第一章 -旅のはじまりは、能力の目覚め時-
第一話 『記憶旅行 -メモリーサーバー-』
その日の夜のこと。私は親に勧められた『
「といってもさ、いつのところまで戻ればいいの?」
イマイチ思いつかないのが、どこにトラベルすべきなのかと言う点。
確かにほぼ全ての
モノは試しだな、と思い親に聞いてみた。
「うーん、結構前に君が話してた『
「やっぱそうだよね…、今まで以上に大変なことになりそうだけど、頑張ってみるよ。」
「うん、君なら感覚はまだ戻ってないけどあの病気には勝ったんだし、絶対できるよ!応援してる!」
「えへ、ありがと〜。」
いつも親には感謝しかない。いつも学校にいけてるのは親のおかげだ。
そして、私はソファーに座り、
まるで、猫のように眠ったふりをして…。
そうしてたどり着いた空間は、どこか生暖かい空気が流れ、ふかふかのベッドの上があり、その上に寝そべっていた。
そう、私の
初めて迷いついた時は、確か音の感覚が失われた時だったかな。それももう懐かしいものだ。
さてと、こんなふうに解説してる暇なんてないぞぉ、本題に入ろう。
「いつの
私が失なった
「環境音」、「音声」、「機械音」、「打撃、摩擦音」だ。
ほとんど同じようには見えるが、どれも似たようで全く違うものなのだ。
この四つが揃った頃には、必ずクラスのいじめ野郎に言い返せる時が来るのだろう。
「よし、まずは『環境音』の手がかりを探ろうかな。」
そう思い、「メモリーサーバー」と言う「
(大自然にピクニックへ行った時の
と思いつつ、結果を待つことにした。
20分がすぎ、結果は1件のみでてきた。
なんとギリギリ、音が入っている時期であった。
(やった!この
だけど、なぜか嫌な予感がした。この時に、私の身に何かあったに違いないと。
ダイブするって言うことは、その当時の私になって行動しながら進むから、
もし何かあったら、もう一回苦しみを味わうことになりそうだ。
だけど、いじめられるより、絶対こっちの方がいいと思い、
続く…。
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