役の女性たち、といったほうがしっくりくる。

 なので、主人と言われても実感がないし、何をするべきなのか分からない。


「自分のために働いてくれる人を気遣うのは、当然だと思うのですが……」

「それができない者もいるということです。是非そのまま、良き女主人でいらしてください」

「努力します」


 そんな会話の後、迎賓館にある人を転送するための魔術陣の見学へ行くことになった。

 以前、雨音が魔力を暴発させた時、クリストフはこの魔術陣を使って迎賓館に来たとのことだった。

 道理で到着が早かったわけだ。

 迎賓館の地下にある部屋には、大きな転送魔術陣が刻まれた床があった。


「普段の移動では使わないんですか?」

「送るものが大きければ大きいほど消費する魔力量が増えるため、人の転送は頻繁にはできないのです」


 説明されてから目の前の魔術陣を見ると、たしかに魔力消費が大きい。

 緊急時くらいでないと、おいそれと使えるものではないだろう。

 ただ、雨音の目には不要な処理が組み込まれているように見えた。

 そこをもっとスリムな処理にすれば魔力消費も抑えられる気がする。


「なにか気になられることが?」

「ええと、この魔術陣はこの部屋に固定で置かれているものですよね?」

「はい、そうですね。王宮にある魔術陣と繋がっています」

「ここの魔術陣も王宮の魔術陣も、動くことはない。つまり座標が変わらないなら、座標の取得処理は必要ないかなと……」


 魔術陣そのものが移動するなら、お互いの座標を確認する処理は必須となるが、固定されているのなら座標は動かない。

 ならば、分かっている座標と識別子を魔術陣にあらかじめ渡してしまえば、その分の処理が不要になる。

 

「確かに。しかし、その座標を取得するには……。いや、座標取得の術式を独立させればいいのか」

「既存の術式を使えば座標のフォーマット形式を流用できるので、工数も抑えられます」

「魔術陣を設置する前に座標を取得して、送り先を直接書き込んでしまえば実現できるでしょう」

「あえて座標部分をブランク空白にしておいて、魔石などに刻んだ魔術陣の識別子と座標を都度はめ込むことで、一つの魔術陣で複数の転送先へ送れるようになりませんか?」

「それは! 理屈の上では可能です! 取得術式での座標の出力先を魔石に……」

「魔術陣のこの部分に魔石から引数を渡して……」


 二人で魔術談義に夢中になった結果、立ったまま小一時間ほど話し込んでしまっていた。

 その間、魔術の知識がない侍女たちは雨音たちが何を話しているのか分からないながらも、普段よりも生き生きとしている雨音を微笑ましく思っていたのだった。

 

「本日はここまでにいたしましょうか」

 

 クリストフの言葉に雨音は我に返る。


「すみません、長々と……」

「とんでもない。できることなら、技術局の者も混じえてお話したいくらいです。他になにか、ご不明な点はございますか?」


『戦争に利用されないためには、私はどうすればいいでしょうか?』


 そう聞けたらいいのだが、流石に直球で尋ねるわけもいかず、雨音は「今のところはありません」と答えるしかなかった。

 将軍・宰相側なのか、王太子側なのか。せめてそれだけでも確かめようと、胸中で謝りながらクリストフに虫をつける。

 少なからず信頼している人の行動を覗き見る行為は、雨音に罪悪感を覚えさせた。



 *・*・*・*・*



 雨音が何かに悩んでいるのことは、クリストフも気づいていた。

 技術局のある王宮に戻る馬車の中で、聖女の様子を思い起こす。


「やはり将軍の来訪で心労が……。いえ、王太子殿下に何か告げられた可能性もありますね。おや?」


 かすかな魔力の流れを感じて、あたりを見回す。

 揺れ防止や衝撃吸収など、馬車に搭載されている魔術陣以外の魔力だ。

 しばらく周りや自身を調べてようやく、服の裾に止まっている小さな薄灰色の虫を探し当てた。

 摘み上げて観察するも、見たことのない虫としか分からない。ただし、魔力を感じるのは確かだ。

 それなりに熟練の魔術師であるクリストフだから感知できたものの、経験の浅い魔術師では感知できないような少ない魔力量で、これだけ精巧な虫の姿を作り上げられるとなると、術者はかなりの手練れだ。


「持ち帰って調べたいところですが、王宮に持ち込むのは良くありませんね」

 

