第13話 *雫視点7
〜〜〜〜〜〜〜作者より〜〜〜〜〜〜〜〜〜
このエピソードは、前話の雫視点の続きとなっております。^ ^
お楽しみください!!
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それから、私はこれからどうしようか考えた....。
そこで、凛ちゃんに連絡を取ることに決めた。
その時、
―――ガサッ
ゆうたくんが目覚め、布団から出る音が聞こえたので、つい寝たフリをしてしまった。
(ゆうたくん起きちゃった....いつもなら、私が先に起きるはずなのに、どうして.....)
(あっ...........)
思い当たる節があり、顔が赤くなっている自覚があったので、ゆうたくんと反対の方向を向くために、寝返りを打った。
(だって、しょうがないじゃん.......その....激しかったんだもん.......)
ここで、また顔が赤くなる自覚があった。
すると、
「あれ、雫まだ寝てんのか...」
(ううん....!!ほんとは起きてるの....ごめんなさい.....)
「雫どうしたんだろ.....」
(それでも、気にかけてくれるゆうたくん.....好き.......)
ゆうたくんが、寝室から出ていったのを確認した私は、スマホを操作し、
『凛ちゃん!!上手くいったよ!!』
するとすぐに、
『よかったわね。』
『凛ちゃんのおかげだよ!!』
『そんなことないわ。実際行動したのはあなただもの。ていうか、新井も男なら向こうから誘いなさいよね!!』
『凛ちゃん...そんなに言わないで....私が冷たく今まで接しちゃったから..』
『あんたもよ!!まあ、お互い変わり者どうし気が合ってるわ。』
『『変わり者』って!?』
『いや、どこからどう見てもそうでしょ』
『私って、変かな!?』
『えぇ、かなりね。まあ、そこらへんがあなたらしくて良いと思うわよ。』
『え、それ褒めてるの...?まあいっか!』
『で?????』
『『で????』ってなに!?』
なんか、昨日のデジャヴを感じるような.....
『一回成功しただけじゃだめでしょ。次、どうするかを考えないと。じゃないと、あなた、その度に私に助けを求めるの?』
『そ、そ、それは.....』
『でしょ?』
『じゃあ、どうすればいいの!?』
『そうね....。昨日を振り返ってみて、自分が良かったと思うポイントはないの?』
『えぇー.....そうだなぁ.....下着とか.....?』
『でた....』
『『でた....』ってなに!?』
『ごめん、ごめん、あなたが''変態さん''だってことまた忘れちゃってたわ』
すると、これを見て、顔が赤くなっていくのを感じながら、
『ち、ち、ちがうよ!?』
『はいはい。もういいわよ。言い訳しなくても。知ってるから。』
『本当に違うんだから!?』
『分かったわよ。まあいいじゃない。下着が良かったと思うなら、それをどう活かすかね。』
『凛ちゃん!!どうすればいいの!!詳しく教えて!!』
『なんか、今までのやり取りをみると、私がすごい経験豊富みたいなんだけど......』
『え、でも....凛ちゃんも旦那さんと....』
『う、う、うるさい!!教えないわよ!!』
『ごめん!!凛ちゃん!!謝るから教えて!?』
『まあ、許してあげるけど.....。そうね、一緒に下着でも買いに行けば?』
『え!?そんなの、恥ずかしすぎて無理でしょ!?』
『じゃあ、もうだめね。』
『そ、そ、そんな.....』
『あなた、積極的になりたいんでしょ?』
『う、うん....』
『じゃあ、頑張りなさい。しかも、向こうの好みだって、知れるじゃない。』
『た、た、確かに....』
『チョロい.....』
『ち、ち、チョロいって!!そんなに、軽い女じゃないよ!!』
『どこがよ。新井のことになったら、どこまでもバカになるくせに』
『だって..ゆうたくんが好きでたまらなんだもん......』
『朝から惚気話はいいわよ!!ブラックコーヒーが飲みたくなってきたわ。まあ、そういうわけだから、頑張りなさい。』
と、そこで、連絡が途絶えた。
―――やるしかないの......?
恥ずかしいけど....
ゆうたくんの好みの下着が分かるなら....
―――って!!
その事しか、頭にないみたいじゃない!!
まあ、実際そうというか.......
頑張るしかないか......
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