【第二章連載中！！】結婚10周年を迎えた妻がグイグイ積極的になっている件

第22話 行事予定

入学して数日が経ち、かなりクラスにも馴染め、楽しく今日も学校へ向かおうと、家の玄関を開けたその時だった。

「あ、わたるくん！！おはよう！！」

「え！？結月さん！！おはようございます！！」

「うふふ...。来ちゃった...テヘ」

と、恥ずかしそうに、笑った。

(ぐはぁ.....今日はまだ学校が始まってないのに、こんな所でカロリーを消費するなんて.....)

「き、今日は、どうして....?」

「だ、大丈夫...?どこか、体調でも悪い...?」

「い、いえ、大丈夫です...。」

「そ、そう....？えーっと、今日来た理由かぁ〜....う〜ん...わたるくんに会いたかったからかな....？」

(ぐはぁ....だめだ...落ち着くんだ、結月さんは、少し天然なところがあるから、惑わされちゃだめだ！！)

「あ、ありがとうございます....」

「いえいえ...フフ」

「あ、そうだ！！わたるくんって、何組だったの？」

「えーっと、僕は...二組でした。」

「え！！私と同じだ！！」

「え！？ホントですか！！」

「うん。じゃあ、体育祭でも同じチームだね！！」

「え...体育祭？」

「あれ...？担任の先生から、入学式の日に説明がなかった...?あと、一ヶ月ぐらいであるんだけど...」

そう言われ、記憶をたどると思い出した。

「あ！！そうだった！！」

「あはは..面白いね、わたるくん。でも、先生の話はちゃんと聞かないとダメだよ？」

「は、はい....」

「うん...分かったなら、ヨシ！！頭も撫でてあげるよ、ほらヨシヨシ。」

(ぐはぁ.....嬉しいけど....この人、ほんとに自然でやってくるから...)

そうして、二人で他愛もない話をしながら学校へ向かい、着いたところで、

「じゃあ、わたるくん！！私、こっちだから！！今日もがんばろうね！！」

「はい、結月さん！！」

今日は特段にがんばれそうな気がした。

実際に、今日は、いつもより集中して授業に取り組むことができた。

(結月さんのパワー恐るべし.....これは、凶暴だ.........)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜お読みいただきありがとうございました！！

実は、ラブコメではないんですが...新作をつい先日から公開していて.....そちらも、一読していただければ、嬉しいです！！

良かったら、星、♡、フォロー、コメントも是非！