 何が仕込まれているか分からないものを、警備が厳しい王宮に入れる訳にはいかない。

 極々小規模な火炎魔術で焼くと虫はあっけなく燃えて灰も残らなかった。

 万が一を考えて虫の周りを覆っていた魔術障壁は全くの無駄だった。


「炸裂系の魔術陣は仕込まれていませんでしたか。私のような一介の魔術技師にまでこんなものが……。王都も物騒になりましたね」


 それにしても、誰が何の目的であの虫を自分に送ったのか。

 積極的に政治に関わることのない役職のクリストフは、政敵といえる人間が存在しない。

 せいぜい、出世欲が旺盛で自分を蹴落としたくて仕方のない部下くらいだが、何のための虫なのかも不明なので、その部下を疑うのも早計だ。

 あれこれと考えている間に馬車は王宮に到着し、クリストフは宰相と対面していた。

 恒例の報告である。

 

「余計なことは吹き込んでいないだろうな」


 今日の講義内容と聖女の様子を報告すると、宰相はそんなことを尋ねた。


「余計なこととは?」

「アレが迎賓館を抜け出したことは聞いているだろう。どうやって抜け出したのか調べてみれば、魔術を使ったというではないか」

「ああ、聖女様にお渡しした教本に、子供が隠れ鬼で使う認識阻害の術式がございましたね。素晴らしい応用力だ」

「何を感心している! 貴様が教本など与えたせいで私は、将軍に頼み込んで迎賓館へ行く羽目になったのだぞ!」


 正しくは、聖女に圧力をかけてほしい、と将軍に頼み込んだのだろう。

 宰相の座に付く前のバルトロメウスは今よりも穏やかな性格だったとクリストフは記憶しているが、悪い方向で将軍に影響されたらしく、気に入らないとすぐに声を荒げるようになってしまっていた。

 

「教本を使った講義も、聖女様にお渡しした教本も、クローツでは標準の魔術教育です。私はそれに沿ったに過ぎません」

「口答えをするな! お前がそんな態度だから、アレが付け上がるのだぞ! 魔術師風情が弁えろ!!」

 

 先程から聖女を物か動物のように言うバルトロメウスに、クリストフは眉をひそめた。

 

「まさか、聖女様にもそのようにおっしゃられたのですか? 聖女様のご協力がなければ、瘴気に対抗するなど不可能です。信頼関係を築くべき方をないがしろにするなど、何をお考えか」

「そんなことだから貴様らは無教養だというのだ。瘴気を消せるだけのただの女など、私のように高貴な者が管理しなければ増長して何をしでかすか分からんのだぞ」


 この言葉で、宰相には人として最低限の礼儀すら聖女に払うつもりがない、とクリストフは判断した。

 同時に、なぜクローツは聖人召喚を強行したのだろうかという、かねてからの疑問が膨れ上がる。

 

「次にアレが勝手な行動を起こすようなことがあれば、貴様の責任も問う。覚悟しておけ」

 

 返事すら許さずに出ていくように出て追い払われて、クリストフは廊下に出た。

 この国で宰相や将軍に目をつけられることは、死よりも過酷な生を意味する。

 しかし、魔術技師長は保身を悩む間もなく、自分のすべきことを定めた。

 そもそも二十年前、武人が幅を利かせるクローツに魔術を普及させてほしいという、先々王の招聘に答えた時点で暗殺や投獄の覚悟は済ませているのだ。

 今までは魔術の普及と研究を目的としていたために、あえて政治的な派閥からは距離をおいていた。

 だが、現在の魔術を更に発展させる知識と経験を持っている聖女が、ただ飼い殺されるのを見過ごす訳にはいかない。

 宰相と将軍と対立している王太子へ早急に接触するべく、クリストフは王太子派の貴族に連絡をつける算段を立て始めた。


 

 *・*・*・*・*

 

 

 聖女が魔術の講義を受けている間、タバサは訪れていた客人を見送っていた。

 待ちに待った神殿からの使者である。

 神殿長が聖女に面会する段取りについての相談だった。

 

 その連絡を受けた時、タバサは歓喜した。

 この世界を救う聖女が、狭く使用人も最低限の屋敷の一室に押し込められているのはありえない待遇だった。

 本来なら宮殿をいくつも持ち、そのそれぞれに多くの使用人を雇い、人々に敬われて何不自由ない生活を送るものだとタバサは考えている。

 そしてそんな聖女の最も近くに侍り、信頼され、クローツ宮廷でも一目置かれるようになるのが自分だ。

 そうなるためにも、神殿からの使者は渡りに船だった。

 

