第17話 *雫視点8

私は、ここ数日で分かったことがある。



――――――最近の....ゆうたくん、ちょっとSっぽくない......?


い、い、いや.....全然悪くないんだよ!?全然!!

(むしろ....そっちも悪くないというか......なんというか.....

―――――って!!それは、置いといて!!)


そ、その...もちろん、私も最近は、積極的に行動しているつもりだよ!?


で、でも...昨日の、ショッピングモールで、私の下着を買って、その帰り道のときだって!!



だ、だって...ラ、ラ◯ホテルに連れていかれた....


で、でも、聞いて!!みんな!!(あれ...?誰に言ってるんだろ....)


''そういう''所に行くのだって久しぶりだったから!!


だから、その...ついつい....


ゆうたくんが、ラ◯ホテルに、来ただけで、中には入らないって言われたときに、

ついつい、ムキになちゃって......


だ、大丈夫だよね!?


凛ちゃんに連絡したら、

『あなた....すごい強引になってるわね...』


って!!


『え...嫌われないよね...!?』


『なんで、嫌われるのよ。』


『だ、だって...』


『何をいまさら。それくらい強引くらいなのがいいわよ。ほんとうは、それくらい’’積極的’’にいきたいくせに。』


『う、う、うるさい!!凛ちゃんのいじわる!!』


『ほんとのことでしょ?』


『うっ...』


『まあ、それは置いといて、今週末あたりに私と、私の夫と、あなた達の4人で飲みにでもいかない?久しぶりに。』


『大事なことを置いていかれた気がするけど...

全然、私は大丈夫!!多分、ゆうたくんも大丈夫だと思うよ!!』


『そう、それなら良かった。まあ、この4人は、雫とはずっと前から知ってたけど、新井とか、私の夫は高校時代からの縁だし、話も弾むと思うわ。』


『そうだね!!』


『あと、少し話したいこともあるし。』


『え!?何!?』


『まあまあ、落ち着きなさい。ちゃんと話すから。』


『えー。気になるなぁー。』


『ごめんなさいね。じゃあ、またね。』


『うん。』


『はーい。もっと、強引になってもいいとおもうわよ。』


この一文をみて、顔が赤くなった。

(そう言われたら、意識しちゃうじゃん!!)


と、考えていると、

(あ、ゆうたくんに言っとかないと!!)


そこで、ゆうたくんのいるリビングへと向かって、


「ね、ねえ、ゆうたくん...?」


「うん?」


「凛ちゃんが今週末、お互いの夫婦で、飲みに行かない?って誘われたんだけど...」


「え!?久しぶりだなぁ〜。全然良いよ行こうよ!!」


「そっか、良かった!!」



そうして、週末を楽しみにしながら、一日をすごした。








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜お読みいただきありがとうございました。執筆のモチベーションにつながるので、ぜひ、★、♡、フォロー、コメントなど、お願いいたします!!

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