第25話 嵐

ゲームの片付けを終え、階段を降りた。


すると、結月さんが、母の手伝いをしていた。


「結月ちゃん、ありがとね〜。」


「いえいえ、雫さん、私がお邪魔している側ですから。」


「そんなこと、気にしなくてもいいのに。結月ちゃんならいつでも歓迎よ!!

ね、わたる?」



「お、おれぇ?」

(おれに振らないでくれよ....母さん!!)



すると、結月さんが、

「あれ、わたるくんは嫌だった...?」


「い、いや!!嫌じゃないです....!!」


(絶対!!今、顔が赤くなってる........恥ずかしい.....)



すると、結月さんはほほえみながら、

「そっか、そっか,...フフ」



(母さん、ニヤニヤすんなよ......)


結月さんからは死角の場所でニヤけている母を見つけて、そう思った。






――――ガチャ


「ただいま〜。」

と、父さんの声が聞こえた。



母さんが、

「あ、ゆうたくん帰ってきた!!」


そして、父が食卓へとやってきて、

「お、今日は結月ちゃんが来てるのか〜。」


「はい!!お邪魔してます!!」


「ゆうたくん、おかえりなさい」


「ただいま、雫..」


そこで、二人は軽くハグをした。


「結月さんが来てるんだから、少しは遠慮してよ....」


「私は、全然大丈夫だよ!?うちの両親もそんな感じだし」



すると、母が、

「え!?凛ちゃんもこんな感じなの!?」


「はい!!ラブラブですよ〜」


「えぇ〜〜〜〜....凛ちゃんにもそんな一面あるんだ.....」




そうして、お互いの家について、少し話し合った。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





そして、一息つき、母さんが、

「よし、じゃあ、ごはん食べよっか!!」



「そうですね!!」




みんなで、

「「「「いただきま〜す」」」」



昔話に花を咲かせながら、夕食をとっていた。





すると、突然

――――プルルr


結月さんが、

「あれ、お母さんだ....どうしたんだろ。すいません、少し電話してきますね。」

そう言って、席を外した。



母が、

「凛ちゃん何か、あったのかなぁ....」


自分も心の中で

(どうしたんだろ.....)



そいて、10分ほどすると、結月さんが帰ってきた。


すると、神妙な面持ちに見えた。


「結月ちゃん....凛ちゃんが何かあったの....?」


「はい......実は....」


「え!?」


(え........)



「えーっと....実は....母が今日帰れそうにないって......それで、私....家の鍵も持ってないので....今日は、わたるくんの家に泊まりなって、母から....」



「えぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」


家中に響きわたるくらいの声で叫んだ。




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投稿が遅れました....申し訳ありません....

お読みいただきありがとうございました!!なんと、☆400突破しました.....(泣)

感謝しかありません!!これからもよろしくお願いします.....

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