 正直に言って黒い噂の絶えない将軍や宰相は信用ができない。

 昨日の聖女への態度を見ても、とてもではないが待遇改善を望めるようなものではなかった。


 となれば、頼れるのは神殿だ。

 神殿は聖人に仕えるための組織だ。王宮が頼れないのなら神殿が聖女を守るべきだ。

 タバサはやってきた使者に聖女の不遇な環境と保護を切実に訴え、使者はそれを親身になって聞いてくれた。

 しかも、神殿秘蔵の霊薬を聖女のために持ち出してきてくれた。

 

 タバサの期待は否応なく膨らんでいく。これならきっと上手くいくと。

 貰ったものは少々使い勝手に癖のある薬だが、霊薬なのだからそれくらいは目をつぶろう。

 せめて自分が如何に聖女に尽くしているかのアピールに、この霊薬を使おうではないか。


 タバサの心酔と忠誠は本物だ。

 尽くす配下に主人が報いるのは当然のことで、見返りを求めることは悪ではない。

 ただそれを雨音は理解しておらず、タバサもそこに思い至っていない。

 タバサの忠誠は、偉大であると話に聞く聖人へのものであり、雨音個人へ向けるにはまだ出会ってからの時間が短すぎた。

 それに気づくこと無く、聖女の侍女頭は神殿の使者を乗せた馬車を見送ったのだった。

 

 迎賓館の門を出て角を曲がったところで、馬車に乗っている男は疲れたように息をつき、着ていたローブを脱いで座席に放り投げた。

 白地にグレーの糸で刺繍があるローブは神殿関係者が着用する、一般的なローブだ。


「コレを着てりゃあ神殿からだって信じるんだから、侍女頭っても単純なもんだな」


 同じく座席に掛けられていた上着を着れば、男は王都ならどこにでもいる下級官吏の姿になった。

 男は最近になって宰相に雇われた工作員でウォーカーと名乗っている。

 前に雇われていた男は侍女頭の懐柔に失敗したとかで解雇されたと聞いていた。

 宰相の遣いということで驕ったのか、高圧的に聖女の情報を要求したことで侍女頭に反感を持たれたらしい。

 

 馬鹿なことをしたものだとウォーカーはせせら笑う。

 あの侍女頭は自尊心が高く、自己顕示欲の塊だ。

 そんな女相手に権力を笠に着たところで敵愾心を持たれるだけだ。

 その証拠に、神殿からの遣いを名乗って友好的に下手に出れば、あっという間にこちらの術中にはまったでないか。

 プライドの高い聖女の側近ならば、丸め込むのが手っ取り早い。

 神殿を騙ったのは前任者の失敗から、宰相の関係者を名乗っては心証が悪いだろうと考えたからだ。


 他にも侍女頭については、夫の侯爵が事故で死亡していること、存命の義両親の金遣いが荒く多額の借金があること、借金を返すために出仕していること、そのせいで義両親とは不仲であることを掴んでいる。

 自尊心をくすぐり、特別な賞与をちらつかせれば、こちらの思いどおりに動かすのは簡単だ。

 これまでもウォーカーは多くのクローツ貴族を相手に仕事をしてきた自負がある。

 高位貴族とは言え、落ち目の侯爵夫人など手のひらで転がすのは造作もないと考えていた。


「仕込みは上々ってな。自分が何の薬を聖女サマに盛るのか知らねえんだから、幸せなもんだよ」

 

 ウォーカーは宰相から託された例の薬を、聖女のための特別な霊薬としてタバサに渡した。

 仰々しい言葉とともにタバサの忠誠心を称えて、「服用者には決して服用していると知られてはならない」などという怪しすぎる条件をあっさりと飲ませることに成功したのだ。

 心酔している聖女の為なら、タバサが他人に知られないように薬を食事に盛るだろう。

 聖女の侍女頭を手玉に取った工作員は、この見込みだけを外していた。

 

 

 *・*・*・*・*

 


 スープから異臭がする。

 クリストフが帰った後の昼食、雨音に出されたスープからは口に入れてはいけない系の匂いが漂っていた。

 何かが腐ったようなというか、ゴミ捨て場というか、そういう類の匂いだ。


「変わった香りのスープですね」

「そうお感じになられますか? こちらではごく普通のスープでございますよ」


 それとなく聞いてみても配膳してくれたエイダには微笑まれてしまった。

 なにかの嫌がらせだろうかと思うものの、迎賓館の従業員の心象を悪くしたような心当たりがない。

 ああでも、無断外出と昨日の将軍たちの件があるなあ。

 まあ偶々そう感じるスープが出てきたのかもしれないし、とスープには手を付けずに食事を済ませたのだが、夕食の魚料理ムニエルからも同じ異臭がしてくるとなると話は変わる。


