第26話 お泊り

――――ふう......


湯船につかり、一息ついていた。


そこで、先程の光景が思い浮かんできた。





えーっと、確か.....結月さんと一緒に下校して....それからゲームをして....

それで....夕食の時間に、結月さんのお母さんから、おれの家に泊まればって........


(てか、やばくね!?)






夕食が終わって、現実逃避をするかのように浴室にダイブし、その事実をもみ消すかのようにシャンプーで頭を洗って、湯船につかっていたのだ。



(やばいやばい.....どうしよ.....!?)



急に結月さんが、自分の家に泊まるということになり、心臓がバクバクだ。

(しょうがないだろ......!!)



結月さんが、家に泊まりにくるのは、お互いがまだ幼い頃は、よくお泊まり会みたいなものをやっていたらしいが、全く覚えてない....



それぐらいのことなのだ!!



そこから、あまりにも長く湯船に浸かりすぎて、のぼせそうになりながら浴室を出た。





すると、結月さんが現れて、


「あ、わたるくん!!私もお風呂入ってくるね!!」


「は、はい...」


そういって、結月さんが自分の前を通りぬけた。


嵐みたいな人だな......




そう思いながら、リビングのソファーでゆっくりしていた。


すると、突然




「わたる、結月ちゃんを逃がしたらだめよ!!」

と急に母が現れ、そう言ってきた。


「ブーーーッ!!」


「今日、結月ちゃんに家に来てもらって、分かったの。」


「き、急に何言ってんだよ!!」


「だって、そうじゃない。あんな、いい子他にいないわよ?」


「そ、それはそうだけど....」


「結月ちゃんのこと好きなんじゃないの?」


「ぐっ......」


「まあ、その様子じゃまだまだ先になりそうね」


「うっ.....」


「でも、うかうかしてたらとられちゃうわよ」


「わ、わかってるよ、、、!!」


そう言って、リビングを抜け、自分の部屋に入り、




――――バタン


そうして、ドアを閉め、


ベットに飛び込んだ。


(俺だって、そんな事分かってるよ.....。結月さんが人気もので、すごい男子からもモテてることなんて....でも...でも.....今の関係を崩しかねるかもしれないのに、気持ちを伝えるなんて.....)
















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最近かなり忙しく、投稿頻度が遅くなり申し訳ありません........

お読みいただきありがとうございました!!良かったら、星、♡、フォロー、コメントも是非!!

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