 こういう時はキッチンに確認をするのが筋なのだろうが、聖女である雨音が「料理から妙な匂いが」などと言うと最悪、調理してくれた人がクビにされそうな気がする。

 ちょっとしたミスならば修正してくれればそれでよく、あまり大事にはしたくなかった。

 

 雨音がキッチンに行くのは良くないことのようで、何日か前に興味本位で見てみたいとタバサに言うと、ものすごく難色を示された。なのでこっそり尋ねに行くことも出来ない。

 というわけで、また盗聴虫の出番である。とりあえずキッチンの様子だけでも聞いてみよう。作ってよかった。

 雨音は手を付けなかったムニエルの皿の裏に、そっと虫を仕掛けた。


 食事を終えて部屋に戻り、浴室でターニャに髪を洗い始めてもらったあたりで、虫から人の声が聞こえ始める。

 食器を洗う音がするのでキッチンの人たちだろう。

 水で流されないように、虫をキッチンの棚の影に移動させてから耳を澄ませた。


『またキレイに残してるよ』

『バレてるんでしょうね、流石は聖女様だ』

『侍女頭サマが持ってきた青い瓶の怪しい薬でしょう? これみよがしに魚にかけたっていう』

『神殿が寄越してきた栄養剤って話だけど、どうだかね。本当に薬なら食事に混ぜるなんてことしないだろうに』

『でも毒なら、あたしらの前で入れないだろう? なんの薬なんだか』

『神殿の人が来たの? 菓子なんて焼いてないじゃない』

『湯も沸かしに来てないよ。聖女様のお客様なのに、茶も出してないんだよ、おかしくないかい?』

『聖女様には会ってないみたいだよ。何しに来たんだろうね』

『それ、本当に神殿の人?』

『ねえ! 大変!』


 切羽詰まった声が割り込んできて、おしゃべりと作業の音が一瞬止まった。


『どうしたんだい?』

『リタさんに言われたとおり、ネズミに残った魚料理を食べさせたんだけど、ネズミ、動かなくなったの……』

『まさか毒!?』

『ううん、生きてるの。息もしてるし、心臓も動いてるけど、目を開けたままピクリともしないの!』

「聖女様、どうかなさいましたか?」


 髪を洗い終わったターニャに話しかけられて、慌てて雨音は浴室に意識を戻した。

 

「――ぁ、ごめんなさい、少しぼんやりしてました」

「左様でございましたか。どうぞ、ごゆっくりお寛ぎくださいませ」

 

 ターニャが退室してから体を洗いながら、頭の中に響く声に集中する。


『死ぬような薬じゃないみたいだけど、人に飲ませて良いもんでもないね』

『どうします? 侍女頭サマに言います?』

『あのお貴族様があたしら下々の言うことを信じるとは思えないよ』

『聖女様が食べなきゃいいんでしょ、大丈夫じゃない? 昼も夜も薬入りの料理は食べてないんでしょう?』

『全部の皿に混ぜられたら、聖女様も食べなきゃならないじゃないか』

『そっか、聖女様も腹が減ってちゃ奇跡は起こせないもんね』

『聖女様に教えたりできないんですか?』

『高貴な方に勝手に話しかけたら連帯責任で全員クビだよ』

『クビで済めばいいけどね。この屋敷は変だから何があってもおかしくないよ。みんな、このことは黙ってな、良いね』


 上役らしい女性の声にまばらな返事があり、この話題は打ち切りとなったようだった。

 雨音は録音していた魔石を手の中で転がした。

 

 食事に混ぜられていた怪しい薬、知らされていない来客。

 戦争に利用されそうなこと、戦争をしたい国の将軍、宰相たちが自分を軟禁していること、宰相が侍女の誰かと繋がっていること。

 宰相と将軍が自分に何かをしようとしている音声も確認している。

 これらを考えると、このまま迎賓館に居るのは危険だった。

 今ままでの人生で謀略の類に縁のなかった雨音でも、ここまで揃えばまずいという結論に至る。

 

 一番良いのは将軍や宰相の手が届かないところへ逃げることだ。

 雨音がいなくなれば、聖女の存在を理由に戦争を起こすこともできないだろう。

 もう一度くらいなら迎賓館を抜け出すことはできる。

 しかし問題は、どこに身を寄せるかだった。

 候補として上がるのは王太子の屋敷なのだが、難癖をつけられて軍などに包囲されてしまえばひと溜まりもないだろう。


「クローツから出るのが理想かな。クローツの友好国じゃなくて、安定していて、できれば多くの国に影響力がある国。……どこだろ」


 雨音は大きく溜息をついた。

 こちらのことを何も知らないせいで肝心なことが分からない。

 切実に味方が欲しかった。

 

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